どうも、ありつむぎです。
今回の記事で取り上げるのはこれまで登場していたアニメ作品内から突然消えてしまったキャラクターです。
アイキャッチ画像は、この記事で取り上げているパンナコッタ・フーゴというキャラクターが仲間の少年にブチギレているシーンの切り抜きです。
以下より本編に移ります。
ドナルド・マクドナルド
ドナルド・マクドナルドは、2006年から放送されていたテレビCM「ドナルドのうわさ」などに登場して一躍有名になった、マクドナルドのマスコットキャラクターです。
このキャラクターは、数多くのテレビ番組やCMなどに出演して自身の存在をアピールしていきました。
また、2000年には、ドナルドがマクドナルドで食事をしている2人の子どもをアニメの世界に引きずり込んだ後、ハンバーガーを盗んで走り去り、前方不注意によって崖から転落した自身の仲間を救出する様子が描かれた15秒程度のアニメCMにも登場しています。
しかし、2007年6月以降から、アニメCMを含むドナルドが登場する全てのテレビCMが放送されなくなってしまいました。
この理由として
- 「ドナルドの見た目の怖さから苦情が殺到した」
- 「子どもたちを不健康な食品に誘導してきたという理由で引退を求めてきた団体の影響」
- 「マクドナルドが実在の有名人をCMに採用する方針に変えたから」
などの説が提唱されていますが、現在も理由は明らかになっていません。
ただ、海外ではピエロに恐怖感を抱く人が多いらしいので、それが関係しているのかもしれませんね。
なお、現在もドナルドは完全には引退しておらず、マクドナルドのYouTube公式チャンネルの動画に出演中です。後は、ニコニコ動画やYouTubeに投稿されている音MADの素材としても使用されています。
ゆみこちゃん
ゆみこちゃんは、1990年から放送されているアニメ「ちびまる子ちゃん」に登場していた少女です。
いまいち意図が分かりませんが、彼女には「6月生まれ」「男性歌手の西城秀樹のファン」という設定があるとのこと。
ゆみこちゃんは、かつては主人公のまる子のクラスメイトの1人として登場し、たまちゃんに次ぐ2人目のまる子の親友として振る舞い続けていました。
ですが、ある日突然、そのクラスの名簿から彼女の名前が抹消され、アニメから姿を消してしまいました。
この理由として、一時は「ゆみこちゃんにはモデルとなった実在の女性が存在しており、その女性が自殺したから」という噂が囁かれていました。
ただし、どうやらこれはデマのようです。
実際は「見た目や特徴が地味すぎてアニメで活躍させにくい」という極めて単純な理由で消さざるを得なかったとのこと。
なお、ゆみこちゃんは作者が考案したオリジナルキャラクターで、モデルとなる女性は存在しないことが分かっています。
ランチ
ランチは、1986年から放送されているアニメ「ドラゴンボール」に登場していた女性キャラクターです。
このキャラクターは、理由も分からないまま警察に追い回されていた時に、まだ幼かったアニメの主人公「孫悟空」とその仲間の「クリリン」によって助けられました。
そして、後に武術の達人である孫悟空たちの師匠「亀仙人」と共に亀仙人の住まい「カメハウス」で暮らし始めます。
また、このキャラクターは「くしゃみをすることで人格が切り替わる」という特徴を持っています。
切り替わった後の性格は勝気で攻撃的なものになり、髪の色も金色に変化し、所持している拳銃や機関銃を乱射するため、悟空たちからはひどく恐れられていました。
そんなランチですが、後に出会った男性「天津飯(てんしんはん)」に一目ぼれし、カメハウスを出て行き彼を追いかけ始めて以来、アニメから姿を消してしまいました。
突然彼女が消された理由について、ファンの間では次のような説が提唱されています。
「ランチの特性である二重人格とそれに関する描写に批判が集まったから」
「後に登場する、自身の髪の色を金色に変えつつ戦闘力を上昇させる能力を持つ民族「サイヤ人」と特徴がかぶってしまうから」
しかし、現在もその真偽は不明となっています。
安雄
安雄(やすお)は、1979年に放送されたアニメ、「ドラえもん」のエピソードの1つ「ゆめの町ノビタランド」に登場する、高い身長と細い体を持つ青い帽子をかぶった少年です。
この話では、のび太やドラえもんの他、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんといういつもののび太の遊び相手が登場します。
しかし、不可解なことにそのメンバーの中には見慣れない少年「安雄」が含まれていて、のび太たちと行動を共にしました。
また、この話ののび太たちは、自在に背丈を変えることが出来るドラえもんの秘密道具「ガリバートンネル」を使って自身の体を極限まで小さくした後、ドラえもんが作り上げたミニチュアサイズの町「ノビタランド」で存分に遊び回っていました。
ところが、この話以降、安雄は何事もなかったかのように全く姿を見せなくなったため、視聴者の間では、正体不明の謎の少年として認知されるようになりました。
しかし、2019年に放送されたリメイク版のゆめの町ノビタランドでは、安雄はさも当然のように1度だけその姿を見せています。
パンナコッタ・フーゴ
パンナコッタ・フーゴは、2018年放送のアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」に登場する、アニメ内のギャング組織「パッショーネ」に所属している16歳の少年です。
フーゴは、わずか13歳にして大学に入学できるほど優れた頭脳を持っているのですが、生まれながらにして、自身の怒りの感情を制御することが出来ないという欠点を持っています。
そのため作中では、自身と同じチームに所属している少年「ナランチャ・ギルガ」に算数を教えている時、その出来の悪さから、ナランチャの頬を近くにあったフォークで突き刺して散々罵倒した後、頭を掴み、腐れ脳みそと罵倒しながら渾身の力で机に叩きつけています。
本当はド低能と言いたかったそうですが。
そんなフーゴですが、物語内では、自身が所属しているチームのメンバーと共にリーダーの「ブローノ・ブチャラティ」の命令に素直に従っています。
そして、自身の仲間と共に、死亡したパッショーネの幹部「ポルポ」の遺産である6億円相当の宝石を回収する任務や、パッショーネのボス「ディアボロ」の娘「トリッシュ・ウナ」を護衛しながら、トリッシュをディアボロの元に送り届けるという任務を行っていました。
後、彼はパープルヘイズと呼ばれる人型の怪物のような存在を呼び出す能力を持っています。個人的に、それを使って敵対関係にあるイルーゾォを叩きのめしたシーンは印象的でした。
イルーゾォがパープルヘイズの能力と拳のラッシュを受けてぐっちゃぐちゃになる場面は今でもよく覚えています。
しかし、物語の中盤において「ディアボロは自らの手でトリッシュを始末するためにわざわざ自分たちに護衛をさせていた」ということに気が付いたブチャラティが、ディアボロに対する強い怒りを覚えて任務を放棄します。
そして、トリッシュを守りつつディアボロを撃退する方法を探るとチームメンバーに宣言すると、フーゴは激しくうろたえて、ブチャラティを含むこれまで共に行動してきたチーム全員と決別し、その後のメインの物語には登場しませんでした。
なお、フーゴが登場しなくなったことについて、作者の荒木飛呂彦(ひろひこ)さんは、
- 「最初はフーゴが仲間を裏切るという話を考えていた」
- 「しかしそれではストーリーが暗いものになっていくんじゃないかっていう感覚があった」
- 「だからフーゴには意見の相違ということで退場してもらった」
と話しています。
最後に
内容は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
提供:キリン【考察系youtuber】
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