この記事は、雑学を紹介し読者の知的好奇心を満たすためだけに制作されたコンテンツです。
この記事は、陰謀論を肯定するコンテンツでははなく雑学を紹介するコンテンツです。
投稿者は陰謀論を信じておらず、この記事を使用し陰謀論を拡散する意図もありません。
それらを踏まえたうえでお読みください。
どうも、ありつむぎです。
今回は、水槽の中の脳を筆頭にこの世の中は仮想現実である可能性を示す思想実験や仮説のような、怖いけれど興味深い雑学をの3つをそれぞれ簡単に取り上げていきます。
水槽の中の脳
水槽の中の脳は、1982年にヒラリー・パトナムによって定式化された仮説および思考実験です。パトナムはアメリカの哲学者です。
これは水槽脳仮説とも呼ばれ、水槽の脳、培養槽に浮かぶ脳、桶の中の脳などと訳されることがあります。
この仮説は自分が体験しているこの世界の全ての事象は、培養液で満たした水槽に浮かぶ脳が感じているバーチャルリアリティの可能性を疑う内容となっています。
さらに詳しく言うと
- 人々は脳以外何もない一方で、体があるという妄想に囚われている
- 脳の神経細胞は、脳波をコントロール可能なコンピューターの配線で繋がれている
といった仮説となっています。
そのため、この世のあらゆる事象は水槽の中の脳が感じている刺激の1つに過ぎないのかもしれません。
この他にも
この世と全ての事象は水槽の中の脳が感じている単なる錯覚ではないのでしょうか?
仮にこの世が実在する場合、あなたは本当にこの世に存在しているのでしょうか?
水槽の中の脳を完全に否定できる根拠はあるのでしょうか?
といったように、水槽の中の脳はこの世の存在を含むあらゆる事象を懐疑的に見る仮説となっています。
ただし、この仮説は現在も証明できていません。
世界五分前仮説
世界五分前仮説は、バートランド・ラッセルによって提唱された仮説です。ラッセルはイギリスの哲学者です。
かつて、この仮説は涼宮ハルヒの憂鬱の作中で触れられたことがあるため、名称のみ知っているという人もいるかもしれません。
これは世界は5分前に始まった可能性を指摘する仮説となっています。
即ち5分以上前の記憶や出来事は全て5分前に作られたという可能性です。
そのため、「5分以上前から存在する生き物や建物などは全てその状態で5分前に再現され、現在に反映されている」かもしれません。
こうしたことから、タイマーで時間を計り5分以上経過した場合、そのタイマーも「5分以上経過した状態で5分前に作られたもの」と考えることができるのでしょう。
さらに、あなたが5分以上風景を眺めながら電車やバスに乗っていた時、その出来事は過去の情報を元にそっくりそのまま5分前に全て作られたという可能性も生じます。
また、この仮説を支持した場合に限りますが、5分以上前に作られた画像、動画、番組などのコンテンツも、5分以上前の情報を元に全て5分前に再現されるとも考えられます。
そして、この仮説を突き詰めるとこのようにも考えられるようです。
- 全ての人は5分以上分前の記憶と肉体がある状態で誕生した
- この世界は、5分以上前の全ての情報を使用し5分前に創造された
あくまでそのように考えられているだけであるため、鵜呑みにしないでください。
なお、現時点においてこの仮説の証明は不可能であると同時に確実に否定できないとされています。
二重スリット実験
二重スリット実験はトーマス・ヤングが行った実験の名称です。ヤングはイギリス人の物理学者です。
元々この実験は思想実験でしたが、後にドイツやイタリアの大学が実行に移しています。
日本では、電子部品や電子機器の製造と販売をする「浜松ホトニクス」という会社が行いました。
二重スリット実験は粒子と波動の二重性を典型的に示す実験です。
実験方法は、縦に2本のスリット(スリットは英語で「隙間」という意味)がある板と、その奥に設置した粘着性のある板、そして粒子が発砲可能な銃を用意し、奥の板に向かって粒子を数発放つというものでした。
この結果として粒子は隙間に合わせて2本の縦縞を形成しました。
奥の板を感光紙に変えて粒子の代わりに光を使用した際、光は波紋のように広がっていき、感光紙にストライプ状の縦縞模様を形成しました。
これら以外にも、電子銃を使った実験も行われています。
電子は粒であるため、奥の板には2本の縞模様ができると想像できるでしょう。
ところが、この時放たれた電子は不可解にも光と同じくストライプ状の筋を板の上に作り上げたのです。
また、2回目の実験において学者達が観測している時電子は粒子と同じように2本の縦縞を作り上げました。
そのため、学者達の間で「電子は粒としての性質と波としての性質の2つを併せ持っている」と考えられ始めました。
ですが、この時の電子は人に見られていることを分かっていたかのように形を変えたため、電子には意思があると感じられる結果にもなりました。
当然、シンプルに実験方法が間違っていたとも言えるかもしれません。
ただ、少々飛躍した考えではあるものの、二重スリット実験の結果からこのように考えることも可能です。
- 人が認識していないあらゆる物事は自在に性質を作り変えることが可能
- この世の全ての事象は人が認識することで成立している
世界五分前仮説と同様に、あくまでそのように考えられるだけであるため断言はできません。
なお、全ての人は原子という小さな粒の集合体として知られています。
例として、体重70kgの男性は約7000京の原子で構成されています。そして、原子は原子核とその周りを回る電子から構成されています。
そのため、体を構成する電子に何らかの変化が生じた場合、その人の肉体は突如として崩壊するかもしれません。
これは投稿者の妄想です。真に受けないようお願いします。
なお、後に二重スリット実験は世界でもっとも美しい実験と評されましたが、この実験結果について懐疑的な意見もあります。
最後に
内容は以上です。
今回紹介した内容は信じ込まず、ただの雑学として知っていただければと思います。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。