本記事には、特定の作品、団体、個人等を貶す意図は一切ございません。
どうも、ありつむぎです。
今回は、タイトルにもある通り漫画関連の炎上事件を4件紹介します。
月曜日のたわわや宇崎ちゃんなど、注目度の高い漫画に関する事件も簡単にまとめているので、よければご一読ください。
月曜日のたわわ
月曜日のたわわは、漫画家の「比村奇石(ひむらきせき)」さんによって描かれた現代社会を舞台にした漫画のタイトル名です。
この漫画が公開されたきっかけは、2015年に比村さんが「月曜朝の社畜諸兄にたわわをお届けします」という書き込みと共にTwitterにアップロードした、水着を着用したツインテールの少女の1枚のイラストとなっています。
そして、このイラストを見た多くの社会人のネットユーザーたちから「会社に向かう憂鬱さが軽減された」というコメントを寄せられたことで、比村さんは毎週月曜日にイラストを公開するようになりました。
2020年になると、比村さんは大きな胸を持つ女子高生が自身の胸と外見のかわいさで全国の読者を癒す漫画、月曜日のたわわを描き始めました。
ところが、この漫画を宣伝する広告が大々的に公開され始めた際。
突如として、一部のネットユーザーが、この漫画とその広告に対する怒りや不満、嫌悪感をむき出しにしたツイートを投稿したことで、この漫画は大いに炎上してしまいました。また、ネット上では月曜日のたわわに関する論争が巻き起こり、一時期はTwitterの話題を独占し続けていました。
なお、真偽は不明ですが、あるデータによると月曜日のたわわを批判した多くのネットユーザーは40代の女性であったとのこと。
そして、それを受けたネットユーザーたちは、そんな彼女たちをまとめて批判するために、月曜日のたわわをもじって「更年期のしわわ」という破壊力抜群の造語を考案しています。
月曜日のたわわは以下のサイトから購入可能です。サイトの検索窓に「月曜日のたわわ」と入力もしくはコピペするとヒットします。無料サンプルもあります。
ギャラクシーコミックの利用方法は以下の記事で紹介しています。
宇崎ちゃんは遊びたい!
宇崎(うざき)ちゃんは遊びたい!は、2017年に、ウェブ漫画の配信サイト「ドラドラドラゴンエイジ」での連載と共に単行本が発売された現代社会を舞台とした漫画です。
この漫画は、主人公の大学3年生の男性「桜井真一(しんいち)」と、自身の後輩である、ハイテンションな性格とボリューム感のある大きな両胸が特徴的な大学2年生の女性「宇崎花」が繰り広げるラブコメディとなっています。
そんなこの漫画の人気は非常に高く、2020年には宇崎ちゃんは遊びたい!のアニメが放送され、累計発行部数は、2021年8月時点で電子書籍版を含めて190万部を突破しました。
また、2019年には「赤十字血液センター」とコラボレーション企画を行い、宇崎ちゃんは遊びたい!の単行本3巻の表紙である、笑顔を浮かべた宇崎花のイラストを使用して作られたポスターが公開されました。
それと同時に、献血協力者にオリジナルのクリアファイルを配布するというキャンペーンを行った結果、献血者や献血量が前年と比べて大幅に増加したと言います。
ですが、このコラボ企画のポスターを見たとあるアメリカ人男性がポスターの写真をアップロードすると共に、ポスターに関する批判的なツイートをTwitterに投稿したのです。
加えて、とある日本の女性弁護士が自身のTwitterアカウントで「公共空間でセクハラしているようなものですよ」とツイートしたため、このポスターはネット上で大炎上してしまいました。
そして、一時期のネット上では
- 「多くのネットユーザーたちがポスターに関する言い争いを繰り広げる」
- 「ポスターを毛嫌いする一部のネットユーザーが、抗議の意を示すために献血拒否の呼びかけを行う」
というこの世の地獄のような光景が露わになりました。
そんな中、日本赤十字社は「セクシャルハラスメントという認識は持っておりません」と答えています。
美味しんぼ鼻血事件
美味しんぼは、1983年に漫画雑誌「ビッグコミックスピリッツ」で連載が始まった人気グルメ漫画です。
この漫画は、主人公の男性「山岡士郎(しろう)」と、同じく主人公の女性の「栗田ゆう子」が、食というテーマをきっかけに多くの人と交流していく様子が描かれています。
ですが、その一方で美味しんぼの原作者である「雁屋哲(かりやてつ)さん」の独自の考えの元、食とは無関係なあらゆる出来事を批判する物語も公開されるようになりました。そのため、しばしば読者から抗議の声が寄せられていました。
そんな美味しんぼの第604話である「福島の真実その22」という回では、士郎たちが東日本大震災の被災地の福島県の「福島第一原発」に足を運び、その後、士郎が原因不明の体調不良を訴えながら鼻血を流すシーンが見られました。
さらに、この回に登場した、かつて福島県双葉町(ふたばまち)の代表を務めていた井戸川克隆(かつたか)さん。彼は作中において「福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです」と語ったのです。
こうしたことから、この回を読んだ読者から「風評被害を助長する内容ではないか」という抗議の声が編集部に寄せられて炎上騒動に発展しました。
さらに、双葉町は美味しんぼの出版社の「小学館」に抗議文を送ったことを明かしました。それと共に「福島県の農産物はもう買わない」「福島県に住むことができない」といった抗議のメールが寄せられたことを明かしています。
そして、こうした事態を受けたビッグコミックスピリッツの編集部は、「ご批判、お怒りは真摯に受け止めて、表現のあり方を今一度見直していく」と話すと共に、美味しんぼを一時的に休載することを発表しました。
なお、雁屋さんによると、漫画を描くために2011年11月から2013年3月にかけて福島県に自ら足を運んで取材を行ったそうです。
そして、取材終了後に家族と夕食を食べている時、突然自身の鼻から血が流れ出てきたと言います。さらに、原因不明の体調不良にも襲われたためまともに漫画の執筆ができなくったとのこと。
その後、この事態を井戸川さんに話したところ「双葉町の人たちも同じような症状で苦しんでいる」と教えてもらったのだそうです。
しかしながら、現在も鼻血や体調不良の真偽に関する情報は錯綜しており、どの情報が正解なのかさえも明確に分かっていません。
ジャンプ漫画の編集事件
この事件は、2019年に大学生の女性のネットユーザーのあるツイートから始まりました。
この人物は、自身のTwitterアカウントを使用して「週刊少年ジャンプ」を刊行している会社「集英社」のスタッフによる企業説明会に参加したことを明かしています。
さらに「女性はジャンプ漫画の編集にはなれませんか?」と質問したそうです。
その質問を受けたスタッフは「前例が無い訳ではありませんが、週刊少年ジャンプの編集には「少年の心」が分かる人でないと……」と言われたのだそうです。
そして、この時女性は怒りを覚えたそうで、Twitter上に「絶対許せない」「女に少年漫画は理解出来ないと直接言われたの一生引き摺るな」などと書き綴っています。
すると、後に、このツイートを見つけた多くのネットユーザーから「少年の心」という言葉の意味に関する意見や批判がなだれ込んできました。そして、この女性のツイートは炎上してしてしまったのです。
また「集英社は企業説明会を行っていない。だから女性のツイートはでたらめだ」という声や、この女性の過去のツイートを掘り返して、その内容の問題点を指摘する声もあがり始めたため、事態は混沌を極めていきました。
しかし、女性のツイートは事実で、集英社のスタッフが少年の心に関する質疑応答に応じたことが明らかになっています。
なお、集英社はネットニュースを掲載しているメディアの取材に対してこう答えました。
「過去には、自社が刊行している雑誌「週刊ヤングジャンプ」の編集者として女性スタッフが在籍していたことがある」
さらに、読者である少年の気持ちが理解出来るのであれば、女性でも編集者になれる可能性があるとも明かしています。
最後に
以上で解説を終了します。ここまで読んでいただきありがとうございました。
提供:キリン【考察系youtuber】
https://www.youtube.com/watch?v=FZ5-YZUfJJY&t=584s