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知らない方が幸せだった隠語28選

どうも、ありつむぎです。

今回のテーマは知らない方が幸せだった隠語です。

量販店、病院、ニュース番組、不快害虫、死体、インターネットなどに関する隠語となっています。この記事を読めば様々な隠語を知ることが出来ると思います。

ただし、一部グロテスクな表現があるため閲覧注意です。

それぞれの項目には、隠語が使われている場所とその隠語の名称を記載します。そして、その項目の一番下にはその隠語の意味を書いておきます。

他にも色々書いていますが、これらだけを読んでいただいても問題ありません。

それでは以下より本編に入ります。犯罪や差別を助長する意図は一切ありませんので予めご了承ください。

量販店の隠語 桃井

桃井と聞いた時、多くの人は日本在住の一般人の苗字を想像するかと思います。実際に桃井という苗字は実在しており、東京都に住む600人の男女は桃井という苗字を使用しています。

ですが、一部のデパートや百貨店、スーパーなどにおいて「桃井」という言葉は

万引きをしそうな不可解な挙動を見せている客を意味しているのです。

この言葉は、店内放送にて「桃井様が2階でお待ちです」「桃井様がお待ちです」といった方法で使すると言います。

そして、その放送を聞いたスタッフは桃井と一時的に呼んでいる客を特定し、その客が万引きをして店から外に出た際は瞬時に接近して・・・

「お客様、精算をお忘れになっている商品はございませんか」と声をかけるとのこと。

なお、桃井と呼ばれる客が万引きをしたことを確認した際は、呼び方を「赤井」に改めて店内放送を行う場所もあるそうです。

桃井→万引きしそうな挙動を見せている客という意味の隠語

量販店の隠語 川中

規模を問わず、商品の販売を行うあらゆる店は、一定数の売り上げを出して経営を成り立たせることを念頭に置いており、店に足を運んだ客に少しでも多くの商品を購入してもらうために日々営業努力を行っています。

しかし、そんな店には、クレームをつけるだけではとどまらず、店の商品を万引きして売り上げを妨害し、店を潰そうとする心のない客も訪れるため、店に勤めるスタッフたちは、常にそんな悪質な客に常に目を光らせています。

そして、自身の仕事と店の利益を守るべく、スタッフたちは万引きをした客を見つけると、万引き犯を意味する隠語川中」を使用して互いに連絡を取り合うそうです。

それから、「川中さんがお見えです」「川中さんが来ました」などと店内放送を行います。そして、その客を決して逃がさないように警戒心を高めていき、川中に相当する人物の居場所が特定出来た場合は「川中様、〇階にお越しください」といった店内放送を行うそうです。

なお、川中という隠語は、万引き犯を意味する「買わなかった客」という言葉のうち

かわなか」という言葉を使用して作られたのだそうです。

川中→万引き犯という意味の隠語

量販店の隠語 補充お願いします

自動レジの普及に伴い、徐々に店のスタッフの接客の仕事量が減少しているとは言え、現在も人の手がなければ店を動かすことが出来ません。

そのため、店に勤めるスタッフたちは互いにコミュニケーションを取りつつ、店内放送を利用して客に買い物をする上で得になる情報を伝えながらひっきりなしに働き続けています。

そんな店内放送において、「補充お願いします」という言葉が流れた時、買い物客は「多くの客に対応するためにスタッフの増援を求めている」「スカスカになった陳列棚の商品を補充することを求めている」などと予想すると思います。

しかし、この言葉には「店内に不審者がいる」「不審者対策として警備員の見回りを強化してほしい」といった意味があるらしく、この店内放送が流れると、スタッフたちは警戒態勢を取るそうです。

補充お願いします→店内をうろつく不審者という意味の隠語

飲食店の隠語 あたる

値段相応の料理を作って客に提供している飲食店。

近年では某ウイルスの影響で営業の自粛が呼びかけられ、営業の面において危機的状況に追い込まれているのですが、現在も、アクリル板の設置、検温、アルコール消毒などを行い、これまでと変わらずに飲食物を提供しています。

そんな飲食店ですが、どうやら数多くの隠語が使われているそうで、その中でも「あたる」という言葉はスタッフの間でたびたび使用されているとのこと。

この言葉は「食材を焦がしてしまう」という意味があるそうで、厨房内で鍋で煮込み料理を作っている時に、先輩から「あたりやすいから気を付けて」と言われた時は、自身が作っている料理は焦げやすいと解釈出来るらしいです。

そのため、厨房内から「この料理はあたってる」「あたってるからダメ」と聞こえてきた場合は、誤って料理を焦がしてしまったと判断することが可能です。

あたる→食材を焦がしてしまうという意味の隠語

飲食店の隠語 太郎

飲食店で食事中、「太郎」という言葉が耳に飛び込んできた時、多くの場合は誰かの名前と想像するかと思います。

確かに人物名として使用される言葉ですが、飲食店で仕事をしているスタッフたちは、なんとあの不快害虫の「ゴキブリ」の隠語として使用しているそうです。

どうやらこの隠語は、「食事中の客に不快感を与えてしまうことを避ける」という意味で使用しているらしく、スタッフたちはゴキブリを見つけ次第「太郎さんお願いします」「店に太郎が出ました」と言い、客の目に触れる前にゴキブリを早急に処分するのだそうです。

なお、小さなゴキブリのことを「花子」大きなゴキブリのことを「太郎」といったように呼び分けしている飲食店や、ゴキブリに対して「G」「マイケル」「ガングロ」「ヤツ」といった隠語を使用している飲食店もあるとのことです。

しかし、現在は衛生管理を徹底しつつ、害虫駆除の業者に頼んで定期的に店内の害虫を駆除してもらっているため、こうした隠語を使用する機会は減少しているそうです。

太郎→ゴキブリという意味の隠語

量販店の隠語 キティちゃん ドラえもん

店に訪れる客の中には、「購入する商品や飲食物に対して文句を口にする」「酔った勢いで周囲に向かって怒鳴り散らす」「購入前の食材の袋を破き、中に入っている物を食べ始める」といった行動を起こす迷惑な人が一定数存在しています。

一般業務をこなしつつ、そんな客の対応に追われる弱い立場のスタッフの心労は計り知れません。

そして、一部の店ではそんな迷惑行為を繰り返している客、もしくは迷惑行為におよびそうな客のうち、若い女性を「キティちゃん」それ以外を「ドラえもん」と呼んで他の客と区別しているとのこと。

それから、その客が退店するまで監視を続け、問題行動を起こした際は早急に対応するのだそうです。

キティちゃん ドラえもん→迷惑行為を繰り返している客、もしくは迷惑行為におよびそうな客という意味の隠語

量販店の隠語 遠方

店で働くスタッフも人である以上、仕事中にトイレに行きたくなることがあり、我慢を続けることは極めて困難となっています。

なので、全てのスタッフは、周囲のスタッフに一声をかけてから好きなタイミングでトイレに行くことが認められているのですが、この時に「トイレに行く」と言ってしまうと、店内の雰囲気が損なわれる上に、買い物客に不快感を与えてしまうかもしれません。

そのため、スタッフたちは「他のスタッフたちにその場から離れる理由を伝える」「客たちに不快にさせないようにする」という2つの条件を一気に満たすべく「トイレ」を「遠方」という隠語に言い換えているのだとか。

また、遠方の代わりに「紫」「きざえもん」「33(さんさん)」「つきあたり」「10番」などの隠語を使用する店もあるとのこと。

なお、現在働いているスタッフたちもこういった隠語が考案された経緯を知らないようで、「昔からそうなっているとしか…」と誰もが口をそろえているらしいです。

遠方→トイレに行くという意味の隠語

タクシー業界の隠語 大きな忘れ物

タクシーは、1912年に日本で始まったサービスで、金銭を支払うことで、昼夜を問わずどれほど遠い目的地であっても送り届けてくれる利便性で人々を支えてきました。

現在は、電車、バス、自動車が広く普及したため、タクシー以外の移動手段も選択出来るようになりましたが、今なおタクシーの利便性は変わっておらず、タクシーは今後も様々な人達に求められ続けることでしょう。

そんなタクシードライバーの仕事は、利用客がいなければ成立しません。

ですが、感謝の心を示す素直な客だけではなく、中には、料金の支払いを拒否する客や暴力を振るってくる心無い客もいるため、その時に受けるタクシードライバーの心労は計り知れません。

また、極まれに凶悪な犯罪者が逃走するためにタクシーを利用することもあります。

これは嘘か本当かは不明ですが、この犯罪者に気が付いたタクシードライバーは冷静に無線を使用して、犯罪者という単語を「大きな忘れ物」という隠語に置き換えて「大きな忘れ物です」「車内に大きな忘れ物があります」「○○付近でご乗車のお客様の大きな忘れ物です」などと言った後、犯罪者の服装や性別、年齢、体型などの情報を伝え、逮捕に貢献するそうです。

ただし、大きな忘れ物という隠語は使わず、全く別の方法で凶悪犯の存在を知らせるという意見も多くあがっています。

そのため、大きな忘れ物はごく一部でのみ使用されていた隠語である可能性が高いと考えることが出来ます。

大きな忘れ物→凶悪犯という意味の隠語

病院の隠語 プシコ

人は生存を長く続けるたびに、病気や怪我に悩まされるリスクに苦しめられることになります。

そのため、心身共に健やかに生きるためには、常に健康に気を使いつつ定期的に病院に通って自身の状態を良好に保つことが欠かせません。

そして、健康とは切っても切れない関係にある病院ですが、どうやらそこに勤める一部の看護師の間では「プシコ」という隠語がまことしやかに使われているそうです。

プシコには「精神科医」「精神異常者」の2つの意味があるらしく、看護師たちは患者にその意味がバレないように「プシコの薬は残り1個です」「あの患者さんはプシコみたいだ」といったように使用しているとのこと。

ですが、どうやらプシコという言葉にはキ〇ガイと同じ意味が含まれているそうです。

こうしたことから、普段はこの言葉ではなく別の言葉を使用することが求められています。

ちなみに、看護師の中には、プシコではなく「プッシー」という言葉を使う人もいるそうなのですが、プッシーは「女性器」という意味を持つスラングであるため、この言葉も出来る限り使わないに越したことはないでしょう。

なお、プシコの語源は精神科を意味するドイツ語「Psychologie(プシコロジー)」であると言われています。

ただし、プシコという隠語を使っているのはごく一部の看護師だけだと言われています。

プシコ→「精神科医」「精神異常者」という意味の隠語

病院の隠語 ステる

現代の病院では、多くの人の命を救うために最新の医療を駆使して治療が行われています。

その甲斐もあってか、数10年前には確実に命を落としていた患者の命を救うことが出来るようになったのですが、一方で、現代の医学をもってしても救うことが不可能な病が多数存在しています。

そして、一部の病院の看護師たちは、そんな患者たちが死亡した際、死亡を意味する隠語「ステる」を使用し「昨日なんと2人もステっちゃったんですよね」「入院患者の○○さん、昨日ステっちゃった」といったような会話を行い、状況を伝え合っているそうです。

なお、ステるという言葉の由来は、死亡を意味するドイツ語「sterben(ステルベン)」だと言われています。

ステる→死亡という意味の隠語

駅の隠語 グモ

鉄道は、毎回時間通りに駅のホームに到着し、1度に沢山の利用者を乗せ、猛スピードで遠くまで運ぶ利便性があり、現在も、通勤や通学の他、遠くに遊びに行くために利用する多くの人から高く評価されています。

しかし、こうした場所では度々人身事故が起きており、2002年の2chでは、携帯電話で通話している駅の利用者が列車に轢かれる事故に関するスレッドが立てられていました。

そして、このスレッド内のやり取りは長期にわたって続いたのですが、あるスレ民が「列車に轢かれた瞬間、電話の相手にはどんな音が聞こえてきたんだろう」と書き込んだところ、別のスレ民が「グモッチュイーーンボゴゴゴゴゴ プチッ」といった珍妙な効果音を文字で投稿しました。

そんな投稿は当時のスレ民たちの笑いを誘い、いつしか、この投稿のグモの2文字が、人身事故を表すネット上の隠語、即ちネットスラングとして定着し、様々なネットユーザーによって使用されるようになりました。

なお、グモで画像検索を行ったとしても、事故の様子を収めた悲惨な写真はヒットしないのですが、その代わりにリアルなクモの写真が多数ヒットするため、苦手な人は注意が必要です。

グモ→駅内で起きた人身事故という意味のネット上でのみ機能する隠語

駅の隠語 マグロ拾い

電車は、毎日のように猛スピードでレールの上を移動しています。

このスピードが出すパワーは底知れないものとなっていて、人がこの時の電車の前に立ちふさがった場合、その肉体は轢かれると共に容易に砕け散り、体の部位を四方八方に散らすことになります。

また、電車のレールの上に寝そべりその上を電車が通り過ぎた場合、その人は車輪によって簡単に引き裂かれ、無残な死体を晒すことになります。

そして、駅員たちはそんな轢かれた死体のうち形が保たれている物を「マグロ」、原型を留めていない悲惨なものを「タタキ」「ミンチ」という隠語で表現し、それらを回収する作業を「マグロ拾い」と呼称しているそうです。

また、かつてネット上では「全国の駅では日給15000円でマグロ拾いのアルバイトを募集している」という都市伝説が囁かれていたのですが、現在はこうしたアルバイトは存在せず、マグロ拾いは全て駅員によって行われることが分かっています。

なお、マグロの語源は、電車に轢かれてバラバラになった死体の姿が頭や尻尾を切られて市場に並べられているマグロを彷彿とさせることに由来しているそうです。

マグロ拾い→電車の轢死体を回収する作業という意味の隠語

水死体の隠語 土左衛門(どざえもん)

水は、人の生活に欠かせない物体で、体重50キロの人の場合は1日1.7リットル、60キロであれば2.1リットルもの水を飲まなければ健康状態を良好に保つことは難しいと言われています。

しかし、それと同時に水は人の命を奪いかねない危険物でもあり、大量の水に浸かった状態で呼吸が出来ない状態が続くと、そのまま溺死してしまいます。

そんな溺死体は、長いこと水の中に浸かっていると肌が真っ白になると共に体の腐敗が始まって体の内側にガスが生じ、体が風船のように大きく膨れ上がります。

そして、いつしかこの特徴的な外見が江戸時代の力士「成瀬川(なるせがわ)土左衛門」の巨体に似ていると言われ始め、後に土左衛門が水死体の隠語として定着しました。

土左衛門→ガスで膨れ上がった水死体という意味の隠語

アイドルの隠語 ピンチケ

アイドルは、多数のファンと交流して全身を使い明るく演技をしています。

そんなアイドルのライブを生で見ることを求める人たちのためにチケットが販売されるのですが、これと同時に「ピンチケ」と呼ばれるピンク色のチケットも販売されます。

ピンチケは、中高生のアイドルファンのみ購入可能な通常チケットよりも安価なチケットのことで、金銭的な余裕のない学生のアイドルファンの救済措置として機能しています。

しかし、どうやらこのチケットを購入してライブに訪れたファンの中には、アイドルが好きすぎるあまり、ライブをしているアイドルや周囲の客に迷惑行為を働く人もいたそうです。

そのため、いつしか成人済みのアイドルファンの間で、ピンチケは「マナーの悪いファン」「周りに迷惑をかける迷惑なファン」「騒動を起こすやっかいなファン」といった意味を持つ隠語として使用されるようになってしまいました。

そして、現在もアイドルファンの間で「ピンチケは勘弁」「このライブにはピンチケ多そうだな」といった形で隠語が使用されているそうです。

ピンチケ→マナーの悪いアイドルのファンという意味の隠語

犯罪組織の隠語 赤いカナリア

カナリアは、体長12.5センチ程度の小鳥のことで、一般的には、黄色い体毛を持っており、揺れるブランコにも怯えて逃げ出すほどの臆病な性格をしており、そんなかわいらしさからペットとしての人気を集めています。

しかし「カナリア」という単語の頭に「赤い」という言葉がくっついた途端、前述の愛くるしい小鳥とは打って変わり、なんと「国際的なテロ組織」という警察の間で使用されている隠語に変化してしまうのです。

なお、人気刑事ドラマ「相棒」においては、1970年代から偏った思想を元に大規模な革命運動を行っていた過激なグループという意味で、赤いカナリアという隠語が使用されています。

そして、相棒に登場するこのグループは、ドラマ内で人命を脅かす悪質かつ大規模な事件を度々引き起こしているため、相棒の世界の人々からは強い恐怖心を抱かれています。

赤いカナリア→国際的なテロ組織という意味の隠語

ニュース番組の隠語 発見されました

現代社会では、テレビやインターネットを使用して、連日のように報道されているニュースを視聴することが出来ます。

ですが、そんなニュースの中には、殺人事件、失踪事件、社会情勢の悪化などのネガティブなものも含まれています。

そして、失踪事件や誘拐事件などの後に報道されるニュース内で度々目にする「無事保護されました」は「怪我を負うことなく保護された」ということを意味します。

「保護されました」という言葉は「怪我を負っているものの生きたまま保護された」という意味を持つ隠語です。

ですが、「発見されました」という言葉は「身元が明らかになっている死体が発見された」という意味を持つ隠語になってしまうのです。

なお、同じニュースの隠語として、被害者と加害者が合意の上で性的な行為に及んだことを意味する「みだらな行為」や、被害者の体が原形をとどめていないほど無残に砕けていることを意味する「全身を強く打つ」などがあります。

発見されました→身元が明らかになっている死体が発見されたという意味の隠語

反社会組織の隠語 ゲソをつける

ヤクザとそれらで構成されている組織は、平和かつ穏やかな人間社会を脅かす、いわゆる反社会的な存在として危険視されています。

そして、その世界に入って間もない人の多くは、「下足番(げそくばん)」と呼ばれる、来客や格上の人がぬいだ靴を磨き、下駄箱に収納する仕事を担当すると言います。

そして、こうした仕組みの影響により、いつしか「ヤクザの世界に入る」「ヤクザになる」といった意味を持つ隠語「ゲソをつける」が誕生し、この世界では度々使用されているのだそうです。

なお、この隠語の他にも、この世界では、危険な薬を意味する「ヤク」や注射器を意味する「ポンプ」、制裁を加えることを意味する「ヤキ」などの極めて物騒な隠語が複数使用されていると言います。

ゲソをつける→「ヤクザの世界に入る」「ヤクザになる」という意味の隠語

医療機関の隠語 ベジる

現代社会の医療は昔と比べて遥かに発達しており、かつては完治が不可能だった病気を治すことが出来るようになりました。

しかし、現代にも治療が難しい病気や症状などが存在していることも事実です。

そして、その1つに、生命活動に必要な要素が機能している一方で人の思考と行動を制御する脳の部位「大脳」が損傷し、自分自身や周囲の情報の認識が極めて困難になる状態「植物状態」があります。

そんな植物状態に陥った多くの患者は、考える力や意識的に行動をする能力が失われてしまい、この状態に陥ってから治療を受けずに1か月以上が経過すると、回復する可能性がゼロに近くなるという恐ろしさを秘めています。

そして、どうやら一部の医療機関のスタッフたちは、植物状態を意味する隠語「ベジる」を使用して、植物状態に陥った患者たちをまことしやかに区別しているそうです。

しかし、ベジるは決して良い意味でありません。

さらに、植物状態から回復する見込みがある患者と回復が極めて困難な患者をこの隠語でまとめて呼ぶことであらぬ誤解を招く恐れがあることから、出来る限り使用するべきではないという意見も存在しています。

ベジる→植物状態になるという意味の隠語

ホテルの隠語 おばけ

ホテルは、旅行客や遠くに出張をするサラリーマンを始めとした、幅広い客層に利用されている宿泊施設です。

そんなホテルの利用料金はそれぞれ異なりますが、料金が高いほど案内される部屋のクオリティと快適さが上がる傾向にあるため、ホテル内で穏やかな時間を過ごしたい場合は、多少の出費を犠牲にしても良いかもしれません。

そして、そんなホテルを利用するためには多くの場合予約が必要なのですが、どうやら、ホテルの利用者の中には、自身が予約をしたと明らかな嘘をついて一泊することを試みる人も一定数存在しているそうです。

そのため、一部のホテルのスタッフたちは、そんな客を「おばけ」という隠語を使用して区別していると言います。

また、現在も自身が予約したホテルを間違えてしまう客が多く見られるそうなのですが、こうした客も同様におばけと呼ばれているそうです。

なお、一部のホテルのスタッフの間では、予約をしているにも関わらず、時間になってもホテルに訪れない客を意味する「ノーショウ」や、宿泊費を支払うことなくチェックアウトを試みる客を意味する「スキッパー」などの隠語が使用されているそうです。

おばけ→予約をしたと嘘をついて特定のホテルに一泊することを試みる人という意味の隠語

不動産業者の隠語 千三(せんみつ)

現代社会を生きる人たちの中には、マンションやアパートなどの不動産を所有して、家賃収入を得ることを考えている、もしくは既に実行している人もいるかもしれません。

そして、それらの不動産を所有する前には、アドバイスを受けるために不動産業者に声をかけることになると思います。しかし、どうやら昔の日本ではそんな不動産業者の蔑称として「千三」という隠語が使われていたのだそうです。

この言葉の意味は、簡単に言うと「大噓つき」というものです。

この隠語の由来は「不動産業者が話す1000の言葉のうち、本当のことは3つしかない」「不動産業者の1000の言葉には3つの真実すらない」といった、不動産業者と関わりを持った人々の怒りによるものなのだそうです。

そのため、今から20年以上前に不動産業界に入って仕事をしていたある男性は、一部の利用客に「不動産業者は千三屋だからな」と嫌味を言われたことがあったと言います。

なお、現在千三という言葉が使用される機会は減ったらしいのですが、今なお不動産業者と関わりを持つ一部の高齢者は、不動産業者に対してこの隠語を堂々と使うことがあるそうです。

千三→大噓つきという意味の隠語

家電量販店の隠語 Qランク

電化製品が存在しない昔の時代の人たちは、羽釜(はがま)と呼ばれる容器に米と水を入れた後、火を使用して白米を炊き、ハタキとほうきを使ってゴミをかき集める作業を繰り返さざるを得ませんでした。

加えて、洗濯機がない時代には、手や棒、洗濯板などを使用して洗濯物を洗うという、体の負担が非常に大きい苦行を強いられていました。

ところが、現代では、家事を手助けする数多くの便利な電化製品が販売されているため、家事の苦労は、あらゆる物事を手動でこなしていた遥か昔の時代と比べると、ある程度楽になったと言えるかもしれません。

そんな電化製品ですが、現代では新しいものが次々と開発されて家電量販店に並べられているため、その影響によって、つい最近まで新しい製品だったものが古い電化製品、いわゆる旧製品として見られるようになることが多々あります。

そして、一部の家電量販店のスタッフたちは、そんな旧製品を「Qランク」という隠語で呼んで区別しており、その製品を在庫処分も兼ねて激安価格で提供し、どうにかして客に買い取ってもらうのだそうです。

なお、Qランクの「Q」の語源は旧製品の「旧」となっており、この隠語を採用している一部の家電量販店のスタッフたちは、いつしか店の全ての旧製品をQランクと呼ぶようになったと言います。

Qランク→古い電化製品(旧製品)という意味の隠語

身体障害者の隠語 かたわ

多くの人は、毎日の生活を営む上で、手足を起用に動かしながら備え持っている五感を使っています。

さらに、自衛隊やスポーツ選手など、肉体をフル活用しなければ成り立たない仕事をしている人たちは、誰よりも自身の体のメンテナンスを怠らないことが重要だと言えるでしょう。

ですが、全ての人はテレビで大々的に報道されるような事件や大事故の被害者になり、手足を含む体の部位を失う危険性に常に晒されています。

また、生まれつき体の部位が欠けている人も少なからず存在しており、そんな彼らが抱えている苦労は計り知れません。

一方で、かつての日本では身体に欠損があることやその欠損を持つ人物のことを「かたわ」という隠語で表現していたそうです。

また、この言葉は平安時代に作られた「源氏物語」の中でも使われており、古くから存在していた隠語であったことが分かっています。

ですが、かたわは隠語であると同時に差別用語でもあるため、彼らに対する最低限の配慮として、この言葉の使用は極力避けるべきでしょう。

なお、他の差別用語と隠語を兼ね備えた言葉として耳が聞こえない人を意味する「つんぼ」や目が見えない人を意味する「めくら」などがあるのですが、これらも使うことは避けてください。

かたわ→身体に欠損があることやその欠損を持つ人物という意味の隠語かつ差別用語

SNSの隠語 手押し

現代のSNSには、YouTubeを意味する「ようつべ」や、笑いを意味する「草」などのネット上でのみ通じる用語が多数存在しています。

そして、そんな用語の中には、統合失調症を意味する「糖質」や、知的障害児を意味する「ガイジ」という過激な言葉も含まれており、こうした差別意識丸出しの用語は、いかなる場合であっても使うべきではないでしょう。

また、SNSで使用されている用語の中には「手押し」と呼ばれる不可解な隠語もあり、これには、「危険な薬の売人とネットユーザーが直接顔を合わせて危険な薬を取り引きする」という意味があるのだそうです。

そして、2022年には、手押しと共に危険な薬の隠語の1つ「野菜」を使った上でその密売を行っていた、当時28歳の無職の男が逮捕されています。

そんなこの男ですが、どうやら、10歳代から30歳代の顧客約200名に危険な薬を売りつけて、約3500万円もの利益を上げていたそうです。

手押し→危険な薬の売人とネットユーザーが直接顔を合わせて危険な薬を取り引きするという意味の隠語

電車の隠語 お土産(みやげ)

電車や新幹線は、多くの人をまとめて乗せて猛スピードで走って目的地に送り届けることが出来るため、多くの人の通勤や遠出を手助けする手段であり、利便性のある乗り物として認知されています。

そして、駅員たちはそんな利用者たちの安全を守るために日々職務にあたっているのですが、そんな業務を行う中、時折誰かの嘔吐物を見てしまうことがあるのだそうです。

そのため、一部の駅員たちはそんな嘔吐物を「お土産」もしくは「八百屋(やおや)」という隠語で表現します。

それから、同じ駅員に対して「八百屋があったから後で掃除しておいて」といったように、隠語を使って指示を出すと言います。

なお、乗客同士の大喧嘩が起きた際は、この事態を「お客様対応」「お客様同士のトラブル」といった隠語で表現するそうです。

お土産→嘔吐物という意味の隠語

銀行の隠語 日本茶をお願いします

かつての日本では、自身の口座の金銭を出金する際に、毎回のように印鑑や紙の通帳などを持って銀行に行く必要がありました。

ですが、時代の変化に伴ってATMが登場し、キャッシュカードを差し込むことで、他者を介することなく必要な金銭を引き出したり振り込むことが可能になりました。

さらに、現代にはPayPay銀行や楽天銀行などのネット上で機能する銀行があるため、その便利さがもたらす恩恵を受けている人がいるかもしれません。

しかし、紙の通帳を使用する口座を開設したい時や、金銭を引き出したい一方でATMの操作方法が分からない場合は銀行に直接足を運ぶ必要があるため、今後も現実世界の銀行の需要は完全に途絶えることはないでしょう。

そして、そんな銀行には悪質なクレーマーが来てしまうこともあり、この時、ごく一部の銀行のスタッフは、内線を使って「日本茶をお願いします」という隠語を使用すると言います。

この隠語の意味は「クレーマーが来たので代わりに対応してほしい」となっていて、使用後は早急に手練れのスタッフにバトンタッチをすると言います。

日本茶をお願いします→悪質なクレーマーが来たので代わりに対応お願いしますという意味の隠語

スーパーの隠語 キキララ

一度でもスーパーに足を運んだ方ならお分かりでしょうが、そこには、色とりどりかつ多種多様な飲食物や日用品が陳列されており、多くの人の生活を支える便利さを備えています。

そんなスーパーは全国各地で見られると思いますが、そのうちごく一部のスーパーでは、「キキララ」という隠語が使われているそうです。

キキララと聞いた時、多くの人は、株式会社サンリオでお馴染みの青い髪のキャラクター「キキ」とピンク色の髪の「ララ」を思い浮かべるかもしれません。

そのため、この隠語は怖さとは程遠い優しいものではないか?と思うことでしょう。

ですが、この隠語はスーパーの中で災害が起きたことを意味しているのだそうです。

なお、同じくスーパーの隠語として、万引き犯を意味する「バツマル」や、レジ応援を意味する「たぁぼう」などがあり、現在も一部のスーパーで使われていると言います。

キキララ→店内で起きた災害という意味の隠語

警察の隠語 ラジオ

警察は、ご存知の通り、犯罪を取り締まりながら人々を凶悪犯から守る役割を持つ組織で、現時点では26万2千人以上が存在しており、日々職務を全うしています。

そして、そんな警察の間では数多くの隠語が使用されていて、有名どころで言えば、事件を意味する「ヤマ」や、手錠を意味する「わっぱ」の他、犯人を意味する「ホシ」などがあります。

また「ラジオ」という隠語も使われており、これは、盗聴や騒音などの音に関する犯罪ではなく、無銭飲食、もしくはその犯罪に及んだ人物を指す言葉なのだそうです。

なお、この言葉が作られた時期は古く、1963年に小説家の「高見順さん」によって書かれた、数々の陰惨な出来事がしたためられている小説「いやな感じ」には、犯罪行為を行った人物をラジオと表現する場面が見られます。

また、ラジオの語源ですが、どうやら無銭飲食の「無銭」とラジオの「無線」をかけて出来た言葉であり、特段深い意味はないそうです。

ラジオ→無銭飲食という意味の隠語

葬儀業界の隠語 山に行く

大昔に人が誕生した時、その寿命は38年程度でしたが、近年の医学の発達によって平均寿命が異常に伸びていき、今は100歳まで生きることが当たり前の時代に突入しました。

また、現在の調べによると、どうやら女性は男性と比べて平均寿命が長く、日本人の死因の上位に入っている「がん」「心筋梗塞」「肺炎」などにかかりにくい傾向にあるのだそうです。

さらに、一説によると多くの女性は生きていくために必要なエネルギーが少なくて済む上に、医療機関を受診する頻度が高く、自分の健康状態を見直す機会が多いため、自ずと寿命が長くなるとも言われています。

ですが、医療が発達した現代でも、当然永遠に生きることは不可能で、毎年のように世界中で137万人以上の死者が出ていると言われています。

そして、死者が出た際は葬儀が行われ、火葬することが決まった際は火葬を行う施設に死体を移動させるのですが、どうやらこの火葬場は一部の葬儀業界の間で「山に行く」もしくは「山に行っております」という隠語で表現されるそうです。

そのため、葬儀を行う会社の社長が施設に言っている時に他の業者から電話が入り、社長との対話を希望してきた場合。

この時、その会社の社員は「社長はただいま、山に行っております」と言い、現在はその希望に沿うことが出来ないことを遠回しに伝えると言います。

山に行く→火葬場という意味の隠語

最後に

内容は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。

提供:キリン【考察系youtuber】

https://www.youtube.com/watch?v=8NNtGnEMZQg&t=65s

https://www.youtube.com/watch?v=8PGc0dWHozM&t=121s

https://www.youtube.com/watch?v=qZ0-D2bN1KE&t=343s

https://www.youtube.com/watch?v=seTEhEg8s1s&t=211s

暇つぶしに使えそうなサイトの文字リンク、下に貼っておきます。

ギャラクシーコミック公式サイト

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