どうも、ありつむぎです。
今回は、ネット上で流行したキャラクターを6体取り上げていきます。
頭の悪い人
頭の悪い人は、2017年ごろに公開された4コマ漫画「頭の良い人と悪い人の物の見方の違い」を元に誕生した謎のキャラクターです。
この漫画が投稿されたツイートは以下の通りです。
https://twitter.com/micorun/status/868415841812873216
まず、この漫画には、黄色の服を着た女性キャラクターと青い服を着た女性キャラクターが登場し、それぞれが目の前の1個のリンゴを見て、様々な言葉を連想していきます。
そして、黄色のキャラクターが連想した言葉は少ないものの、青色のキャラクターが連想した言葉は多く、漫画の最後のコマでは、連想した言葉の数によって頭の善し悪しが分かると結論を出しています。
また、そんなこの漫画が大勢のネットユーザーに注目され始めると、ある1人のネットユーザーが、口を大きく開けながら自身の顔を傾けている謎のキャラクター「頭の悪い人」を考案しました。
そして、頭の悪い人は前述の2人のようにリンゴを見ましたが「ばなな」という予想の斜め上を行く答えを言ったため、ネットユーザーに絶大なインパクトを与え、後に、頭の悪い人のイラストやグッズ、LINEスタンプが作られました。
ちなみに、頭の悪い人の顔の輪郭は、人間が美しいと感じる比率「黄金比」に従って描かれていたことが後に判明し、そういった事情により、多くのネットユーザーはこのキャラクターに魅了されたと考えられています。
リスニング四天王
リスニング四天王は、2019年に行われたセンター試験の英語のリスニング問題に描かれた4体のキャラクターの総称です。
まず、そのリスニング問題は、英語を話す1組の男女の、キャラクターの制作に関する会話を聞き取り、結果として、2人が制作することにしたキャラクターの特徴に近いものを4体から1体選択するという内容でした。
ところが、その4体のキャラクターは体のベースとなる野菜や果物に、目、口、四肢を直接生やした強烈な見た目をしており、そのうちの2体には翼が生えていて、別の2体には屈強な肉体が備わっていました。
そして、これらのキャラクターは、多くの受験生の笑いを誘い、ネットで一躍有名になると、これらのキャラクターのイラストやフィギュア、3Dモデルを使ったネタ動画が制作されました。
しかるねこ
しかるねこは、2017年にフリーのイラストレーター「もじゃクッキー氏」が考案した、鋭い目つきと白い体毛を備えたねこの見た目をした妖精のキャラクターです。
このキャラクターは、人間の言葉を話すことが出来、「冷蔵庫の整理を放置する」「着ていたコートをハンガーにかけない」といっただらしない人間に対して説教を行いますが、説教中のこのキャラクターの表情は豊かで愛嬌があり、その言葉もどこか温かみがあります。
また、このキャラクターは、相手のことを思いやる心を持っており、全国の受験生に向けて「今日も頑張ってるね!たまには好きな飲み物でも飲んで休憩とりなさいっ!!」という労いの言葉も送っています。
なお、しかるねこが作られた後は、人の言葉を話す黒い毛に覆われたねこのキャラクター「あまやかすねこ」が制作され、あまやかすねこは「来年から頑張ればいいですよ~」「ゆっくりでいいんですよ~」などの甘い言葉を笑顔で口にし、人間が怠惰に過ごすことを肯定しています。
ちなみに、これらのキャラクターの人気はすさまじく、ぬいぐるみやバッグといったグッズにもなりました。
現場猫
現場猫は、2015年にくまみね氏が考案した電話を手にした人の言葉を話す猫のキャラクター「電話猫」をベースに、ネット上の掲示板「ふたば☆ちゃんねる」の利用者が考案したキャラクターです。
そんなこのキャラクターの顔つきは電話猫と同じですが、ヘルメットをかぶっている点と、前方に指を向けて「ヨシ!」と言っている点が異なっており、ネット上でこのキャラクターが注目されると、現場猫の多数のイラストが描かれるようになりました。
なお、このキャラクターを知ったくまみね氏は、「イラストのコラ(画像)とかそんなのは泳がせています。」と現場猫の存在を認めていて、後に、くまみね氏は現場猫をベースに「ジェネリック現場猫」というキャラクターを制作し、グッズ販売を行いました。
ちなみに、2019年にジェネリック現場猫は「仕事猫」という名称に変わった上でガチャガチャの景品になり、2020年には、新宿区が配信した新型コロナウイルスの予防対策のマスク着用を呼びかける動画に登場しました。
ひでのオリキャラ
ひでのオリキャラは、有名ホモビメーカー「ACCEED」が制作した作品「ショタコン」に小学生役として登場した男優「ひで」の筆箱に描かれたキャラクターで、分厚い唇を持つハートのような見た目をしていて、その手足は単純な一本線で構成されており、どことなくポケモンの「ニョロボン」を彷彿とさせます。
そして、このキャラクターがネットで話題になると、「イラストを描く」「グッズを作る」「自作の動画の主要キャラクターとして登場させる」などの行動を起こすネットユーザーが登場しました。
ちなみに、ひでと共に小学生役で出演した男優「たると」は、自身の筆箱に、全身にトゲを生やした謎のキャラクターを描いており、そのキャラクターは「たるとのオリキャラ」と呼ばれています。
逆走爺
諸事情によりモザイク加工を施しています。
逆走爺は、2016年にYouTubeに投稿された3Dアニメーションを使って逆走の危険性を教える動画「あぶない! 高速道路の逆走」に登場する複数のキャラクターの中の1人で、この動画が始まってから27秒後に車を運転しながら登場します。
それから、逆走爺は東京に住む孫に会いに行くために高速道路を利用しますが、この時逆走爺は「高速道路には長く乗っていなかった」「乗り方も忘れた」といった先行きが不安になることを呟いており、あるタイミングで意図せずに逆走し、前方から迫る車と衝突事故を起こしてしまいました。
また、そんな逆走爺は、2020年から突如としてネットで注目の的になり、ネットユーザーは、動画の音声を使用して激しくユーモアに富んだ音楽に仕上げた「逆走爺のグルメレース【前から車が】」を始めとした数々のネタ動画を作り始めました。
しかし、「あぶない! 高速道路の逆走」の内容は至って真面目で、全編にわたってシリアスかつ笑えないものとなっているため、この動画と逆走爺をネタにすることに抵抗を感じているネットユーザーも一定数見られます。
最後に
内容は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。
提供:キリン【考察系youtuber】
https://www.youtube.com/watch?v=d4e3YLOw6fc