どうも、ありつむぎです。
今回の記事で取り上げるのは、近年問題になっている転売ヤーが撃沈した事件です。炎上した訳ではありませんが、ざまあと言えるような内容が多いので書いていきます。
それでは、以下より本編に移ります。
ポケモンカード転売事件
「株式会社ポケモン」から発売されているトレーディングカードゲーム「ポケモンカード」
その名の通り、カードにはポケモンやポケモントレーナーの他、ポケモンのゲーム内に登場するアイテムのイラストと特殊効果が記載されており、それらのカードを集めてオリジナルのデッキを組むことで、友人と対戦を楽しむことが出来ます。
また、それぞれのポケモンカードには、通常レアリティであるUC(アンコモン)の他、きらびやかかつ独自の加工が施されたSR(スーパーレア)、HR(ハイパーレア)、UR(ウルトラレア)などのレアリティがあり、コレクションとしても人気を集めています。
個人的にはアセロラの予感のSRのデザインが好きです。
ところが、2018年ごろからポケモンカードの人気に目を付けた転売ヤーたちが騒ぎ始めました。
転売ヤーたちは、ポケモンカードの新たなシリーズが発売されると迅速に店に押し寄せて、カードが数枚封入されているパックが複数入ったボックスを大量に購入していきました。それから、定価を大きく上回る高額な値段を付け、メルカリを含む様々なフリマアプリに転売するようになったのです。
また、こうした転売ヤー以外にも、実物を販売せずに印刷したカードの画像だけを送り届ける者や、レアカードをボックスから抜き取ってから新品と称してボックスを販売する者もいたため、ネット上で問題視されるようになりました。
そのため、カードを販売する店側は
- 「ボックスを覆っている薄いビニールの包装を破いてボックスの価値を下げてから販売する」
- 「ボックスの中に入っているパックだけを販売する」
などを行い転売ヤーの対策を行いました。
また、株式会社ポケモンは「転売ヤーにカードを買い占められた店舗に向けて、大量のポケモンカードを増産して届ける」という、定価で購入出来なかった人たちへの救済措置を取ったため、ポケモンカードの転売ヤーは大量の在庫を抱えて撃沈したそうです。
ゲー○ルー○ー事件
※諸事情により伏せ字を使わせていただきます。
ゲー○ルー○ーは、2020年に、ある実業家兼ゲームクリエイターの方によって考案されたトレーディングカードゲームです。
この方は、カードゲームの販売を手掛ける会社から発売されている人気トレーディングカードゲームの原作者であり、とあるカードゲームショップの店長でもあるため、カードゲームおいてはキャリアを積んでいる実力者として知られています。
しかし、数枚のカードが入ったゲー○ルー○ーのパックが公式の価格で2400円と高額であること、この方が過去に起こしてしまった問題行動。
これらにより、これまでカードゲームに慣れ親しんだ人たちからは「ゲー○ルー○ーは売れない」と囁かれていたそうです。
その一方で、多くの転売ヤーは、この方の実績のみを見ていたためゲー○ルー○ーに期待を寄せていました。そして、発売日に10パック入っている24000円のボックスを大量に買い込みます。
ですが、ゲー○ルー○ーは多くのカードゲームのプレイヤーの予想通りヒットせず、その数日後のフリマアプリは、安い値段を付けられたゲー○ルー○ーのボックスであふれ返りました。
PS5転売ヤー対策
PS5転売ヤー対策は、2020年にソニーから発売されたゲーム機「PS5」をめぐって起きた騒動です。
このゲーム機は、人気ゲーム機のプレイステーションの最新機種として登場しており、多くのゲームファンから期待が寄せられていました。
また、PS5を販売する店側は、購入を希望する多くの人を適切にさばくために「抽選販売」と呼ばれる応募者の中から抽選で選ばれた人に限りPS5を購入出来るシステムを採用しました。
さらに、決済方法をクレジットカード限定にして、身元確認を行いつつ会計を済ませるという転売ヤーの対策を行うことにしました。
しかし、こうした対策を受けてもなお、転売ヤーたちは数人がかりで抽選販売に応募し、フリマアプリで公式の価格の倍近い値段を付けてPS5を出品し続けました。
そのため、ネットユーザーたちは転売ヤーに対して怒りの声をあげ続けました。
ですが、後に販売会社の1つであるGEOは、購入者にPS5のコントローラーの梱包材に×印を記入することを強要しました。
さらに、家電量販店の株式会社ノジマは、PS5の箱にマジックペンで名前の記入を強要して、PS5の転売時の価値を下げる取り組みを行い始めました。
気軽に購入できる日が待ち遠しいですね。
ガンダムトリスタン事件
ガンダムトリスタン事件は、不人気のガンプラである「HGUC(ハイグレードユニバーサルセンチュリー)ガンダムAN-01 トリスタン」を使用し、転売ヤーを陥れるためにネットユーザーが仕組んだ出来事です。
まず、トリスタンには「完成後の可動域の狭さ」「見た目の完成度の低さ」などの負の面がある上に、その造形は、2004年に発売された「HGUC ガンダムNT-1 アレックス」と呼ばれる過去のプラモデルのデザインが流用されています。
そのため、プラモデルを扱う店ではトリスタンの在庫が有り余る状況が続いていました。
そして、この事態を見た人々は、SNSを利用して「トリスタンは希少価値が高い」といった旨の嘘の書き込みを行い、転売ヤーたちにトリスタンを全て買い取ってもらうことを考案して実行に移します。
すると、書き込みの内容を鵜呑みにした転売ヤーたちは面白いようにトリスタンを爆買いしたため、様々な店からトリスタンの在庫がなくなりました。
そして、トリスタンは様々なサイトで高額で出品されたのですが、評価の低いガンプラを一体誰がわざわざ高い値段で買うというのでしょうか。
結果として、爆買いした転売ヤーは売れない大量のガンプラと大赤字を抱えることになりました。
100日後に死ぬワニ事件
2019年からTwitter上で連載されていた、100日後に死亡する1匹のワニとその友達の物語を描いた漫画「100日後に死ぬワニ」
連載当時はTwitterのみならずネット上で大いに盛り上がっていましたが、連載終了と同時に、グッズ販売や映画化を行うことを発表したため大炎上してしまいました。
そんな中、転売ヤーたちは炎上に目もくれず、100日後に死ぬワニのグッズ販売を行っている店に足を運びました。
そして、この作品のぬいぐるみやキーホルダー、ポーチなどを買い漁ってネット上に出品し、利益を上げるために「5999円→10999円→6599円→2890円」などと露骨に販売価格の変更を行い続けました。
ですが、そんなグッズはほとんど売れずに時間ばかりが過ぎていきます。
結果として転売ヤーたちは、欲しくもないグッズのために無駄な金銭を払い、部屋の面積を圧迫する有り余る在庫に頭を抱えることになりました。
iPhone6転売事件
2014年に日本で発売された「iPhone6」
当時は大いに注目されており、店の前にはiPhone6を求める客たちが長蛇の列を作っていました。
しかし、当時のニュースによると、海外の転売ヤーの集団がiPhone6に高値を付けて自国で高額で転売をするために店に押し寄せて、客の列に割り込んだり大暴れをしたと言います。
また、この集団の中には、iPhone6を無事に購入出来た人に声をかけ、この場で売ってほしいと取引を持ち掛けた人もいたとのこと。
ですが、後にiPhone6はその国でも正式に発売されました。そのため、転売ヤーたちは多数の在庫を抱えつつ多額の損失を被ることになったのです。わざわざ転売ヤーから買うより専門店で買った方が良いに決まってますからね。
なお、この転売ヤーの集団の中には、日本円で約1000万円以上の大損をして飛び降り自殺をした人もいたそうです。
最後に
内容は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
提供:キリン【考察系youtuber】
https://www.youtube.com/watch?v=Run9ewBMpCU&t=164s