ゲーム

【ネタポケ】不遇な境遇に置かれている・置かれていたポケモン10選

どうも、ありつむぎです。

今回は、不遇な境遇に置かれている、もしくは置かれていたネタ要素満載のポケモンを10匹取り上げていきます。初代ポケモンがメインです。

投稿者が考える最弱ポケモンについては以下のリンクからどうぞ。

イワーク

©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

イワークは、1996年2月に発売された初代ポケモン(ポケットモンスター赤・緑)で初登場したポケモンです。

タイプはいわ/じめん、高さは8.8mで重さは210.0kgとなっており、体の大半はゴツゴツした岩石で構成され、大柄なヘビを彷彿とさせるフォルムをしています。

どうやら、イワークの野生個体は時速80kmで地中を掘り進む事ができるようで、イワークが掘り進んだ後穴はポケモンの住処になるとのこと。

また、イワークの頭には方位磁石に相当する何かが埋め込まれていて、常に自身の位置を知ることができるそうです。

そんなイワークですが、ご存じの通り種族値(以下よりステータスと表記)のうち「こうげき」が45となっています。

あの、ことりポケモンでお馴染みのポッポと全く同じ種族値なのです。

また、HPのステータスは35でとくしゅのステータス(初代ポケモンは「とくこう」と「とくぼう」が「とくしゅ」という形で統一されていた)は30となっています。

一方で、ぼうぎょの種族値は不可解なことに160と異様に高く設定されています。

そんなアンバランスな種族値を見たプレイヤーによって、イワークはネタポケの1匹として知られ始めました。

加えて、弱点であるくさタイプやみずタイプの特殊技を受けた際は、とくしゅの低さゆえに、相手とのレベル差が大幅にあったとしてもあっけなく散る醜態を晒しています。

そのため、いつしかイワークは、プレイヤーから「攻撃力ポッポ」「8.8mのハリガネムシ」「発泡スチロール」などと呼ばれ嘲笑の的になっていました。

ただし、後にイワークは活躍の場を見せ始めていきました。

具体的には、ぼうぎょとぼうぎょの上昇値をこうげきとしてダメージ計算する技「ボディプレス」の習得により、相手に大ダメージを与えることができるようになりました。

また、イワークは「HPが最大の時「ひんし」状態になるダメージを受けても必ず1残る」「一撃でひんしになる技を受けない」といった特性「がんじょう」を持っています。

さらに、ステルスロック(交代して出てきたポケモンに定数ダメージを与える技)を覚えるため、相手の攻撃を確実に受けた上で、この技を安全に使用可能です。

さらに、がんじょうで相手の攻撃を耐えた上で、100%の確率で相手のすばやさランクを1段階下げる「がんせきふうじ」や、3ターンの間相手が変化技を使えなくなる「ちょうはつ」などを使い戦うこともできます。

ブースター

©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

ブースターは、初代ポケモンで初登場したポケモンです。

ほのおタイプのポケモンで、高さ 0.9mで重さは25.0kg。イーブイというポケモンにほのおのいしというアイテムを使うことで進化します。

ブースターは、イーブイと進化形の総称「ブイズ」の1匹として知られています。

首周りにあるクリーム色の体毛や大振りの尻尾が特徴で、多くのプレイヤーから人気を集めているそうです。

そんなブースターですが、かねてより不遇なポケモンとして知られていました。

まず、ポケモンには自身のタイプと同じタイプの技を使うと威力が1.5倍になるというシステムがあります(以下よりこの条件を満たした技をタイプ一致技と表記)

ブースターはそこそこ高いこうげき種族値があったのですが、かつてのポケモンでは、技のタイプごとに物理攻撃および特殊攻撃と区分されており、ほのおタイプは全て特殊攻撃に分類されていました。

そして、ブースターはほのおタイプです。

そのため、ブースターが持つ高いこうげき種族値が上手く活かせなかったのです。

さらに、当時発売されていた「ポケットモンスターを極める本」という初代ポケモンの攻略本にはこう書かれていました。

避けた方がいい炎属性への進化。炎ポケモンマニアでもない限りこんな苦行じみた進化はさせるべきではないだろう

また、かつてのポケモンにはタマゴ(2匹のポケモンを交配させ目的のポケモンを量産するシステム)が存在しなかった上に、イーブイはゲーム内で1匹しか入手できなかったのです。

そのため、一度ブースターに進化させてしまった場合、他の進化先である優秀なポケモン、サンダースやシャワーズを自力で入手できず苦行を強いられるはめになりました。

それから時を経て、2006年9月にポケットモンスター ダイヤモンド・パールが発売されると、物理技・特殊技の判定はタイプではなく技ごとに決められるようになりました。

加えて、反動ダメージこそあるものの強力な物理ほのお技「フレアドライブ」が登場し、様々な炎タイプのポケモンが習得し活躍の場を広げていきました。

一方で、不可解なことに当時のブースターはフレアドライブを覚えることができませんでした。

そして、ブースターが唯一使用可能なタイプ一致の物理技は、フレアドライブの威力をはるかに下回るほのおのキバだったのです。

このように、同じほのおタイプとの格差から、いつしかブースターは「唯一王」というスラングで呼ばれ始めてしまいました。

なお、ポケットモンスター X・Yにてようやくフレアドライブを習得したものの、この頃には、ブースター以上に強力なほのおタイプのポケモンが軒並み揃っていました。

即ち、ブイズで統一された「ブイズ統一パ」を使いたいというプレイヤーのこだわりやブースターに対する愛がない限り、あえてブースターを使用する必要がなくなったのです。

ただし、現時点での最新作「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」では、テラスタルという新システムを使い、ブースターを活躍させる戦い方が考案されています。

プテラ

©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

プテラは、初代ポケモンで初登場した化石ポケモンです。

いわ/ひこうタイプのポケモンで、高さは1.8m重さは59.0kgとなっています。

巨大な翼とノコギリのような鋭いキバを持つ翼竜のようなポケモンです。

既に絶滅していますが、「ひみつのコハク」というアイテムを使い、ゲーム内の未知の技術を使うことで復元可能です。

絶滅前のプテラは大空を悠々と舞い、鋭利なキバで獲物を引き裂いていたと言われています。さらに、凶暴かつ獰猛な性格をしていたと言います。

そして、予想以上に凶暴だったため復元した際は犠牲者も出たそうです。

それはさておき、プテラは後に発売されたポケモンXYやポケモン剣盾において、優秀なステータスと強力な技を駆使しバトルで活躍しました。

特に、メガシンカ(戦闘中にポケモンを強化するシステム)でメガプテラになった際は活躍の幅が大いに広がりました。

そんなプテラですが、初代ポケモンの時代においてバトルで活躍させることは極めて困難でした。

というのも、初代のプテラが自力で覚える技は「はかいこうせん」を除くと覚える技に恵まれていませんでした。

そのため当時は、はかいこうせんを撃ち続けることや、ちょうおんぱ(相手のポケモンをこんらん状態に陥らせる技)を使ったり、「かみつく」という攻撃技の追加効果である怯みを狙う以外やることがなかったのです。

加えて、当時販売されていた初代ポケモンの攻略本には「プテラは使えない」とストレートに書かれています。

こうしたことから、かつてのプテラは、バトルで使用するのではなくコレクションとして保管するポケモンという位置づけだったのでしょう。

ただし、後に数多くの技を習得し強化されています。

ちなみに、現在は大昔に存在していたプテラと復元されたプテラの姿は違う可能性、即ち「プテラ復元失敗説」が提唱されています。

メガシンカしたプテラ、通称「メガプテラ」が本来の姿だと考える人もいるようですが、真相は明らかになっていません。

ファイヤー

©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

ファイヤーは、初代ポケモンで初登場した伝説のポケモンです。

ほのお/ひこうタイプのポケモンで、高さ:2.0mで重さは60.0kgとなっています。

炎を帯びた鳥の姿をしており、同時期に登場した伝説のポケモン「サンダー」「フリーザー」と並び、三鳥と呼ばれています。

読み方は「さんちょう」「さんとり」と2つあります。公式ではなくプレイヤー間で使用されている俗称です。

そんな三鳥は、51にレベルアップするとそれぞれ技を習得します。

サンダーは「かみなり」フリーザーは「ふぶき」と強力な攻撃技を覚えるのですが、どういう訳か、ファイヤーのみ「相手のぼうぎょを1段階下げる」という地味な効果を持つ「にらみつける」を覚えるのです。

その結果、ファイヤーは一部の間から「にらみつけるさん」と呼ばれるようになってしまいました。

真偽不明ですが、本来ファイヤーはレベル51の時に「かえんほうしゃ」という攻撃技を覚える予定だったそうです。

しかし、かえんほうしゃとにらみつけるの内部コードが似ていたため、開発者が誤った内部コードを入力したという説が有力視されています。

なお、初代ポケモンにおいて、サンダーは「無人発電所」フリーザーは「ふたごじま」といった出現する専用のダンジョンが存在しています。

ところが、ファイヤーには専用のダンジョンが存在せず、主人公が終盤に訪れるチャンピオンロードの道中にひっそりと佇んでいるのです。

この理由は、開発者がファイヤー専用のダンジョンを作り忘れていたことが原因と言われています。

ただし、ファイヤーのステータスは高く、対戦で活躍させることは可能です。

デリバード

©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

デリバードは1999年11月に発売されたポケットモンスター 金・銀で初登場したポケモンです。

こおり/ひこうタイプのポケモンで、高さ0.9m重さは16.0kgとなっています。

サンタクロースとペンギンをモチーフにしており、白い袋状の尻尾を有しています。

野生個体は寒い地方や土地の切り立った崖に巣を作り、巣で待つヒナのために1日中エサを運び続けているそうです。

また、デリバードにエサを分けてもらい、かろうじてエベレストを登り切った冒険家もいたとのこと。

しかし、デリバードは雑食性であるため、死亡したむしタイプのポケモンを善意で差し出してくる時もあるそうです。

むしは貴重なタンパク源なので、場合によっては食べざるを得ないのかもしれません。

そんなデリバードですが、後述するデリバードの未来の姿と思しきテツノツツミを除き、プレゼントという攻撃技を自力で習得する数少ないポケモンとなっています。

プレゼントの効果は確率で変動し、威力120の技になることもあれば、相手のHPを最大4分の1回復する技になることがあります。

しかし、デリバードの特筆すべき点は貧弱なステータスとあまりにも恵まれていない特性にあります。

まず、デリバードのステータスは全て100未満と露骨に低く設定されており、レベルアップで覚える技はドリルくちばしという攻撃技のみです。

すばやさが低く耐久力もないため、対戦相手のポケモンと対面し、こちらが行動する前に一撃で葬り去られることも多々あります。

また、デリバードの特性はやるきで隠れ特性はふみんとなっています。

双方について厳密に言えば若干違いますが、どちらも対戦中はねむり状態にならないとい旨の特性となっています。デリバードの不憫さが際立っているかと思います。

しかし、わざマシンというアイテムを使用したり、レベルアップやわざマシンでは覚えない特別な技「タマゴ技」を搭載したりすることで、ある程度戦うことが可能になります。

さらに、こうげきが1.5倍になる一方で技の命中率が0.8倍になる「はりきり」という特性を採用するとダメージ量もある程度期待できます。

ただし、デリバードよりも強いこおりタイプのポケモンを使用した方がいいという意見も目立ちます。

デリバードの不遇な立ち位置は今なお変わっていません。

その一方で、前述のテツノツツミ(デリバードの未来の姿と思しきポケモン)は、一定の条件を満たすことで、自身の能力を上げることが可能なクォークチャージという特性を持っています。

さらに、すばやさととくこうが高く、これらのステータスを活用した戦法を取ることで相手に圧力をかけることが可能です。

加えて、デリバードと異なりレベルアップによって様々な技を覚えます。

こうしたことから、デリバードが活躍できるのは遠い先の未来であるということを暗示しているのかもしれません。

エンテイ

©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

エンテイは、ポケットモンスター 金・銀で初登場した伝説のポケモンです。

ほのおタイプのポケモンで、高さ2.1mで重さは198.0kgとなっています。

全身を覆う茶色い毛皮と冠のように見える黄金の飾りが特徴で、ホウオウという伝説のポケモンの力で新たな命を与えられたポケモンの1匹とされています。

また、高熱の炎を吹き出しながら大地を駆け、エンテイが吠えると世界のどこかの火山が噴火するとされています。

なお、エンテイと同時にライコウ、スイクンという伝説のポケモンもホウオウによって命を与えられた存在と言われており、一部の間で、ライコウ、エンテイ、スイクンはまとめて「三犬(さんけん)」と呼ばれています。

そんなエンテイですが、かつては異常とも言える弱さからプレイヤーの間で話題になっていました。

まず、スイクンは高い耐久力、ライコウは高水準のすばやさが持ち味でした。

そして、エンテイは高いこうげきりょくがあります。

ところが、かつてのポケモンは、技のタイプごとに物理攻撃および特殊攻撃と区分されており、ほのおタイプは全て特殊攻撃に分類されていました。

さらに、エンテイのとくこうはこうげきと比較するとはるかに劣り、こうげき依存の技のレパートリーが貧相でした。

そのため、エンテイは自身の利点を活かすことができませんでした。

なお、2003年11月に発売された、ダブルバトル(戦闘の場に手持ちのポケモンを2匹同時に繰り出し戦うシステム)固定の派生作品「ポケモンコロシアム」において、エンテイは敵として登場します。

そして、エンテイがバトルの場に出る際、味方として、その場にいる自分以外のポケモンにダメージを与える、「じしん」というじめんタイプの技を持つポケモンも繰り出されるのです(エンテイはじめんタイプの技が弱点)

しかし、そのポケモンは容赦なくじしんを放つため、エンテイはプレイヤーではなく味方の攻撃を受け無残に散ってしまったのです。

それから、ポケットモンスター ダイヤモンド・パールが発売され、フレアドライブが登場したものの、ブースターと同様に不自然にも習得できませんでした。

その代わりに、こうげき依存かつタイプ一致で放つことが可能な、フレアドライブと威力が大幅に下回るほのおのキバを覚えられるよう設定されていました。

こうした不遇な扱いを受けていたことから、いつしかエンテイは、ブースターが唯一王と呼ばれていることになぞられ、唯一神という俗称で呼ばれ始めたのです。

ところが、劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアークという映画の前売り券の特典として、フレアドライブを覚えているエンテイが配布されました。

さらに時を経て、ポケットモンスターX・Yにて、こうげき依存かつ高威力の一致技である「せいなるほのお」を覚えているエンテイの存在が確認されました。

そして、現在はせいなるほのおや様々な技を覚えるエンテイが対戦で使用できるため、初登場時と比較し大幅な強化を遂げたと言えるでしょう。

ヌマクロー

©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

ヌマクローは、2002年11月発売のポケットモンスター ルビー・サファイアで初登場したポケモンです。

みず/じめんタイプのポケモンで、高さ1.5m、重さは81.9kgとなっています。

ムツゴロウをモチーフにしたポケモンで、体の表面が薄い粘膜で包まれており、初登場時は明るい表情をしていました。

なお、レベル36になるとラグラージというポケモンに進化します。

くさタイプの技が弱点であり、フリーズドライという攻撃技によって致命傷を負うことを除くと、ステータスや覚える技などに目立った欠点はありません。

ところが、これまで2DだったポケモンがポケットモンスターXYにて3D化し、ルビー・サファイアのリメイク版が発売された際、ある要素がネタにされたのです。

リメイク版の正式名称は、「ポケットモンスターオメガルビー」「ポケットモンスターアルファサファイア」、通称ORASで、この作品にもヌマクローはもちろん登場しました。

©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

ですが、3D化したヌマクローは、初登場時のハイテンションな表情と打って変わり、気が抜けたようなシュールな顔つきになってしまったのです。

この顔がプレイヤーたちの笑いを誘いネタポケとして知られ始めたのです。

そして、これはプレイヤーたちの間で話題になり、SNSではヌマクローの顔を使用したコラ画像が多数投稿されました。

次いで、ラグラージにはキモクナーイという俗称が付けられる事態に発展しました。

なお、こうした話はポケモン公式も認知していたようで、2014年12月には透過されたヌマクローのPNG画像を唐突に公開しています(以下のポストを参考)

https://x.com/Pokemon_cojp/status/540434096455831553

フライゴン

©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

フライゴンは、ポケットモンスター ルビー・サファイアで初登場したポケモンです。

じめん/ドラゴンタイプのポケモンで、高さ2.0mで重さは82.0kgとなっています。

ウスバカゲロウとドラゴンを併せ持ったような姿のポケモンで、野生個体は砂漠に生息し、美しい歌声に似た羽音を響かせ砂嵐を起こします。

そんなフライゴンの初登場時は、高いステータスと優秀なタイプなどから重宝されていました。相手よりも先に攻撃できる点も高く評価されていました。

しかし、ダイヤモンド・パールが発売され、同タイプのガブリアスというポケモンが登場すると事態は急変します。

ガブリアスは、こうげきのステータスがフライゴンと比べて大幅に高く、すばやさのステータスがフライゴンと比較しわずかに高く設定されていました。

その結果、フライゴンはガブリアスの下位互換や劣化と呼ばれた上に、ごく一部の間から「フライゴミ」という蔑称で呼ばれ始めてしまいました。

そして、フライゴンを起用するにあたり、アタッカーではなく味方のサポートに特化した育て方が求められ始めました。

そんな中、2010年9月にポケットモンスター ブラック・ホワイトが発売され、準伝説ポケモンであるランドロスが登場しました。

ランドロスは、フライゴンと同様にでんき、じめんタイプの技を無効化しつつサポートやアタッカーもこなせるポケモンであり、フライゴンの活躍可能な場がさらに狭まっていきます。

加えて、ライバルとなる強力なドラゴンタイプのポケモンが次々と登場し、立ち位置が危うくなります。

そのため、もはやフライゴンを使用する必要がない状況になってしまいました。

ところが、ポケットモンスタースカーレット・バイオレットでは、サポート面で充実した技を多く習得しており、現時点においてゴミと呼ぶには程遠い活躍を見せています。

ラブカス

©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

ラブカスは、ポケットモンスター ルビー・サファイアで初登場したポケモンです。

みずタイプのポケモンで、高さ0.6m、重さは8.7kgとなっています。

温かい熱帯の浅瀬やサンゴ礁に多く生息するハートの形をした魚ポケモンで、ハート型の体は愛情のシンボルとされています。

また、「体表を覆う鱗を持っていると恋人ができる」という言い伝えがあり、その言い伝えを妄信した人物により乱獲された時代があったそうです。

さらに、人間のカップルを見つけると後ろから付いてくる謎の習性や、1匹になると寂しさで急速に弱ってしまい、ぺリッパーのような外敵となるポケモンに捕食されると言います。

そんな初登場時のラブカスが持つアイデンティティは「ハートのウロコ」という道具でした。

当時、野生個体のラブカスはこれを50%の確率で所有しており、わざマニアと呼ばれる人物に手渡すことで、自身が持っているポケモンの技を1つ思い出させることが可能でした。

ところが、後のシリーズでハートのウロコの入手方法が増えてしまい、果てにはこの道具を使わなくても自由に好きなだけポケモンに技を思い出させることが可能になりました。

そのため、ラブカスのアイデンティティは消滅したのです。

そして、ラブカスのステータスですが、すばやさを除いて他の要素が壊滅的に低く、覚える技のレパートリーも極めて少ないことで知られています。

このポケモンができることと言えば、相手のこうげきランクを2段階下げる「あまえる」や、相手のポケモンをこんらん状態にする「てんしのキッス」などの技を使い、味方ポケモンをサポートすることとなっています。

さらに、後のシリーズでは、ラブカス以上に使いやすく素早いみずタイプのポケモンが多数登場しました。

こうしたことから、ラブカスは不遇を通り越えて対戦で活躍させることが困難を極めるポケモン達の総称である埋葬ポケの1匹に数えられ始めたのです。

しかし、自分と同じHPにする「がむしゃら」という技と、素早さ関係なく相手に先制でダメージを与えられる「アクアジェット」という技を覚えます。

そのため、アイテムを使用した上で相手の攻撃を強引に耐えた上で、がむしゃらでHPを強引に削り、アクアジェットでダメージを与える戦い方は可能です。

レジギガス

©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

レジギガスは、ポケットモンスター ダイヤモンド・パールで初登場した伝説のポケモンです。

ノーマルタイプのポケモンで、高さ3.7mで重さは420kgとなっています。

大柄な体格と剛腕を持つ巨人のようなポケモンです。

主人公に発見されるまで長きにわたり眠っており、体から植物が生えているのですが、はるか昔は大陸を縄で縛り引っ張っていたという伝説が残されています。

また、世界を想像したアルセウスというポケモンと激闘を繰り広げ、氷山や岩石などを使い自分と似たポケモンを数匹創ったとも言われています。

そんなレジギガスのステータスはとくこう以外高めに設定されているのですが、レジギガスが持つスロースタートという特性が全てを台無しにしています。

この特性は、5ターンの間自身の攻撃と素早さが半分になるというメリットが一切存在しないものです。

スロースタートの影響により、相手のポケモンに十分なダメージ与えることができず、まともに戦うことは不可能でした。

さらに、レジギガスの初登場時は、時間稼ぎに使える「まもる」や「ねむる」といった技もなぜか習得しなかったのです。

こうしたことから、レジギガスはプレイヤーたちからレジワロスという蔑称で呼ばれ始めました。

また、初登場時はキッサキ神殿というステージの最奥に1匹のみ出現したことから「キッサキ神殿の粗大ゴミ」という蔑称も付けられています。

なお、ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパという映画に出演した際は、奇怪な声とともに攻撃を放つ様子を見せ、多くの視聴者を笑わせたそうです。

ですが、後のシリーズで、特性を上書きしたり打ち消したりする「シンプルビーム」「なかまづくり」「いえき」などの技が登場し、スロースタートの効果を即座に消滅させることが可能になりました。

さらに、現在のレジギガスはまもるやねむるを覚えるため、依然と比較し使いやすくなったかと思います。

加えて、全てのポケモンの特性を無効にする「かがくへんかガス」の影響下にある場合、スロースタートは開幕から消滅し、いきなり相手のポケモンとフルパワーで殴り合うことができます。

最後に

以上で解説を終了します。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

ABOUT ME
ありつむぎ
ありつむぎです。ライター兼ブロガーです。 ゲームやアニメ、漫画などのサブカルチャーを紹介します。たまに雑学も紹介します。 R-18及びR-18Gのカテゴリーの記事について、未成年者の閲覧はお控えください。 記事の感想、お仕事の依頼、広告掲載のご相談等は私のXアカウント(@kmz811)へのDMもしくはサイト内のお問い合わせフォームからお願いします。
同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite