アニメ

アニメのトラウマ回5選

どうも、ありつむぎです。

今回は、テレビで放送されたアニメのトラウマ回を解説していきます。

遡る嘆き

© 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会

遡る嘆きは、2020年放送の、魔法が当たり前のように存在するファンタジーの世界が舞台のアニメ、魔女の旅々(たびたび)の第9話です。

この回は「時計郷ロストルフ」という国に足を運んだ主人公の若い魔女「イレイナ」が、手持ちの金銭が枯渇し困り果てる場面から始まります。

そんなイレイナですが、ふと「超短期間働ける魔法使いを大募集!大金を稼ぐチャンスです」と書かれたチラシを見つけます。

それから、藁にも縋る思いでそのチラシに書かれた依頼主の魔女「エステル」の住所を訪れて、エステルから「幼少期からの付き合いである自身の親友「セレナ」を救ってほしい」という依頼を受けました。

というのも、セレナは今から10年前に・・・

  • 「突然押し入ってきた強盗に両親を殺害される」
  • 「後に引き取ってくれた叔父に虐待される」

といった過程を経て心を壊し、極悪非道の殺人鬼になってしまったとのこと。

そういうこともあり、エステルは、今から3年前に国の指示を受けて不本意ながらもセレナを捕らえて処刑せざるを得なかったそうです。

そのため、エステルは自身の魔法を使って10年前の世界に戻り、セレナの両親の命を奪った強盗を叩きのめして未来を変えたいと言います。

その考えに快諾したイレイナを連れて10年前のセレナの自宅に赴きました。

それから、イレイナはエステルと離れた場所で、強盗が現れるその瞬間まで待機していました。

しかし、イレイナの目に飛び込んできたのは、両親を刃物で殺害し、エステルに大けがを負わせたセレナの姿でした。

つまり、両親が強盗に殺されたという話は全て嘘で、実際はセレナ本人が両親を殺害していたのです。

© 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会

それから、セレナはイレイナに対し・・・

  • 「自分は両親に日常的に虐待されていた」
  • 「エステルのことは親友と思っていなかった」
  • 「人を殺すのは楽しい」

などと嬉々として語り、イレイナも手にかけようとします。

しかし、最後にセレナは、かろうじて生きていたエステルの魔法の攻撃を受けて悲惨な末路を辿ることになります。

ちなみに、この時のセレナは、エステルに対して「あんたなんて友達と思っていなかった」と話しています。

なお、公式Twitterは、この回を告知した際に「この作品には一部刺激的な表現が含まれます。児童および青少年の視聴には十分ご注意ください。」という警告文を掲載しています。

こうしたことから、遡る嘆きは魔女の旅々における史上最悪のトラウマ回と考えることが出来るでしょう。

ちなつ無双

Ⓒ2019 なもり/一迅社・七森中ごらく部

ちなつ無双は、2012年放送の日常系アニメ「ゆるゆり♪♪」の第8話です。

この回は、クリスマスの季節において、架空の学校「七森(ななもり)中学校」の女子生徒の歳納(としのう)京子が・・・

  • 友人たちに助けられながら冬のコミックマーケットで販売する漫画の原稿を執筆する
  • 多数の仲間たちとカラオケ店でクリスマスパーティをする

といった話の他、同じく七森中学校の女子生徒の「吉川(よしかわ)ちなつ」が、先輩である「船見結衣(ふなみゆい)」と仲良く食事をしたり映画を見る話の3本立てとなっています。

それらの話自体には過激な描写はなく、頭を空っぽにして楽しむことが出来ます。

Ⓒ2019 なもり/一迅社・七森中ごらく部

ですが、3本目のラストシーンでは、突然何者かの絶叫が響き渡ります。

それと同時に、ちなつが描いたという設定の、粗雑で無駄に立体感のある自画像と結衣のイラストが画面いっぱいに映し出されるのです。

その後、唐突にアニメ本編は終了し、通常の回と変わらずクレジット表記がされ、明るくかわいらしいエンディング曲が流れます。

しかし、それでもなおこのイラストは映され続けて、その存在感を発揮し続けました。

せるりあん

© けものフレンズプロジェクト

せるりあんは、2017年に放送された、架空の巨大な動物園「ジャパリパーク」内で繰り広げられるアニメ、けものフレンズの第11話です。

この回の内容は、記憶を失った主人公の人間「かばん」が、ジャパリパークの火山から放出される未知の物質「サンドスター」の影響で人間の女性の姿を獲得した動物、通称「フレンズ」の1体である「サーバル」と小柄のロボット「ラッキービースト」を引き連れて旅をする場面から始まります。

そんな旅の途中、かばんたちは、ジャパリパーク内に突然現れた1つ目と黒い巨体、長い4本足を持つ敵「セルリアン」と相対します。

© けものフレンズプロジェクト

このセルリアンは、光に反応する特徴と頑丈な体の他、どれほどダメージを受けても肉体を再生させる凶悪な特徴を持っています。

こうしたことから、真正面から戦っても敵わないとかばんは判断しました。

そして、夜になるのを待ってから、ラッキービーストが運転するバスのライトを使ってセルリアンを誘導し、海に沈めて撃退するという作戦を考案します。

それから、計画は実行に移されました。

初めのうちは、セルリアンの攻撃を避けながら誘導出来ていたものの、突如としてセルリアンは、その巨体と体重で地響きを起こして、かばんたちが乗っているバスを横転させました。

その後、サーバルはセルリアンに取り込まれてしまったため、かばんは決死の覚悟で木にのぼります。

そして、その上からセルリアンの体内に飛び込んで気絶しているサーバルを救出しました。

次に、サーバルとセルリアンの距離を離すために、所持していた松明に火をつけて走り出しました。

無事に距離を離すことに成功したものの、かばんは、敵意を持って前足を振り上げているセルリアンの姿を見て、もう逃げられないと悟ります。

© けものフレンズプロジェクト

そして最後は、かばんが信じがたい目に遭うと同時に幕を閉じます。

なお、この最後の描写は当時のファンたちを驚愕させ、いつしかこの出来事は「けものフレンズ11話ショック」とも呼ばれるようになりました。

はじまり

© Nitroplus/海法紀光・千葉サドル・芳文社/がっこうぐらし!製作委員会

はじまりは、2015年に放送された、現代が舞台となっているアニメ「がっこうぐらし!」の第1話です。

この回は、架空の学校「巡ヶ丘(めぐりがおか)学院高等学校」内で生活している女子高生「丈槍由紀(たけやゆき)」が、ある日の朝、放し飼いをしている犬「太郎丸」に顔を舐められて、寝室として使用している学校の部屋で目を覚ます場面から始まります。

それから、由紀は身支度を整えると、同じく学校で暮らしているメンバー

  • 「恵飛須沢胡桃(えびすざわくるみ)」
  • 「若狭悠里(わかさゆうり)」
  • 「直樹美紀(なおきみき)」

が待つ生徒会室に行き、そこで朝食を平らげます。

そして、廊下に出た後は、そこでたまたま出会った部活の顧問の「佐倉慈(さくらめぐみ)」こと「めぐねえ」と会話をした後、所属している教室に入り、多数の同級生と共に授業を受けます。

© Nitroplus/海法紀光・千葉サドル・芳文社/がっこうぐらし!製作委員会

その後、由紀は自身を迎えに来た美紀と共に、突然行方不明になった太郎丸を捜したり、屋上に作った畑で育てている野菜の管理をしたりと、楽しく快活に活動を続けます。

ですが、このアニメには・・・

  • 「割れ放題の窓」
  • 「校内に設置された簡易的なバリケード」
  • 「畑に立てられた謎の十字架」

などの不穏な描写も見られ、話が進むにつれて、由紀と同じクラスの多数の生徒やめぐねえの存在さえも不確かな物になっていきます。

© Nitroplus/海法紀光・千葉サドル・芳文社/がっこうぐらし!製作委員会

そして、この回の終盤では、アニメ内で見られる不穏な描写の正体を含む、知らない方が絶対に幸せだった衝撃的な事実が明らかになります。

最後に

解説は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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https://www.youtube.com/watch?v=fpzIpUeW6rQ&t=13s
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ありつむぎ
ありつむぎです。ライター兼ブロガーです。 ゲームやアニメ、漫画などのサブカルチャーを紹介します。たまに雑学も紹介します。 R-18及びR-18Gのカテゴリーの記事について、未成年者の閲覧はお控えください。 記事の感想、お仕事の依頼、広告掲載のご相談等は私のXアカウント(@kmz811)へのDMもしくはサイト内のお問い合わせフォームからお願いします。
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