どうも、ありつむぎです。
今回は、投稿者がおすすめする超有名で怖いSCPを6体取り上げていきます。名前だけは知っているというものも含まれているかもしれません。
各SCPの個体の面白いと思える部分をできる限り簡潔にまとめましたので、最後まで読んでいただければと思います。ただし、少々過激な表現が含まれているのでご注意ください。
SCPのオブジェクトクラスの簡単な説明は以下の通りとなっています。
Safe→故意に活性化させない限り異常性が発現しないクラスのSCPの総称
Euclid→影響範囲が限定されているが挙動が予測不可能なクラスのSCPの総称
Keter→全人類にとって敵対的な存在かつ現在の財団の力では完全に収容することが困難なクラスのSCPの総称
なお、この記事はCC BY-SA 3.0ライセンスに基づきます。
それでは以下より本編に移ります。
目次
SCP-682 不死身の爬虫類
最初はSCP-682 不死身の爬虫類です。クソトカゲとも呼ばれている超有名なSCPとなっています。オブジェクトクラスはKeterです。
このSCPは、生誕の起源が一切不明の巨大なトカゲです。極度に高い力、スピード、反射神経を持っている上に、身長を巨大化させることも可能となっています。
そして、何よりも驚異的な再生力と回復力の他、身体の87%を破壊、腐食させても動いて会話することができる。この点はまさに不死身の名にふさわしい特徴だと思います。
また、有機物、無機物関係なく摂取したものからエネルギーを得ることが可能で、現在このトカゲを収容している塩酸を満たしたエリア内において、その塩酸を使って栄養を取っているそうです。
こうしたことから、核爆弾やら劇薬をぶち込んでも殺すことができないのではとも言われています。
そのため、財団はこのトカゲをどうにかして破壊しようと日々四苦八苦しています。尋常ではない程強力な別のSCPをぶつける実験も行いつつ、このトカゲが少しでも動いた際は早急に対処することが定められています。
なお、このトカゲは「こいつ以上に強いSCPを作ってはいけない」という一種のボーダーライン的な存在となっています。神に近い力を持つSCPは別です。生物系のSCPを考案する際、このトカゲ以上のものを作ってはいけないということになっています。
なので、SCPの最強ランキングを作るとするなら、まずこのトカゲの名前が挙がるでしょう。
SCP-1048 ビルダー・ベア
次はSCP-1048 ビルダー・ベアです。こちらのSCPのオブジェクトクラスは元々Safeに分類されていましたが、現在はKeterに分類されています。
キチクマという俗称でも有名なSCPです。
このSCPはクマのぬいぐるみの見た目をしており、自発的に動くことができるものの、発見してから当初は非常に安全な存在として認知されていました。
というのも、このぬいぐるみはダンスやお絵描き、抱擁などをするのです。そのため、最初のうちはSafeに分類されており、サイト24というエリア内を自由に動き回らせることが許可されていました。
ところが。
ある日、このぬいぐるみは自身を模倣したSCP-1048-Aに指定される自立する未知の物体を作り出しました。
これはこのぬいぐるみはとよく似ていて、遠目で見るとクマのぬいぐるみではないかと思うのですが、これをよく見ると、なんとそれは大量の人間の耳を繋ぎ合わせて作られていた異形の怪物だったのです。
そして、SCP財団はこの怪物を捕らえようと動き出したのですが、それを察知した怪物は未知の方法で金切り声を上げて、自身から10メートル以内にいた者の目と耳に強烈な痛みを与えました。
5メートル以内にいた者はどうなったか。
突如として体に出現した耳によく似た腫瘍に体を内外共にびっしりと覆われて窒息死してしまいました。
この怪物とぬいぐるみは現在も逃走中です。
また、ぬいぐるみはこうした悪行だけでは飽き足らず、当時妊娠8カ月目だった女性研究員の腹部を掻っ捌き、中に入っていた胎児を使ってSCP-1048-Bに指定されている怪物を作り上げました。
今度は耳ではなく胎児を使って怪物を作り上げました。
これは何かしらの方法で処分されたそうです。
また、次にこのぬいぐるみはSCP-1048-Cに指定されるスクラップで構成されているぬいぐるみに似た物体を作り上げました。
この物体は発見されるが早く逃走し、その最中に数名の財団職員に怪我を負わせたり死亡させたりしています。
物体は現在も逃走中です。
こうした異常性から、このテディベアはキチクマとも呼ばれるようになり、それと同時に危険性は全くなく、それどころか人間に対して好意的なSCP-2295 パッチワークのハートがあるクマと比較されるようになりました。
SCP-2295はキチクマじゃないほうとも呼ばれています。
SCP-2295は以下の記事でも取り上げています。
SCP-040-JP ねこですよろしくおねがいします
次は、SCP-040-JP ねこですよろしくおねがいしますです。オブジェクトクラスはSafeに分類されています。
このSCPは、某県にある村の旧〇村に放置されていた井戸小屋の名称です。
小屋の中央には井戸が存在しており、内部の深さはどこまであるのか一切不明となっています。それほどまでに深いということです。
ここまでは一切問題ありません。ですが好奇心の赴くままこの井戸の中を覗いてしまった場合・・・
その人は激しく動揺しながら「ねこが居た」と報告します。もちろん井戸の中には何もいないんです。それにも関わらず、ねこが居たと主張するんです。
このねこの見た目は、人のようで無造作な体と顔をしており、体毛が一切生えていませんでした。この項目の画像が、まさにそのねこだと言われています。
また、井戸を覗いて人は、暗闇の中に例のねこがいるように感じるようになり、常にこのねこの視線を気にするようになります。
このねこの正体は分かっておらず、監視している理由も一切不明です。
なお、ねこを見てしまうと認識障害を引き起こし、他者に対して「ねこは居ます」と積極的に伝えようとします。
さらに、影響を受けた際は一般的な文章内にねこは居ます。よろしくお願いします。という言葉を散りばめる異常性を発揮するようになります。
SCP-096 シャイガイ
次はSCP-096 シャイガイです。オブジェクトクラスはEuclidとなっています。
この人型の実体は身長はおよそ2.38メートルあり、1.5メートルもの長い手足を持っております。加えて、顎は人の4倍の大きさまで開けることができることも分かっています。
普段、この実体は大人しくしているものの、自身の顔を何かしらの手段で見られた際は苦しみを覚えるようになります。
それこそ、直接でも映像機器でも、はたまた写真であってもそうなります。
その後の実態はどうするのか?唐突に取り乱し始め、自身の姿を見た人物を瞬時に特定して走り出します。
100%逃れることはできませんし進行を妨害することは不可能です。そしてその人物に十分接近するとためらうことなく殺害し、この世から跡形もなく消し去るのです。
こうしたことから、実体は圧力センサーとレーザー検出器によってのみチェックする事が義務付けられています。監視カメラや光学的道具の設置はNGです。
SCP-106 オールドマン
次はSCP-106 オールドマンです。オブジェクトクラスはKeterに分類されています。
このSCPは、体の所々が腐敗している人の見た目をした実体で、触れた対象を腐食させる能力と物体を通り抜ける能力を持っている人型の実体です。身体的損傷を受けません。
さららに、どのような壁ものぼることができる上に腐蝕性の粘液も発生させます。
異空間を作り出してそこを移動する力を持っているため、一度敵意を向けられた際は逃れることは非常に困難となっています。
こうしたことから、この実体に直接触れることは許されておらず、仮にどうしても接触する必要があるのであれば、O5-司令部の3分の2以上の承認を得ることが必須です。
ちなみに、この実体は10歳から25歳の人を獲物にすることを好んでおり、獲物と見なした人を負傷させて行動不能にした後は異空間に引きずり込むことが確認されています。
また、最長3ヶ月ほど休止状態に入ることもあるのですが、その後は活性化し、財団職員を拉致して攻撃。さらに、自身を収容しているコンテナにも甚大な被害を与えます。
なお、こうした攻撃は食事のためではなく、実体が狩りを楽しむために行っていると言われています。
SCP-076 “アベル”
最後はSCP-076 “アベル”です。名前の前後にクォーテーションマークがつきます。
このSCPは、SCP-076と呼ばれている常から眠っている身長2メートルの人型の実体と、それを収容している扉付きの石室のSCP-076-1の合計2つで構成されています。
オブジェクトクラスはKeterです。
この人型の実体の外見の特徴として、黒い髪、灰色の目、オリーブ色の肌があります。全身に多くの魔術的な刺青が施されています。性別は男性で年齢は20代後半に見えるそうです。
そんな実体は、超人的な能力を持っている上に凶悪な性格の持ち主でもあります。固い鉄の扉を引き裂くことも当然できますし目にした人間を次から次へと殺害することさえも簡単です。
加えて、攻撃に対する耐久性も優れています。銃弾を脳に受けてもひるむことなく行動を続けることも可能です。鉄の棒を振り回し、放たれた銃弾をはたき落とす様子も見せています。
また、この実体は財団によって何度も殺害されているのですが、死ぬと即座に腐敗してから塵になり、石室内にある棺が未知の方法で閉ざされます。
そして、最短で6時間最長で25年の時間をかけて肉体を元の状態に戻してしまうのです。
なお、財団はこの実体を戦闘員として起用する計画を立てました。ですが至極当然の話この実体が人の言うことを聞くはずがありません。加えて、この実体は全ての人を軽視しています。
そのため、この実体は周囲の隊員を殺害し続ける大騒動が引き起こされることになりました。
そして、現在は水深200メートルもの深さにある強固な岩盤層をくりぬいた収容エリア「25b」に収容されています。仮にそのエリアから実体が通路から脱走した際は、エリア内を海水で満たして無力化を図ることになります。
なお、通路は武装した警備員を常に3人以上配置していますが、これらも巻き込むことになります
なので・・・
実体が脱走すると警備員が溺死することになります。しかし、実体の脱走を許してしまえば全人類が瞬く間に絶命することは想像に難くありません。
犠牲を最小限に抑えるならば、こうした犠牲は致し方ないのでしょう。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。各SCPの元のネタのリンクを掲載しておきます。
SCP-682 不死身の爬虫類
著者:Dr Gears
http://scp-jp.wikidot.com/scp-682
SCP-1048 ビルダー・ベア
著者:Researcher Dios
http://scp-jp.wikidot.com/scp-1048
SCP-040-JP ねこですよろしくおねがいします
著者:Ikr_4185
http://scp-jp.wikidot.com/scp-040-jp
SCP-096 シャイガイ
著者:Dr Dan
http://ja.scp-wiki.net/scp-096
SCP-106 オールドマン
著者:Dr Gears
http://ja.scp-wiki.net/scp-106http://ja.scp-wiki.net/scp-106
SCP-076 “アベル”
著者:Kain Pathos Crow
http://scp-jp.wikidot.com/scp-076
では、今回はこの辺で。次回もよろしくお願いします。