どうも、ありつむぎです。
今回はネットで話題になった詐欺と言われていた広告を4つ取り上げます。
いずれもゲーム系です。ネットユーザーの間でグロテスクともエロいなどとも言われていたあの広告も入っています。
気持ち悪いとも嫌いとも言われてしまったこともありました。
ただし、ここでは広告やその広告を配信している会社などを貶していません。
この記事の目的は前述の広告を紹介することです。誹謗中傷は一切していません。
それでは本編に移ります。
エバーテイル
エバーテイルは、2019年にゲーム会社「ZigZaGame(ジグザゲーム)」から配信された基本プレイ無料のスマホゲームです。
このゲームの複数ある動画広告は、昔のポケモンのような2Dのドット絵の世界で展開される物語となっています。
そのうちの1つの動画広告が始まると、モンスターを引き連れて町を歩き、その町にある建物の扉のカギ穴を覗き込んで中をうかがう少年の姿が映し出されます。
その中には、白くて巨大な目玉を持つ異形の怪物が潜んでいて、その怪物も鍵穴から主人公のことをジッと見つめています。
すると唐突に、主人公の記憶の中にある砕けた体を持つ怪物や大けがを負う自身の姿が映像となって表示されます。
別の動画広告は、ある少年が外で惨殺されている少女の死体を発見する場面から始まり、この少年は助けを求めるために近くの家にあがり込みます。
その家には、机の上に並べられた3つの青いボールとその横で佇む謎の老人が立っています。
ここで少年は「ここは一体?外の少女の死体はお前がやったのか?」と老人に尋ねました。
ですが、老人は質問に答えることなく
「真実とは時に、一人で背負うには重すぎるものだ。」
「素直にボールを選ぶのが賢明だろう。さあ。」
と話し始め、続けて画面には、意味深長な言葉や血まみれの部屋が次々と映し出されていきます。
このような広告から、エバーテイルは過激でブラックストーリーが特徴的なゲームなのだろうと想像出来ます。
ところが、実際に配信されているゲームは・・・
グロテスクな要素やホラー要素が存在しないファンタジーを舞台にした3DのRPGとなっています。
なお、配信されているゲームはとても面白く、キャラクターのデザインのクオリティも高いのですが、広告の内容とあまりにもかけ離れていました。
そのため、現在も多くの人から広告通りのゲームが配信される日を待ち望まれているそうです。
ビビットアーミー
ビビットアーミーは、2019年にゲームサイト「G123(ジーイチニイサン).jp」から配信されているブラウザ上で遊べるゲームです。
このゲームの広告には、特徴的な服装をした見麗しい様々な少女のイラストが描かれています。
しかし、それぞれのポーズや体つきの他、表情と服装は性欲を煽るものとなっています。さらに、その横に書かれている少女のセリフの大半は、性的な意味に捉えることが出来る悪意のあるものに。
また、後に配信されたこのゲームの広告には
- 「舐めてるやつを舐め返せ」
- 「クールな顔して…カラダ張りすぎ!」
- 「下半身に響く超戦略バトル」
といった文言も表示されるようになりました。
そのため、このゲームは成人向けの過激な作品なのではないか?と考えることが出来ます。
また、これらの広告の主張は異様に激しく、かつては全年齢対象のサイトの閲覧中に大量に表示されていました。
ただし、いつしか数々の人気作品とコラボすることをアピールする広告がメインとなり、広告の主張も抑えられていきました。
そんなこのゲームをプレイしてみると、広告に描かれていた数名の少女が登場してチュートリアルに付き合ってくれることが分かります。
ですが、このゲームには性的な要素がほぼ存在しません。
さらにプレイヤーが出来ることは・・・
自身の武骨な軍隊を強化して敵対関係にある軍隊を倒していくことのみとなっています。
なお、広告で見られる多くの女性キャラクターを取得するには、ゲーム内のガチャを回すことでまれに入手可能なアイテムを複数集める必要があります。
そのため、ビビットアーミーは多くのネットユーザーから詐欺広告と呼ばれ、冷ややかな目で見られるようになりました。
パズル&サバイバル
パズル&サバイバルは、2020年に中国のゲーム会社「37GAMES」から配信されたスマホゲームです。
このゲームの動画広告には
- 突如として街に現れたゾンビに立ち向かうために人々が戦う様子
- 牢獄のカギを開けて閉じ込められた味方を救助する様子
- 銃と防具を取得しゾンビを打ち倒す様子
などが見られます。
さらに、広告内では
「水着姿で電車に乗り、キスをしているカップルが強盗とゾンビに襲われる」
「テレビの前で男性が恋人とキスをしていた時、突然テレビから貞子が現れて恋人が貞子に襲われる」
というユニークな様子やパズルを解いて危機的状況を打破する要素が見られます。
そんなこのゲームの本編では、謎のウイルスがバラまかれて多くの人がゾンビになり、崩壊した街で主人公が戦うという広告に沿ったストーリーが展開されています。
しかし、このゲームのジャンルはアクションではなくターン性RPGでした。画面の構成もまるっきり違います。
敵への攻撃方法は、プレイヤーが画面に表示されているカラフルなパズルを操作して、縦、もしくは横方向に同じ色のパズルを3つ以上そろえるというものとなっています。
さらに・・・
「味方のキャラクターや敵には属性がある」「属性の相性によってダメージ量が変化する」というシステムが搭載されています。
そのため、このゲームはキャラクターや世界観を変えたパズル&ドラゴンズであると言われてしまったそうです。
ホームスケイプ
ホームスケイプは、2017年にPlayrixという会社が開発したスマホゲームです。
このゲームの広告には、主人公の中年男性「オースティン」の恋人の救出や、危機的状況に陥ったオースティンの救出するために、プレイヤーが画面内に存在する簡単な仕掛けを解いている様子が映し出されています。
そのため、ゲーム本編も頭を使って楽しめる内容なのではないか?と考えることが出来るかもしれません。
しかし、いざゲームが始まると突然オースティンが短い回想シーンと共に自身の過去の楽しかった思い出を語り始めます。
それからオースティンは、過去の楽しい思い出に浸るために実家に帰り、そこで「カーペットを取り換える」「埃っぽい部屋を掃除する」といった仕事を行います。
それと同時にプレイヤーは
広告で見たものとは異なるパズルをプレイすることになります。
なお、広告で見たゲームはこのゲームをある程度進めることで遊ぶことが出来るようになります。
しかし、当時のこのゲームの広告は、そのゲームがメインであるかのように表示されていたためレビュー欄は大いに荒れてしまいました。
最後に
内容は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。
提供:キリン【考察系youtuber】
https://www.youtube.com/watch?v=RVmxVzuSSko