どうも、ありつむぎです。
今回はトラウマレベルの怖い漫画を4作品取り上げていきます。
最初の2つの漫画は検索してはいけない言葉に登録されています。
銅鑼衛門
銅鑼衛門(どうらえもん)は、1981年に多くのホラーマンガを生み出してきた「日野日出志(ひのひでし)先生」によって描かれたドラえもんのパロディ漫画です。
同年に発行された漫画雑誌「マンガ奇想天外臨時増刊号 パロディ・マンガ大全集」に掲載されました。
この漫画の物語は、のび太によく似た少年「のぶた」が、自身を頻繁にいじめる少年「シャイアン」の似顔絵に、恨みを込めて鉛筆を突き立てる場面から始まります。
それから、その様子を見ていたドラえもんとは似て非なる存在「銅鑼衛門」は、のぶたが貯めていた金を持ってタイムマシーンで未来に行きました。
そして、地獄の世界と複数の拷問器具を忠実に再現したジオラマ「ミニ地獄マシン」を買ってきます。
ミニ地獄マシンの脇には、人の顔写真を読み込ませることでその人をミニチュアサイズにしてその場に出現させる装置も取り付けられていました。
そのため、のぶたはこの装置でシャイアンを出してジオラマの世界に投げ入れます。
それからシャイアンを血の池に沈めて付属品のヤリで痛めつけて針山に登らせ、最後は所持していたノコギリで胴体を切断しました。
さらに、シャイアンの仲間の「ソネ夫」も同様の方法で出現させ、死なない程度にヤリで突き刺した後、生きたまま石うすですり潰し、のぶたは憎い相手をいじめ返しました。
しかし、ある時銅鑼衛門は「ミニ地獄セットはのぶたの残りのお小遣いを当てにしてローンで購入したものだ」「もしローンを払えなければひどい目に遭う」と言い出しました。
そのため、のぶたは自身のお小遣いを使って慌ててローンを払おうとしたのですが、そのお小遣いを誤ってトイレに流してしまったため、のぶたと銅鑼衛門は悲惨な末路を辿ることになります。
ちなみにこの漫画には、キャラクターの表情が終始不気味である点や、本編に入る前の1枚絵に、切り落とされたシャイアンの生首を押さえつける銅鑼衛門がはっきりと描かれている点など、読者に絶大なインパクトを与える要素が盛り込まれています。
狂人軍
狂人軍は、1969年に「藤子不二雄A先生」によって描かれた漫画で「少年チャンピオン」に掲載されていました。
この漫画の物語は、主人公のサラリーマン「丸目蔵人(まるめくらんど)」が会社をサボり、キ〇ガイ以外の入場を拒否する謎の野球場「狂楽園」に行く場面から始まります。
それから、丸目はキ〇ガイの振りをして半ば強引に入場しましたが、試合の観戦中に、キ〇ガイだけで編成されたチーム「狂人軍」のバッターが放ったホームランの直撃を受けてしまいました。
その後、丸目は一命を取り留めるものの精神に異常をきたしてしまいます。
そして、その原因を作ったバッターに対して「自分を狂人軍のエースとして入団させろ」と迫り、そこから丸目と狂人軍のメンバーによる珍妙なやり取りが続きます。
また、狂人軍のメンバーの名前は、実在の野球チームでお馴染みの「巨人軍」に所属していた選手から取っています。
しかし、彼らは
- 「自身の鼻の穴にバットをねじ込む」
- 「わが狂人軍はキ〇ガイのようにあばれるべきだ!と叫びながらバットを振り回す」
- 「対戦相手に火炎瓶を投げつける」
などの奇行に走りました。
また、狂楽園で試合を観戦している人たちも奇妙なものとなっています。
中でも、中年の男性は「おかあさーんおしっこー」と泣き叫びながら失禁していました。
別の男性は金太郎の衣装を身にまとい、元プロレスラーのジャイアント馬場選手を大声で応援するといった行動を取っていました。
ジャイアント馬場選手はかつて野球選手として活動していたようです。申し訳ありませんでした。
そして、このような描写を目の当たりにしたネットユーザーからは「何もかもがキ〇ガイすぎる」「頭おかしい。何考えてるんだ」といったコメントが投稿されました。
このような過激な描写から、現在も狂人軍の単行本は販売されていません。
不安の種
不安の種は、2002年に「中山昌亮(まさあき)先生」によって描かれたホラー漫画です。
日常生活を送る人が、突然現れた化け物に襲われ苦しめられる様子がオムニバス形式で描かれていきます。
この漫画には「巨大な歯をむき出しにした小柄な化け物」「目が描かれた袋を被る長身の化け物」などの不気味で奇妙な化け物が登場します。
そして、それぞれ「赤ちゃん抱かせて。ぜったいかじらないからと言いながら自身の歯をガチガチと鳴らす」「あそぼおと言いながら目の前にいる小学生を自身の元に招こうとする」といった恐ろしい特徴を持っています。
そんな化け物ですが、そのほとんどは漫画のラストシーンを迎えても正体が明らかになりません。そのため、読者たちは化け物がもたらす得体のしれない恐怖に身を震わせたようです。
ちなみに、2007年に連載が始まったこの漫画の続編の「不安の種+(プラス)」には、両目と口が縦向きに付いた一際異彩を放つ人型の化け物「オチョナンさん」が登場します。
この言葉で検索すると前触れもなくこの化け物の画像が表示されます。
2020年には、オチョナンさんによく似た顔のキャラクターが、クセになるBGMに合わせて踊り狂う動画「ウ”ィ”エ”」が投稿されました。そして、この動画の再生回数は1800万回を超えており、この動画は不安の種+を認知させるきっかけを作ることになりました。
後遺症ラジオ
後遺症ラジオは、2010年に「中山昌亮先生」によって描かれたホラー漫画です。
この漫画では
- 「伸ばしていた髪の毛を儀式と称して祖母に切られて涙を流す少女」
- 「高所から街を見下ろす2人の男性」
を含む様々な場所で暮らす人々の物語が描かれていき、一見するとそれらの物語には繋がりがないように感じます。
しかし、全ての話の背景には、古くからとある村の人々に崇拝されていた神「おぐしさま」が存在します。
おぐしさまは死者を死後の世界に連れていく力を持っており、長きにわたって人々と共存していました。
しかし、村の開発中におぐしさまの像が壊されたことをきっかけに、この神は不特定多数の人間に呪いをもたらすようになります。
その呪いの1つとして、人々の周囲に「歪んだ顔を持つ女の化け物」「目と鼻がない人型の化け物」などを出現させるようになりました。
また、この漫画においてグロテスクな表現は抑えられているものの、化け物の見た目はかなり強烈に描かれています。
そのため、読者からは「読んだ後は布団から出られなくなった」「完全に眼が冴えて眠れなくなってしまった」といったコメントが寄せられました。
最後に
以上で解説を終了します。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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