どうも、ありつむぎです。
今回の記事では、2chの面白いスレッド「ワイアンパンマンガチ勢、質問に答える」を取り上げていきます。元のスレッドはこの記事の最下部のリンクからご覧ください。
目次
始まり
2016年、スレ主は「ワイアンパンマンガチ勢、質問に答える」というスレッドを立て、同時に、アンパンマンのキャラクター「ハンバーガーキッド」の愛馬の名前を意気揚々と答えました。
そんな自信に満ちたスレ主に対し、スレ民たちは、これまで登場したアンパンマンのキャラクターの数や、キャラクターの設定に関する質問を次々と投げかけていきます。
そして、スレ主は、その質問に対して「名前が付いているもので1500体。名前が付いておらずアニメに登場していないキャラクターを含めると2000体を超えている」「アンパンマンの世界のキャラクターは、外見の優劣や身分、性格を問わず、全てにおいて血肉の通っていない妖精である」と回答していきました。
それから、ジャムおじさんとバタコさんの関係について聞かれると、この2体のキャラクターは、アニメの初期で祖父と孫の関係という間柄があったと答えました。
しかし、当時まかり通っていたその設定は、いつしか忘却の彼方に葬られてしまったようで、現在は、仕事上の関係があるだけで、血縁関係さえあやふやだと言います。
また、これまで量産されてきたアンパンマンの映画の中で、最も興行収入が高かった作品を尋ねられました。
すると、特に迷うことなく「それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ」という2006年に公開された映画であると断言しました。
なお、この映画には「生と死」というアンパンマンにしてはやや重めのテーマが採用されているのですが、本編では、少女の人形の見た目をしているキャラクター「ドーリィ」の心の成長が丁寧に描かれており、子どものみならず大人からも大絶賛されています。
チーズの謎とアンパンマンの世界の常識
そんなスレッドには、ドキンちゃん以外に、自慰行為がはかどるアンパンマンのキャラクターを尋ねる悪趣味なスレ民も見られました。
これに対してスレ主は、特に嫌悪感を見せることなく、原作者のやなせたかしさんの好物である、鉄火巻きがモチーフになった少女「てっかのマキちゃん」と答えました。
また、アンパンマンの世界の動物の見た目のキャラクターがペラペラと人の言葉を話している一方で、ジャムおじさんのパン工場に住み着いている犬、「チーズ」が一向に言葉を話さないことに疑問を持つスレ民も見られました。
そして、スレ主はそのスレ民の疑問を解消するために、チーズは言葉を話す能力を持っているものの、その能力を使わなくても意思が伝わるため話していないと回答しました。
すると、一部のスレ民は、アニメ内でチーズが突然喋り出すことを勝手に想像してビビり散らかし、チーズが、あえて現実世界の犬と同じ振る舞いをしていることに不気味さを覚え、ガクガクと震え始めました。
その後、チーズの質問があがったことをきっかけに、チーズがパン工場で飼育されている理由を尋ねるスレ民が出現します。これに対してスレ主は、飢餓状態に陥って困っているところをアンパンマンに救われ、それ以降ジャムおじさんのパン工場に住み着くようになったと説明します。
また、その回答を聞いた別のスレ民が、野良犬をパン工場に入れることは不衛生であることを指摘し、続けて、普段チーズはどの場所で飼育されているかについて尋ねました。
この質問を聞いたスレ主によると、チーズは基本的にパン工場の近くにある小さな犬小屋に住み着いているものの、極まれに、パン工場内に設置されたハンモックの上で我が物顔で睡眠を取ることがあるとのこと。
それから、アンパンマンの世界に通貨はあるのかという質問があがると、スレ主は、あの世界には不可解なことに通貨が一切存在しないと答えます。どうやら、何か欲しい物を手に入れるためには、誰かに無償で提供してもらうか相手を見つけて物々交換をするしかないそうです。
また、この瞬間、ジャムおじさんたちがパンを無償で作って配る行為は、あの世界ではごく普通のことであることが明らかになりました。
そのため、一部のスレ民から、アンパンマンやジャムおじさんたちが、日頃から多数のキャラクターから過剰に感謝されている理由が分からなくなったという声があがりました。
しかし、こうした声を受けてもなお、スレ主は
- 「パンの食味が非常に優れている」
- 「困ったときに都合よく駆け付けてくれる」
- 「多くのキャラクターが出来ない力仕事が得意である」
の3点が町のキャラクターたちから喜ばれていると冷静に回答したため、一部のスレ民が抱えていたモヤモヤとした疑問は解消されました。
アンパンマンの顔の秘密
また、別のスレ民は、特に聞きたいこともなかったのか、アンパンマンのキャラクターたちを、A-、A+、S、SS、SSSなどの強さランクに独断と偏見で振り分け始めました。
そして、出来上がったランク表を見てみると、アンパンマンはA-であるのに対し、あかちゃんまんはA+であったため、スレ民たちは、あかちゃんまんの意外な強さとアンパンマンの弱さを再認識することになりました。
なお、最も強いことを意味するSSSのランクには「ゴロンゴラ」「ウッドラー」という2体のキャラクターが入っています。
ゴロンゴラとウッドラーは基本的に不死身であり、弱点を知らずに戦いに挑めば絶対に勝ち目はないとのこと。そのため、このスレッドにいたスレ民たちは、この2体の戦闘力が、他のキャラクターと比べてどれほど秀でているのかを思い知らされることになりました。
ちなみに、アンパンマンは、ジャムおじさんたちから新しい顔を与えられると、「元気100倍アンパンマン!」と大声をあげる特徴を持っているのですが、スレ主によると、元気100倍の代わりに「勇気3倍」という言葉を使った回もあったとのこと。
スレ主いわく、アンパンマンの顔を作るためには「勇気の花」と呼ばれる謎の植物の蜜を練り込む必要があると言います。
しかし、この回では、ばいきんまんによって勇気の花を1本残らず根絶やしにされるというアクシデントが起きたそうです。
そのため、アンパンマンは、急きょ勇気の花の蜜が入っていない新しい顔を装着することになり、その結果、勇気3倍という貧弱な言葉を吐き散らすことになったのだそうです。
加えて、この状態のアンパンマンは戦闘力の面で貧弱で、作中では、見るに堪えない哀れな行動を繰り返していたとのこと。
そして、ばいきんまんの行動力にビビるスレ民たちを前に「ジャムおじさんは、普段はある程度の量の勇気の花の蜜をストックしているが、ストックが切れると毎回採取しに行っている」「恐らく顔を焼くたびに蜜を一滴ずつ使っているのだろう」と冷静に答えました。
ばいきんまん誕生の謎
暫くの間、平凡なやり取りが続いていたスレッドでしたが、突然あるスレ民が「おい、答えろよ」と荒々しい言葉を吐きました。
そして、「ばいきんまんはジャムおじさんが誰かを強引に犯し、その結果生まれてしまった哀れな子どもだろう」と質問したのです。
それに対してスレ主は
- 「ばいきんまんの誕生にはジャムおじさんが関係しているとされているが、詳細は不明だ」
- 「アニメでは、ばいきん星なる謎の惑星からアンパンマンを追いかけてきたという設定が採用されている」
と語りました。
また、これと同時にスレ主は、アンパンマンとばいきんまんは表裏一体の存在で、アンパンマンが消滅すれば、ばいきんまんも世界から消え失せるかもしれないと、自身の意見を述べています。
その後、スレ主は「アンパンマンが現代の子どもにも評価されている理由は、キャラクターのデザインセンスと、アンパンマンの自己犠牲の精神だろう」「実はチーズはアンパンマン号を運転することが出来るが、ジャムおじさんやバタコさんと比べて運転は非常に荒っぽく、ドリフトをすることもある」と、ガチ勢らしい考えや知識を述べ続けました。
このように、アンパンマンの膨大な知識を持っているスレ主ですが、「カバオの嫌いな食べ物は何だ?」というスレ民からの質問には答えられませんでした。
なので、一部のスレ民から「何がガチ勢だよふざけんな ガチ勢なら直接聞いてこいよ」と激昂されています。
また、それとほぼ同じタイミングで、スレ主とスレ民のやり取りに抱腹絶倒するスレ民や、自身の予備校の講師もアンパンマンガチ勢であったと謎の語りを始めるスレ民が姿を見せ始めます。
ですが、スレ主は、そんなスレ民たちに取り合うことなく、続々と投げかけられる質問に答え続けました。
憤怒
次にスレ民から飛び出した質問は、カレーパンマンが、攻撃の手段として口から噴出するカレーと、他のキャラクターに振る舞うカレーライスの違いについてでした。
すると、スレ主が答える前に、「全く同じだろう」「辛いか辛くないかの違いだ」などと、何とも適当なことを言い始めるスレ民がにじり寄ってきます。
スレ主はそんなスレ民をガン無視し、「カレーはジャムおじさんとバタコさんが作っており、カレーパンマンはそれを補給しているだけなので同じカレーである」と答えました。
また、アンパンマンの好きなキャラクターを教えてほしいというシンプルな質問には、意思を持った雪だるまのキャラクター「ゆきだるマン」であると答えます。
スレ主によると、どうやら、アンパンマンの映画の第1作目には複数のゆきだるマンが登場したそうなのですが、なんと彼らは、ジャムおじさんによって火炎放射器で惨殺されてしまったとのこと。
また、この時のジャムおじさんは「ひどいことしてしまったねえ・・・」とたった一言の反省を述べただけであったものの、ゆきだるマンたちは、ジャムおじさんに対して恨みを持たなかったそうです。
そして、このようなエピソードが書き込まれると、スレッドでは、激しい怒りを噴出させるスレ民と「ゆきだるマンは雪が降る日に何度でも復活出来るからセーフ」と言い、必死になだめようとするスレ民とのやり取りが見られるようになりました。
それからもスレッドは進行していき、他のスレ民から、食パンマンが誕生した経緯や、アンパンマンがわざわざ顔の一部を千切って手渡す理由について尋ねられます。
すると、「食パンマンはトースター山という謎の場所で誕生した」「この作品には「正義は身を削るもの」というテーマがあるから」と意気揚々と答え続けした。
なお、機関車をモチーフにしたピンク色のキャラクター「ぽっぽちゃん」と、赤いキャラクター「SLマン」の関係について聞かれた時のこと。
スレ主は素直に「わからん」と答えたのですが、その解答がスレ民の逆鱗に触れたようで、「ぽっぽちゃんとSLマンには血縁関係は存在しない」「何がガチ勢じゃ 二度と名乗るな殺すぞ」と殺意を向けられてしまいました。
これに対してスレ主は、特に意見をすることなく謝罪し、別のスレ民は、殺意を向けたスレ民をアンパンマンガチ勢とした上で「愛や勇気の欠片さえ感じられない」と厳しく批判しています。
アンパンマンの世界の闇
それからスレ主は、ばいきんまんの数ある発明品の中で、鼻の位置に巨大なドリルが付いたモグラ型のメカ、モグリンがお気に入りであることを明かしていきます。
さらに、「アンパンマンの顔には粒あんが使用されている」「中身を変えるとアンパンマンの性能が変化する」という、非常にマニアックな知識も披露していきます。
ちなみに、こうしたやり取りの途中で、あるスレ民がアンパンマンのキャラクターが集結した1枚のイラストを公開しました。
すると、他のスレ民たちはそのイラストにわらわらと群がり、イラストに関する感想を偉そうに述べつつ、イラストに描かれているキャラクターの名称を教え合い始めました。
また、スレ主たちのこれまでの言動に異常を感じ、「なんやこのスレ・・・」とドン引きするスレ民も見られるようになりました。
そんな中、あるスレ民が、服を着て2足歩行をしている動物のキャラクターと、チーズのように犬小屋で暮らす4足歩行の動物のキャラクターがいることに違和感を覚えました。
そして、そのことをスレ主に尋ねると、スレ主は「アンパンマンの世界には普通の動物と人型の動物の2種類が存在しているが、これ以上は深く考えるな」と、アンパンマンの世界の闇の言及にストップをかけています。
それから、ばいきんまんが移動の際に使用している乗り物には、「ばいきんUFO」という名前が付いていることや、メロンパンナの姉に相当するキャラクター「ロールパンナ」は、ばいきんまんが施した細工の影響で、善と悪の両方の心を併せ持つようになったという陰惨な過去があることを明かしていきました。
そして、乗りに乗ったスレッドでは、「食パンマンはドキンちゃんのことが好きなのか?」「アンパンマンの好きな映画は何だ?」などの質問が絶え間なく投げかけられていきます。
スレ主は嬉しそうに「食パンマンはドキンちゃんのことが好きだが食べ物とバイキンの関係であるため恋が成就することはない」「好きなアンパンマンの映画は「それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ」「それいけ! アンパンマン だだんだんとふたごの星」を含む5作品だ」などと答えていきます。
また、スレ主は、アンパンマンの世界にも生死の概念が存在していて、アンパンマンも1度だけ死亡したことが事あるという面白い情報を語り始めました。
なお、そんなスレ主とスレ民の質疑応答を遠くから見ていたスレ民たちは、多くのスレ民たちがアンパンマンに興味津々であることを面白がっていました。
アンパンマンの胸糞エピソード
このように、スレッドは異様な盛り上がりを見せていましたが、この時突然「ワイもガチ勢やぞ」と言い、スレ主に張り合う意味不明なスレ民がヌッと姿を見せました。
そして、「サラダをモチーフにした帽子を被っている女性キャラクター、サラダ姫の愛馬の名前はビネガーだ」と、長いこと温めてきたであろうお得意の知識を自信満々に披露しました。
また「アンパンマンを題材にしたテーマパーク「アンパンマンミュージアム」には行ったんだよな?」と威圧的な質問をするスレ民も姿を見せ始めます。しかしながら、これらのスレ民はスレ主にまとめてスルーされ、彼らが貴重な時間を犠牲にして制作した書き込みは、一瞬にして無価値になり果てました。
その後、スレ主は、アンパンマンの世界のイケメンキャラクターについて語っているスレ民たちを横目に、ばいきんまんが常に敵意を向けてくる理由について「アンパンマンをやっつけたい それは本能であって理由はないんや」と答えていきます。
また、アンパンマンの胸糞エピソードについて尋ねられると、尖った頭から唐辛子の種を大量に飛ばす攻撃技「メガトンガラシ」が使える危険極まりないキャラクター「トンガラシ」が、町に住むキャラクターを苦しめるエピソードだと答えています。
また、アンパンマンの使用済みの顔の行方について聞かれた際は、「古い顔は消滅する」とやなせたかしさん本人が語っていたことを明らかにしていきました。
アンパンマンの体の秘密
また、「なぜアンパンマンの視聴を卒業しなかったの?」という手痛い質問が飛んでくると、スレ主はそれを素直に受け止めた上で、「大人になった時作品の良さが分かる」「愛と勇気に対する純粋さや、大人になると失ってくるものが描かれている」と話しました。
しかし、この時の一部のスレ民は「アンパンマンのガチ勢は愛も勇気も持ち合わせていないサイコ野郎に見える」と言い、その意見に便乗するように「アンパンマンのガチ勢というフレーズだけで笑える」と喋り、遠回しにスレ主を批判するスレ民も見られるようになりました。
それから、スレ主はこうした書き込みを無視して、アンパンマンの本体は「命の星」と呼ばれる物体で、そこを攻撃されれば一瞬で死亡するものの、そこを叩かれない限り、アンパンマンは顔を全て失いどれほど体を痛めつけられても行動出来ると話しました。
また、スレ民から、ジャムおじさんは常にアンパンマンの鼻のパーツを持ち歩いているという情報が飛び出す中、スレ主は、スレ民たちが子供の頃に見たというアンパンマンの映画のタイトルを断片的な情報だけで特定していきます。
それと同時に、アンパンマンはどうやって空を飛んでいるのか?という質問があがると、その場にいたスレ民たちが「パンを作る時に出る発酵ガスで飛んでいる」「アンパンマンは生まれた時から浮いているからマントは無関係だろう」と、本気なのか冗談なのか分からないことを口にしました。
しかし、後に他のスレ民が、「ある回に登場したペンギンのキャラクターにマントを貸した際は、一時的に飛行能力を失っていた」「マントを貸してもらったペンギンは空を飛んでいたと」話しているため、マントは、空を飛ぶために必須の道具であると考えることが出来るでしょう。
終盤
その後のスレッドでは、「バイキンマンはジャムおじさんを殺そうとしたことあるの?」「バイキンマンはあんなガバガバの変装して何故バレないんや?」といった疑問の答えや、奇跡的とも言えるアンパンマンの誕生秘話、アンパンマンの原作が作られた経緯などがスレ主の口から語られていきます。
加えて、終盤に入ると「初期のばいきんまんは、いたずらと称して町の多数のキャラクターを舐め回していた」「アンパンマンは、自身の顔から小型の味方キャラクターを多数生み出す能力を持っている」といった、見るだけで面白い情報が多数記載されていきます。
そして最後は、スレ主のお気に入りのアンパンマンの画像が添付され、このスレッドの幕は綺麗に閉じられました。
最後に
内容は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
提供:キリン【考察系youtuber】
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元ネタのスレッド
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