【SCP-2718】本当の死を知った人物の恐怖を考察【SCP解説・考察】
SCP-2718。
一般的な怪物型SCPとは大きく異なるSCPです。
それは、目に見える存在ではなく人の「死」に関する極めて危険な情報、いわゆる情報災害として扱われる存在です。
その内容はあまりにも恐ろしく、知ってしまうだけで精神へ深刻な影響を及ぼす可能性があるため秘匿されています。
SCP-2718とは一体何なのでしょうか。そしてなぜ、それほどまでに危険視されているのでしょうか。
本記事では、SCP-2718が示す死後の恐怖について考察します。
難解な設定は分かりやすく噛み砕きながら説明していきます。
SCP-2718とは何か
まずは概要について。
SCP-2718は、O-5(最高指揮権を持つ者達で構成される団体)のメンバーだった人物「O5-11 ロジャー・シェルドン」が死後に体験した情報です。
オブジェクトクラスは存在しません。
SCP-2718は通常のオブジェクトとは異なり、情報そのものに異常性があると扱われています。
この異常性が判明したのは、ロジャーの蘇生がきっかけでした。
莫大なコストがかかったものの、O5-11の後任を任命するキーコードはロジャーの記憶内にしか存在しませんでした。
そのため、致し方なくO5は莫大なコストをかけロジャーを蘇生させたのです。
ただし、肝心なキーコードを聞き出すことには失敗しています。
その後、ロジャーは死後も意識が残り続けるという旨の証言を残しました。
その状態は安らぎとは程遠く
- 肉体が崩れる感覚
- 神経が崩壊する感覚
- 自我が壊れていく感覚
などを永続的に体験する極めて凄惨なものであったそうです。
SCP-2718の危険性
SCP-2718が危険視されている理由は、単に「怖い情報だから」ではありません。
知るだけで影響を受けるからです。
SCP-2718は
- 怪物
- ウイルス
- 異常存在
ではなく、人の死の認識そのものに干渉している可能性があります。
ここからは、このSCPが示している恐怖について仮説を立てていきます。
仮説1 死後の世界の真実説
SCP-2718は、死後の事実であるという仮説です。
この場合、人間は死後もなお無になるのではなく意識が残る可能性が考えられます。身体は壊れていく一方で意識は消えないことは恐ろしい点でしょう。
要するに、人は死後も永久に苦しみ続けるということになるという可能性です。永遠の苦痛です。
仮説2 認識災害説
この仮説では、SCP-2718は単なる事実ではなく情報災害(知ることで成立する異常な情報)だと考えます。
本来、死後の意識は存在しないのかもしれません。
しかし、SCP-2718を知り死を強く意識するとロジャーが体験したような状態へ陥るのでしょう。
即ち、SCP-2718は知らなければ助かるものの情報を知ってしまうと同じ運命をたどる可能性があります。
いわば呪いのようなものです。
仮説3 生への執着増幅説
SCP-2718の本質は、死への恐怖そのものだと考えます。
多くの人は
- 死後は無
- 安息がある
などと考えています。
しかしSCP-2718は、人は死後もなお安寧の地にたどりつけないことを提示しています。
その結果として死を極度に恐れるようになり、生への執着心が増幅すると考えるのが自然でしょう。
そのため、SCP-2718は人間の死生観を破壊する情報という側面を持っているとも言えるのかもしれません。
また、SCP-2718は普遍的な現象ではなく特定の条件下で発生する死後の異常性とも考えられます。
即ち、誰もがSCP-2718の状態になるのではなく、強い執着心や恐怖心などによってこの状態に陥る場合があるという仮説です。
なぜSCP-2718はここまで恐ろしいのか
SCP-2718の恐ろしさは「死んでも終わらない」ということにあります。
通常、怪物に命を奪われた場合は×されて終わります。
しかし、SCP-2718はそれが終点ではありません。終わりが存在しないのです。
その結果、多くの人の考えである「死ねば終了する」という意見を根本から否定することになります。
そして、これが本当であれば死してもなお苦痛は続くことになります。
結論
SCP-2718の本質および怖い部分は「死後も意識が消えない」ということにあります。
そのため、このSCPは肉体への脅威ではなく、人間の死生観そのものを破壊する異常情報として危険視されているのかもしれません。
要するにSCP-2718は、死は終わりではなく終わらない苦痛へ変化する可能性を示唆しているのです。
最後に
内容は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。



