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【怖いSCP】SCP-1315-JP 夢であってほしかったの解説

どうも、ありつむぎです。

今回は、投稿者がおすすめする怖くて面白いSCP「SCP-1315-JP 夢であってほしかった」について解説していきます。最後まで読んでいただければと思います。

SCPのオブジェクトクラスの簡単な説明は以下の通りです。

Safe:故意に活性化させない限り異常性が発現しないクラスのSCPの総称

Euclid:影響範囲が限定されているものの挙動が予測不可能なクラスのSCPの総称

Keter:全人類にとって敵対的な存在かつ現在の財団の力では完全に収容することが困難なクラスのSCPの総称

それでは以下より本編に移ります。

※この記事はCC BY-SA 3.0ライセンスに基づきます。

SCP-1315-JP 夢であってほしかった

SCP-1315-JP 夢であってほしかったは、オブジェクトクラスKeterに分類されている、脳を休めながら生体機能を整える効果がある睡眠、いわゆる「ノンレム睡眠」が始まってから1時間後に、不特定多数の人を対象に発生する2つの現象を指します。

これらの現象は、それぞれ「SCP-1315-JP-1」「SCP-1315-JP-2」と呼ばれて区別されており、このうちSCP-1315-JP-1は眠っていた場所から上空15km地点に瞬時に転移する現象となっています。

そして、SCP-1315-JP-2はSCP-1315-JP-1が発生した後、元々睡眠をとっていた地点に瞬間的に転移する現象を指します。

SCP-1315-JP-2が発生するまで、このSCPの対象者は上空15kmから落下を続けることになります。

そして、仮にこのままSCP-1315-JP-2が発生しなかった場合は、高所から飛び降り自殺をした人のように地上に落下して、肉片や体液などを辺り一帯にまき散らしながら死亡するのです。

なお、死亡した後にSCP-1315-JP-2が起きた時には、砕けた肉片や飛び散った体液が対象者の元々眠っていた場所に未知の方法によって余すことなく転移されます。

実際に、1900年代に新潟県のとある町の民家において、1人の一般住民がこのSCPの影響で死亡する事態が発生しました。この住民の遺体は民家の中で発見され、それはそれは見るに堪えない程肉体が激しく損傷していたそうです。いわゆる全身を強く打って死亡したというやつです。

なお、この住民の遺体からは、近隣に存在している池の水と泥が検出されています。そのため、このSCPの影響によって上空から池の上に落とされて死亡したことが予想されます。

もちろん、この住民のみならず他の一般人も被害に遭っており、宮城県の北東部に存在していた雄勝町(おがちまち)という場所では1名の一般住民が、長野県のとある集落では7名の一般住民がこのSCPの影響を受けて死亡しました。

集落で死亡した人のうち2名は杉の木に突き刺さっていました。

また、雄勝町の住民の身には死亡してから3時間後に、長野県の集落の人達の身には死亡してから4時間後にSCP-1315-JP-2が発生したと考えられています。どちらも推定時刻です。

対象となるのは人だけではないかと見られますが、なぜこのような現象が起こるのかについては不明です。

ここまで聞いて、このSCPは対象者を選ばずに次々と狙っていることがお分かりいただけたかと思います。

さらに、SCP-1315-JP-1が起きた際には助かる手段がないと思うかもしれません。

ですが、落下して地面に衝突する前にSCP-1315-JP-2が発生して目が覚めた場合に限り、怪我を負うことなく生存することが可能です。

というのも、SCP-1315-JP-2の発生について、43日もの長い期間を要することもあれば、1.5秒という短い時間で発生することもあるのです。

現に、財団に所属しているエージェント日和(ひより)はSCP-1315-JP-1の被害に遭ったものの、約12秒後にSCP-1315-JP-2が発生して目が覚めたため助かっています。

なので、タイミングはランダムだと考えられます。

また、助かった場合において、対象者は「SCP-1315-JP-1は全て夢であった」と錯覚することも分かっています。

しかしながら、エージェント日和のカウンセリングを担当した財団の研究員によってこのSCPの存在が示され、それから、過去1年間における「高所から落下する夢」をみた人を対象に調査を行ったところ、SCP-1315-JPの事案は、なんと1年間で2000件も存在することが示唆されたのです。

もちろん、これ以上に存在している可能性もあります。

なので、財団が確認できていないだけでこのSCPの影響で死亡した人もいれば、何も知らないまま生存し、そのまま生き長らえている人もいるということです。

こうしたことから、現在財団はSCP-1315-JPの発生に備えて上空15kmの監視を続けて、対象者の落下地点の計算と身元の確認を行っています。

ちなみに、他者がSCP-1315-JP-1の瞬間をとらえた記録媒体を入手した場合、財団の機関はそれを削除して情報の隠蔽を行うことが決められています。

可能性の話ですが、あなたも眠っている時、このSCPの影響を受けて高所から落下してしまうかもしれません。

そしてその際は、夢であってほしかったと祈り、地面に衝突する前にSCP-1315-JP-2が発生して目が覚めるのを待ち続けるしかないでしょう。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。SCPの元ネタのリンクと著者を掲載します。

SCP-1315-JP 夢であってほしかった

著者: AMADAI
http://scp-jp.wikidot.com/scp-1315-jp

 

では、今回はこの辺で。次回もよろしくお願いします。

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ありつむぎ
ありつむぎです。ライター兼ブロガーです。 ゲームやアニメ、漫画などのサブカルチャーを紹介します。たまに雑学も紹介します。 R-18及びR-18Gのカテゴリーの記事について、未成年者の閲覧はお控えください。 記事の感想、お仕事の依頼、広告掲載のご相談等は私のXアカウント(@kmz811)へのDMもしくはサイト内のお問い合わせフォームからお願いします。
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