本記事には、特定の作品、団体、個人等を貶す意図は一切ございません。
どうも、ありつむぎです。
今回は、タイトルにもある通りアニメの炎上事件を4件紹介します。
改悪と酷評されたアニメや声優業界のいじめ騒動など、注目度の高いアニメに関する事件も簡単にまとめているので、よければご一読ください。
生徒会の一存
生徒会の一存は、2009年に放送された日常系アニメです。
このアニメの主人公は、舞台となる架空の学校「碧陽(へきよう)学園」の生徒会副会長を務める「杉崎鍵」という少年です。
そして、ストーリーの内容は、鍵と同じく生徒会に所属する「桜野くりむ」「紅葉知弦(あかばちづる)」「椎名深夏(しいなみなつ)」「椎名真冬(しいなまふゆ)」といったヒロインと共に学園内で日常生活を送るというものとなっています。
そんなこのアニメは、「ドラゴンボール」「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」「ひぐらしのなく頃に」「けいおん!」などの数多くの人気作品のパロディを大量に盛り込みながら独自のギャグ路線を突っ走っていました。
これによって当時の視聴者たちを釘付けにし、絶大な支持を獲得していました。
そして、2012年にはアニメの第二期に相当する「生徒会の一存 Lv.2」の放送が決まり、視聴者たちは期待を寄せていたのですが、なんと、生徒会の一存 Lv.2に登場する真冬と知弦の声優が変更されていたのです。
この変更の理由は、当時のアニメの制作会社が、アニメの声優を日本の芸能事務所「プロダクション・エ-ス」に所属している人物だけで編成し、後にそれらの声優が出演するアニメのイベントをスムーズに進めようと考えていたからとのこと。
そのため、プロダクション・エ-スを辞めた真冬役の声優と、別の事務所に所属していた知弦役の声優が切られることになったのですが、この変更に対し、当時の視聴者たちは怒りの声をあげました。
さらに、生徒会の一存 Lv.2の内容は、生徒会の一存の持ち味であるギャグやパロディ要素が大幅に削られた無味乾燥なものとなっています。
そのため、後に発売された生徒会の一存 Lv.2のDVDの売り上げは、生徒会の一存のDVDの売り上げを大幅に下回ることになったようです。
艦隊これくしょん -艦これ-
艦隊これくしょん -艦これ-は、2013年に配信された大人気ブラウザゲーム「艦隊これくしょん〜艦これ〜」を原作とした、2015年に放送されたアニメです。
まず、このアニメの世界には、第二次世界大戦中に海上で戦いに明け暮れていた「駆逐艦(くちくかん)」「軽巡洋艦(けいじゅんようかん)」「戦艦」などの擬人化である高い戦闘力を誇る女性キャラクター「艦娘(かんむす)」と、艦娘の宿敵である「深海棲艦(せいかん)」が多数存在しています。
そして、このアニメは、そんな艦娘たちが深海棲艦との激戦を繰り広げる様子や、戦闘の束の間の休息に、艦娘たちが互いに心温まるコミュニケーションを取る様子などが描かれています。炎上する要素は存在しないと思うかもしれません。
しかし、アニメの第3話の放送をきっかけに、このアニメは大いに炎上することになりました。
というのも、第3話の終盤では、主人公と共に海上で戦っていた艦娘の1人「如月(きさらぎ)」が、上空から襲い掛かってきた敵の攻撃を受けて致命傷を負い、誰にも助けられることなく海の底に沈むという、擁護出来ない鬱展開が待ち受けていたのです。
如月の悲劇については以下の記事でも取り上げています。
そのため、当時のTwitterではこのアニメの制作者に対する批判の声が相次ぎます。
如月の活躍シーンを楽しみにしていた人たちからは、このアニメのその後のストーリーが楽しめなくなったと嘆きの声が響き渡りました。
なお、第3話以降の回では
- 「お粗末なストーリー展開」
- 「ストーリーで見られる不可解な矛盾点」
- 「意味不明すぎるキャラクターの行動」
といった数多くの粗が見られるようになり、最終話に至るまでグダグダとした展開が続いたと多くの視聴者から酷評され、反感を買うことになりました。
こうしたことから、いつしかこのアニメは、ニコニコ動画に投稿された「魔理沙(まりさ)とアリスのクッキーKiss」、通称「クッキー☆」というボイスドラマと比較されるようになりました。
このボイスドラマの視聴者からは、ストーリー、声優の演技、キャラクターの作画などが酷評されています。
そして、一部の視聴者は、艦隊これくしょん -艦これ-は多くの金をつぎ込まれて制作されたという事情を踏まえた上で、艦隊これくしょん -艦これ-を「金のかかったクッキー☆」と揶揄するようになりました。
約束のネバーランド
約束のネバーランドは、2019年に放送された、漫画を原作としたダーク・ファンタジーアニメです。
このアニメは、舞台となる2045年の地球に建設された、親のいない子どもたちが暮らす孤児院「グレイス=フィールドハウス」となっています。その施設では、高い頭脳と運動神経を誇る主人公の少女「エマ」とその友人の少年「ノーマン」「レイ」の他、親を失った大勢の子供たちが暮らしていました。
しかし、グレイス=フィールドハウスの本当の姿は、このアニメに存在している人間を食用にする異形の生物「鬼」が効率的に人間を食べるための農園だったのです。
こうした事実を知ったエマは、ノーマンとレイの協力を受けつつ、勇気をもって死の運命に抗っていきます。
そんなこのアニメは
- 「原作を忠実に再現した展開」
- 「丁寧に描かれた作画とキャラクターの心理描写」
- 「緊張感のある演出」
などのアニメとしての面白さが詰め込まれており、当時の視聴者から絶大な支持を得ていました。
しかし、2021年に放送された第二期ではその評価が一変することになります。
というのも
- 「ストーリーの重要人物を登場させない展開の採用」
- 「原作の重要なシーンやセリフの大幅カット」
- 「原作を無視したオリジナルの展開の採用」
などの制作会社によるストーリーの改変が見られるようになったのです。
また、作画の手間を削減するためだったのか、第二期の最終回の一部は「BGMを流しつつ静止画を数枚表示させる」というスライドショーのような形式で放送されました。
そのため、多くの視聴者たちから「改悪のネバーランド」と罵倒されてしまいました。
ココロコネクト
ココロコネクトは、2012年に放送された学園青春アニメです。
このアニメの主人公は、現代の学校「私立山星高校」に通い、その高校にある「文化研究部」という部活に所属する男子生徒「八重樫太一(やえがしたいち)」です。
そして、彼は同じ文化研究部に所属するメンバーと共に、遭遇した不可思議な現象に巻き込まれながら日常生活を送ることになります。
このように、アニメの内容に炎上する要素はまったく見当たりません。
ですが、かつて公式はこのアニメの第1話の一部をテレビで放送する前に公開する、いわゆる「先行上映会」を行いつつ、ココロコネクトに携わっていない男性声優「I氏」に対してあるドッキリを仕掛けていました。
そのドッキリの内容は、何も知らないI氏にアニメ本編には登場しない完全オリジナルキャラクターの声優のオーディションを受けさせるというものでした。
そして、先行上映会の観客の前でその様子を映し出しながら「I氏が受けたオーディションはウソである」「オーディションで演じたキャラクターはアニメには登場しない」と種明かしをしています。
そして、そのドッキリの終了後、公式はI氏にココロコネクトを宣伝するために全国を駆け巡ることを要求し、I氏は逆らう間もなく行動に移しました。
さらに、アニメの宣伝をしながら公式から与えられた「ココロコネクトの痛車を発見して写真を撮り、ホームページにアップロードする」「アニメの最終回の放送までにココロコネクトの公式Twitterのフォロワー数を2万人にする」といったミッションもこなし続けていたと言います。
なお、このドッキリの公開当初はそれほど問題視されなかったそうです。
ですが、後にこのドッキリのあまりの酷さから大炎上し、一部のネットユーザーは強烈な嫌味を込めて、この一連の事態を「イジメコネクト」と呼ぶようになりました。
なお、この炎上を受けた公式と先行上映会に参加した複数名の声優は謝罪しています。
最後に
以上で解説を終了します。ここまで読んでいただきありがとうございました。
提供:キリン【考察系youtuber】
https://www.youtube.com/watch?v=A39DCpZ3tvA&t=576s
なお、今回紹介したアニメは全てU-NEXTというサービスで視聴可能です。
以下にリンクを掲載しておきます。
![](https://www.image-rentracks.com/unext/trial/movie_728_90.jpg)