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【ポケモン都市伝説】ダイパの怖い話の1つ「森の洋館」の考察【ダイヤモンド/パール】

森の洋館(もりのようかん)。

第4世代のダイヤモンド・パール・プラチナにて登場する心霊スポットです。

恐怖を煽るBGM、ゴース系統のポケモンばかりが溢れているボロボロの館内、お爺さんと女の子の幽霊と意味深なアイテム、プラチナのみで読める謎の文書など、不気味な要素が盛り込まれているこの館。

この記事では、そんな森の洋館について、公式からの発言を踏まえた上で考察していきます。

お爺さんと女の子の幽霊について

トラウマに相当する謎の存在です。

お爺さんは食堂で、女の子では2階の右端の部屋にて現れます。

いずれも足を動かすことなく、スーッと滑るように移動して、プレイヤーの前から姿を消します。

こんな館に人が住んでいるとは思えませんし、足を動かさずに移動するというのは不気味で仕方がありません。

一体何者なのか?

そのヒントを、公式がサイトを通して発信していました。

その昔、おじいさんと孫の少女が仲良く暮らしていたの。
ある日、少女がポケモンを追いかけて、もりのようかんに入ってしまい、帰って来なくなってしまった……。おじいさんは孫を心配して、1人で探しに行ったんだけど……おじいさんも姿を消してしまうの。
それから、しばらくたってからよ。もりのようかん近くで、人かげが見られるようになったのは……。
……ネットのオカルト仲間からは、そんな話を聞いているわ。
まぁ、ただのウワサなんだけどね。ウフフフフ……。

https://www.pokemon.jp/special/kowapoke/horrorspot/horrorspot004/

女の子は、ポケモンを追いかけているうちに洋館に迷い込み、なかなか帰ってこない孫を心配して様子を見に行ったお爺さんもまた洋館に入って戻ってくることはなかったとのことです。

その後、人影の報告例が出てきたということは、2人は命をそこで落とし、幽霊となって館内を彷徨っていると考えることが出来ます。

また、2人は元々洋館に住んでおらず、偶然迷い込んでしまっただけであることも分かります。完全な被害者ということでしょう。

なお、この2人が出てくる場所で、とある意味深なアイテムを拾うことが出来ます。

お爺さんが出現した左側のキッチンのゴミ箱には【どくけし】があり、女の子のいる部屋には技マシンの【身代わり】が落ちています。

これらのアイテムは、各々の死因を表していると投稿者は考えます。

お爺さんは何者かに毒を盛られ、女の子は何かの身代わりになって亡くなったのでしょう。

投稿者は、2人を殺したのはポケモンだと思っています。

洋館に生息しているポケモンゴースは【毒タイプの技】を覚えます。

お爺さんはゴース系統のポケモンの毒系の技を受けて殺されて、女の子は、自分が追いかけていた無害なポケモンの命を助ける代わりに、自分が【身代わり】となって死んでしまったと想像することができます。

後述しますが、この森の洋館のモデルとなった場所は、非常に凄惨な事件が起こった心霊スポットです。

その事件の被害者は、今なお理不尽な仕打ちに恨みを募らせつつ彷徨っているとされています。したがって、舞台である森の洋館に住んでいるゴーストタイプのポケモンは、それらの悪霊を表現しているのかもしれません。

2人はポケモンに殺された。それを伝えるために、何者かがわざわざあの場所に【どくけし】と【身代わり】を置いたのだと投稿者は考えます。

ウラヤマについて

ダイヤモンド・パールに世界には、ある大きな屋敷があり、そこに【ウラヤマ】と呼ばれる男性が住んでいます。

ウラヤマには様々な黒い噂があるのですが、その噂の1つに森の洋館に関するものも含まれているとされています。

その証拠はドンと置かれているポケモンの像です。警備員を配置するほど大切にしていることが分かります。

この像についてですが、森の洋館から持ってきたのではないかと投稿者は考えています。

森の洋館中央の階段の端には、ポケモンの像が置かれています。

しかし、主人公から見て右側には何故か像が置いていません。通常であれば左右対称になるように像を設置するはずが、どういう訳か片側にしか像がない。

さらに、プラチナバージョン限定ですが、洋館内にてとある文書を読むことが出来ます。

【あんなえたいのしれ…モ…をもっていかれるとは…】

予測を踏まえると、以下のような文書になると考えられます。

【あんなえたいのしれない奴にポケモンの像をもっていかれるとは…】

これはつまり、ウラヤマ、もしくはその関係者が森の洋館に進入して、像を盗んだ証拠に繋がるのではないかと考えられます。

ウラヤマ自身が2人を殺したことは考えにくいです。前述の通り、2人は偶然迷い込んでしまっただけであり、洋館の持ち主などではありません。

文書を書いたのは、依然森の洋館で暮らしていた誰かであり、その誰かがウラヤマを対する文書を書いたのだと思われます。

得体のしれない奴と書いたということは、館の主とウラヤマには面識はなくて、ウラヤマ自身が一方的に館に忍び寄って盗んだのでしょう。

ナタネについて

ハクタイシティのジムリーダーのナタネとよばれる女性。本編において彼女は、自分はお化けが嫌いという何とも身勝手な理由で主人公に森の洋館の調査を頼んできます。

ナタネについては黒い噂がありますが、恐らく彼女は森の洋館の過去及び幽霊やウラヤマとは関係はないでしょう。

何故なら、情報があまりにも乏しく、ナタネを黒幕とする根拠が薄いからです。

https://ghibli-tosidensetu.com/ポケモン都市伝説%ef%bc%81ナタネは森の洋館事件の犯人.html

単純に、自分の住む街の近くのホラースポットを放っておけず、ジムリーダーとして調査しようとしたものの、怖いものが嫌いなために洋館の入口で足を止めていたと思われます。

壁の絵画について

2階の右から2番目の部屋には、不気味な紫色の絵画が壁にかけられています。

その部屋にいるときはなんともありませんが、2階の別の部屋に入った途端に、光る目でこちらをジッと見つめてきます。こちらの動きに合わせて視線を合わせてくるという徹底ぶりです。

非常に不気味な絵画ですが、これの正体はゲンガーであることが分かっています。

というのも、任天堂DS、DSiの下部にある、GBAを挿入する箇所に、GBA版のポケモンのゲームソフトを差し込んだした状態で森の洋館の絵画の飾られている部屋に行くと、そこでゲンガーを捕獲するイベントが発生するのです。

そのゲンガーは絵画の部屋に登場するため、この壁画の異常性はゲンガーのイタズラによって引き起こされていたと考えることが出来ます。

・・・その他については説明が出来ませんが。

ロトムについて

テレビに入り込んでいるポケモンロトム。

後にあらゆる家電に入り込めることが判明し、またイタズラ好きとしても有名です。

このロトムについてですが、公式でも触れられている通り過去の事件や幽霊とは一切関係のないポケモンであると考えられます。

https://www.pokemon.jp/special/kowapoke/horrorspot/horrorspot004/

滅多に人がこなくて、なおかつ24時間稼働しているテレビがあるため、身を潜める場所として最適であると判断したので、森の洋館に住んでいただけでしょう。

ただ、ロトムを捕獲もしくは倒した後も、テレビからの視線が消えないというのは一体どういうことなのか。それは一切分かりませんが。

森の洋館の元ネタについて

森の洋館のモデルとなった場所は、北海道の旭川市のとある旅館であると言われています。

そこは、21世紀にて旅館の従業員や客が全員殺されて、犯人もまた自ら命を絶つという凄惨な事件が発生した現場です。

その付近では様々な心霊現象が起こるとされ、現実に存在するこの場所こそが森の洋館の元ネタではないかと言われています。

なお、犯人は毒を使用して従業員と客を殺害したと言われています。

最後に

以上が森の洋館についての考察でした。怖さはありますがその分非常に興味深い内容でした。

では、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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ありつむぎ
ありつむぎです。ライター兼ブロガーです。 サブカルチャーを始めとした幅広いジャンルの情報を紹介します。 未成年者に適さない記事と画像リンクなども掲載しているのでご注意ください。 お仕事の依頼および広告掲載のご相談等は、私のXアカウント(@kmz811)へのDMもしくはサイト内のお問い合わせフォームからお願いします。
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