本記事の内容はあくまで創作設定の解説です。

どうも、ありつむぎです。

今回は、非常に危険な物体系SCPを取り上げていきます。

一部過激な表現が含まれているため、苦手な方はご注意ください。

また、文中ではSCPの専門用語を使っているので、分からない用語などは以下のリンクの記事を読んだ上でお進みください。

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SCP-1307 人間削り

http://scp-jp.wikidot.com/scp-1307

 

最初に紹介するのは、SCP-1307 人間削りです。

SCP-1307は、オブジェクトクラスsafeに分類されている、アメリカコロラド州の小学校で回収された、一見何の変哲も特徴もない真っ黒な電動の鉛筆削りです。

電気コードは付いているそうですが、実はこれをプラグに差し込もうがそうでなかろうが、一定の条件を満たせば、この鉛筆削りはいつでもどこでも変わりなく起動します。

では、どういった効果をもたらすのか?

これは非常に単純で、穴にぶち込んだ鉛筆やシャーペンなどの、条件を満たした物体を削るというもの。

この鉛筆削りはガタガタと音を立てて物体を削り続けるのですが、この時物体を握っている手は、鉛筆削りが持つ未知の力によって物体から離すことが出来なくなります。

対象となった人がいくら力を込めて手を放そうとしても、横でその様子を見ている人が手を貸そうとも、物体を握る手は微塵も解消されません。

物体もまた、鉛筆削りの未知の力によって、信じられないほどの圧倒的な耐久力を取得するため、誰が何をしようが破壊は不可能です。

この状態から解放される方法は…

ですが、それが惜しいからと言ってそのままの状態を保つとどうなるのか?

この鉛筆削りは、自身の穴に物体を引き込み続け、持ち手の距離が近くなった時、なんと、自身の穴を一時的に大幅に拡大し、手を物体と同様に削るために引き込むのです。

穴に引き込まれた手は、使用中の鉛筆のように鋭くとがると、そのまま見るも無残に削られていきます。言うまでもなく、その後は繋がっていた片腕も同様に削られます。

そして、現在この鉛筆削りが保管されているのは、標準的有害物収容室と呼ばれる、SCP財団が管理している施設。

そして、財団はその施設で管理するに伴い「鉛筆と共に収容しない」「あらゆる物体を周囲6メートル以内に近づけない」といった禁則事項を設けました。現在もこの姿勢を崩さずに管理しているため、鉛筆削りによる被害者は出ていません。

SCP-042-JP 変死レンジ

次に紹介するのは、SCP-042-JP 変死レンジです。

このSCPは、オブジェクトクラスはSafeに分類されている電子レンジとなっています。

大きさは、幅50cm、奥行45cm、高さ30cm。一般家庭に当たり前のように置かれていそうな、外見はごく平凡なこの電子レンジですが、内部には何者かによって改造された痕跡が残されているそうです。

そして、その改造の影響なのか、この電子レンジで温めた物は、決まってマイクロ波を放出するようになります。

マイクロ波というのは、人体に吸収されると組織内で熱を発生させる効果を持つ電磁波のこと。

また、この電子レンジで調理された物体を食べてしまえば、内臓に甚大な被害が生じ、適切な処置を受けない限りそのまま死亡してしまうそうです。

そして、この電子レンジの能力を調べるべく、財団は様々な食品とDクラス職員を用いて実験を行いました。

手始めに、パックに入ったレトルトの白米をこの電子レンジに放り込み、2分間加熱しました。すると、案の定この白米はマイクロ波を放出するようになりました。

ですが、このマイクロ波の被害を防止する手段はあります。

1つは、加熱してから時間を置くこと。

どうやら、マイクロ波の放出時間には限界があるようです。

実際に、5分温めてから取り出し1時間後に調査した冷凍ドリアからはマイクロ波が検出されなかったと言います。

加えて、そのドリアをDクラス職員に食べさせたものの、何1つとして異常は起きなかったとのこと。

また、アルミ箔で包装することも有効です。

この方法で5分温められた冷凍チャーハンはマイクロ波を放出しませんでした。また、このチャーハンを温めてからすぐにDクラス職員に食べさせてもなお、このDクラス職員には異常が発生しなかったと言います。

こうした有効な手段がある一方で、実験によって新たに分かったこともあります。

まず、当時の財団は1名のDクラス職員を用いて、通常通りにこの電子レンジで温められた冷凍食品を食べさせる実験を行っていました。

そして、その実験によってDクラス職員が死亡した後、その死体を検査するために個室に運び込んだのですが、なんと死亡してから5分後、Dクラス職員がマイクロ波を放出したのです。

こうしたことは財団にとって完全に予想外の出来事でした。

そのため対応が間に合わず、近くにいた2名の財団職員のうち1人が両腕に火傷を負い、もう1人は右半身に熱傷を受けてしまいました。

こうしたことから、現在この電子レンジは、電源プラグに絶縁カバーをかぶせた上で、財団が管理する電磁波遮断措置が施されている金庫内で保管されています。

この金庫には、実験室に使用しない電子機器や食品の持ち込みも禁止されていますが、現在はDクラス職員を使用した新たな実験を予定しているそうです。

SCP-956 子供割り人形

http://scp-jp.wikidot.com/scp-956

 

次に紹介するのは、SCP-956 子供割り人形です。

このSCPのオブジェクトクラスは、かつてはSafeでしたが、現在はEuclidに格上げされています。理由は後で解説します。

このSCPは、動物の見た目をしたピニャータ人形です。

ピニャータ人形は、メキシコに伝わる子供の遊び道具の1つです。賑やかなパーティなどでたびたび使用されるそうです。

一般的なピニャータ人形の中には、菓子やおもちゃがぎっちり詰め込まれており、パーティの終盤において、この人形を叩いて割って中身を分け合うとのこと。

ですが、財団が管理しているこの人形は、そのような生易しいものではありません。

何と言っても、普段は微動だにしない一方で、12歳未満の子供がこのSCPがいるエリアの数メートル以内に近づくと、突然自発的に動き出すのです。

そして、動き出したこの人形がとる行動。

それは、未知の方法で自身が動くきっかけを作った子供の身動きをほぼ完全に封じ込め、命を奪うのです。

つまり、割る側と割られる側の立場が逆転したということです。

また、このSCPには殴打に対する強い耐久性があります。そのため、素手や鈍器で叩いても、負傷したり鈍器が壊れるだけでしょう。

そして、このSCPにより子供が死亡すると、SCP-956-1に指定されている大量のキャンディが放出されます。

この人形は、未知の方法で子供をキャンディに作り替えていることが分かっています。

キャンディは個包装のようですが、どうやらその包み紙には、これといったマークや印字、イラストなどは掲載されていないのだそうです。

なお、このSCPの射程内にターゲットが複数いた場合、1人ずつ順番に破壊することが分かっています。

さて、ここで気になった人もいるかと思います。

動けなくなった子供が死亡する前にこの人形を回収した場合どうなるのかと。

答えは非常に簡単で、人形はピタッと動きを止めます。特に追いかけてくることもありません。

一方で、動きを封じ込められた子供はどれほど時間が経っても動けない状態が続きます。

膝を抱えた状態、手を挙げた状態、片足を挙げた状態など、どのような姿勢を取っていたとしても、その状態から体を動かすことが出来なくなります。

しかし、かろうじて目玉は動かせるそうです。

なお、財団はしっかりとSCP-956-1を使った実験も行っています。

実験内容は、被検体である12歳以上の人間と12歳未満の人間、人間以外の動物を複数集めた上で、それぞれにSCP-956-1を摂取させるというもの。

結果は、12歳以上の人間のうち数パーセントは心配停止によって死亡する。12歳未満の人間はほぼ全ての動きを封じ込められる、もしくは体に変異が生じSCP-956と同じ個体に姿を変える

動物は確実に息絶えるというものでした。

なお、現在収容されているこの人形の数は1体だけです。そのため、子どもの体をベースにした残りの個体は、財団の手によって焼却処分されたのでしょう。

実際に、この人形は物理攻撃に強いものの、火には耐性がないことが分かっています。

ちなみに、つい最近になってから、この人形は自身が収容されている個室をウロウロするようになったそうです。

そして、個室の壁に顔面を押し付けるようにした状態で動きを止め、壁の一転を1時間ほど見続ける挙動を取るようになったのだとか。

まるで意味不明な行動ですが、どうやら詳しい調査の結果、この人形が見ていた壁の先には小学校があったのだそうです。

なので、財団は慌てて、人形のオブジェクトクラスをSafeからEuclidに再分類するよう要請しました。現在はその要請が通ったので、この人形のオブジェクトクラスの項目にはEuclidと堂々と記載されています。

SCP-198 コーヒーを一杯

最後は、SCP-198 コーヒーを一杯です。オブジェクトクラスはEuclidに分類されています。

1900年代に発見されたSCPで、ホットコーヒー用のマグカップ、ガラスのビール瓶、発泡スチロールの容器、アルミ缶、ペットボトルなどの様々な形状を取ることが分かっています。本来の形は分かっていません。

このSCPはそんな形状をしているので、人間側が何か適当な液体を入れることも出来ます。紅茶でも濃硫酸でもなんでもOKです。このSCPは、いかなる方法を用いても壊れないらしいので、好きな物を注ぎ入れても問題ないでしょう。

ただし、生きた人間がこのSCPを手に持って2秒から5秒が経過すると、このSCPは、未知の方法で握る手に火で焼けるような痛みを与えつつ、その人間の手と自身を接着させるという異常性を発揮します。

予め手袋をしておいても防ぐことが出来ません。

また、財団は接着した箇所を分離したことがあるそうなのですが、その怪我は不思議なことに一瞬にして治ってしまうことが分かっています。恐らくこの治癒能力も、このSCPが持っている異常性の1つなのでしょう。

そのため、今はこのSCPと接着した場合、剥すことは不可能と考えられています。

そうして接着したこのSCPですが、どうやら人間の手に貼り付くと同時に今まで入っていた液体を消滅させるそうです。

そして、空っぽになった後は、液体、もしくは半固体状の物体を未知の方法で発生させ、容器内を見たします。

その内容物とは何か?

財団が調べたところ…人間の体に詰まっている物体ばかりであることが判明しています。ここでは書けないようなものばかりです。

加えて、このSCPと接着した人間は急激に脱水症状や衰弱状態による栄養失調に陥り、何もしなければ24時間以内に死亡します。

どうやらこの状態を改善するには、容器の内容物を摂取する必要があるようです。外部からの栄養補給をしてもなお、この状態は一向に改善することはありません。

また、容器の内容物を全て摂取、もしくは投げ捨てられた場合、このSCPは再度内容物を補充します。

それと、このSCPの異常性の調査中に、SCPと接着した多くの人間が内容物を投げ捨てるという行動を取っていたとのこと。見たくない物を強引に見せつけられたのですから当然ではありますが。

また、内容物を摂取した人も、結局70時間後に死亡したそうです。

実際に、収容前のこのSCPをうっかり触ってしまったある警備員は、内容物を摂取することなく、財団に自分を処分するよう頼んでいます。元ネタの報告書には書いてありませんが、恐らくこの要求は通ったのでしょう。

なお、このSCPによって人が死亡した際、このSCPはすぐさま手から離れ、姿を変えた上で平らな面の場所にランダムに出現します。

そのため、収容されているエリアからこのSCPが消滅した場合、財団職員は全ての飲料容器の使用を避け、SCP-198の位置が特定されて安全に収容されるまで、施設から避難する必要があるそうです。

ちなみに、現在このSCPは収容されており、取り扱う際はロボットによる遠隔操作を経由することが義務付けられています。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。

有名SCPを100種類まとめて知りたい方は以下のnoteからどうぞ。

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各SCPの元のネタのリンクを掲載しておきます。

SCP-1307 人間削り

製作者:Paul Henderson

http://scp-jp.wikidot.com/scp-1307

SCP-042-JP 変死レンジ

http://scp-jp.wikidot.com/scp-042-jp

SCP-956 子供割り人形

製作者:Trasknari

http://scp-jp.wikidot.com/scp-956

SCP-198 コーヒーを一杯

製作者:Soulbane

http://scp-jp.wikidot.com/scp-198

CC BY-SA 3.0

では、今回はこの辺で。また次回もよろしくお願いします。

似たようなSCPとして、以下のようなものもあります。

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ありつむぎ
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