どうも、ありつむぎです。
今回は2chの怖いスレッド「関西京都トンネル中学生集団怪奇パニック事件の生徒だったけど質問ある?」を取り上げていきます。
参考にしたリンクは以下の通りです。
https://sanblo.com/yomi_kyoutobasupanic/
関西京都トンネル中学生集団怪奇パニック事件とは?
2007年5月に、大阪府にある「堺(さかい)市立三国丘(みくにがおか)中学校」の教師とその生徒のうち男女11人が過呼吸の症状を訴えて救急車で病院に運ばれた事件です。
どうやら、この時の彼らはバスの中で怪談をしていたと言います。
それに加えて幽霊が見えたと言い出した生徒もいたらしく、そういった不安を煽る出来事が引き金となって彼らの精神はかき乱され、このような事件が起きてしまったと一般的には言われています。
はじまり
2022年7月、最初にスレ主は「興味ある人おる?」と書き込みます。
続けて、時間の経過によって細かい記憶が薄れているものの、興味ある人がいたらゆっくり書いてみようと思っていると話してスレ民たちの反応を待ちました。
すると、2chには珍しく素直な態度を見せるスレ民たちが話を求めました。そんな書き込みを見たスレ主は、Youtubeに投稿されている怖い話のまとめ動画を見て、突発的に昔の事思い出したというスレッドを立てた経緯を明かします。
また、テレビやネットで取り上げられている事件の内容には間違いが多いと指摘して、これから自分が語る話に信憑性を持たせようとしました。
錯綜する情報
そして、スレ主の新たな書き込みを待っている間、この事件を知らないと話すスレ民が登場します。
そのため、他のスレ民は事件の簡単な概要を伝えたり「けっこう有名な話ですよね?」と不必要に上から目線の書き込みを行った後、外部から引っ張ってきた事件の情報をコピペしました。
そして、その情報を見てみると、どうやら事件現場は京都府宇治市の「宇治(うじ)トンネル」だったようで、このトンネルを走行していたバスは2泊3日で社会科見学をする予定を控えていた、後に事件の被害者となる中学生たちを乗せていたと言います。
また、生徒たちがこの前日に泊まった老舗の旅館の押入れの中には、何かを清めるための大量の500円玉が山積みになっていたものの、常識知らずの数人の中学生がこの500円玉の山を崩し、いたずらで持ち帰ってしまったと言います。
さらに、実際は11人ではなく教師を含めた12人が病院に搬送されたこと。
また、このときの中学生は幽霊がバスの中を飛んでいることやバスの窓に張り付いていることを主張したため集団パニックに発展してしまったという話の他、社会科見学終了後、中学校の音楽室に突然子供の霊が大量に出現する騒動が起きたという話もあります。
ですが、当時の社会科見学には「もみあげ先生」という珍妙なあだ名の霊感のある教師が同行しており、この教師によって生徒たちを襲った幽霊と音楽室の幽霊の除霊が行われたのだそうです。
その一方で、当時のバスの中で怪談は行われていなかった上に、当時の生徒は怪談を聞いてパニックに陥るタイプではなかったという話も出回っています。
そのため、この事件の情報は現在もネット上で錯綜しています。
スレ主の証言
その後、こうした情報を読んだスレ民からは、集団ヒステリーは昔から存在していて、
中学生や高校生のような子供は度々その被害に遭うという話があがりました。
さらに「当時食べたキノコの毒によって幻覚を見たのだろう」「宿で普段食べないものを集団で食べている。だからキノコも食べていたかもしれない」という、全く持って意味不明な推理を書き込み、このスレッドを混乱に陥れようとしたスレ民も見られました。
ですが、スレ主はその書き込みを見るが早く「キノコ類は食べた記憶が全く無い」「食事は無関係です」と言い、自信満々の推理を速攻で打ち砕いています。
また、それと同時にスレ主は、事件現場は宇治トンネルを走るバスの中で間違いないことや、最終的には病院に運ばれて点滴を打ったと語りました。
さらに、極めて遠回しに事件は本当に起こったことを明かしました。
500円玉の実在の有無を聞かれると、「500円玉はめちゃくちゃありましたww」となぜか笑いながら書き込んでいます。持ち帰ったかどうかを尋ねられた際は500円玉は喜んで持って帰っていたと証言し、自身の恥知らずの過去の行動をしれっと告白しています。
また、持ち帰ることを発案したのは「t君」と呼称する豪快な性格の少年で、当時のスレ主はビクビク震えながら彼の行動に便乗したと言います。
それから、スレ主とこの事件に強い興味を持っていたスレ民たちから
- 「宿泊先の周囲を散策しましたか?」
- 「窓から外を見ましたか?」
- 「祠やお地蔵様を見ましたか?」
- 「その周りに石が集められていたり積み上げられていたのを見ましたか?」
といった質問がなだれ込むように書き込まれていきました。
それに対してスレ主は「チェックインしてから通常通り過ごしていたので外は見ていたと思う」「祠やお地蔵さんは無かったかな…?」といったあいまいな返答をしていきます。
しかし「宿泊先の近くには防空壕跡地、もしくは防空壕が近くにあることを教えられていた」と、当時教えられたことも書いており、スレッド内は恐怖に包まれていくのでした。
過去の記憶と怪異
そんな書き込みから数10分後、スレ主は前もって書き溜めておいた事件の過去の記憶をスレッドに投下していきました。
まずスレ主によると、当時はただのお泊まり行事を楽しむ気分でいたようです。
大阪府から、最終目的地の福井県のホテルまで走行するバスの中で、同級生たちと心躍らせながら会話を繰り広げ、時折、同級生の誰かが始めた怪談を聞きながら賑やかな時間を過ごしていたとのこと。
そして、バスの周囲に田んぼが多くなり、人が全く見られない閑散とした道を走っている時、突然どこからともなく子供の笑い声が聞こえてきたと言います。
しかし、その声が聞こえたのはスレ主と同級生の1人である「k君」だけで、残りの同級生たちは、気にも留めなかったそうです。
それから目的地に到着してスレ主たちが荷物を持って降りて行ったとき、突然k君が大きな悲鳴をあげながら「顔!!顔あるって!!」と言いながら、バスの荷物置き場にはめ込まれたすりガラスを指さしました。
当然、同級生たちには何も見えなかったのですが、スレ主がその方向を見てみると、なんとそこには、ボサボサの長い髪を持つ謎の女の顔が浮かんでいたのです。
その後、スレ主たちが住んでいるホテルにおいて「女風呂の窓に大量の小さい手形が付けられて、ホテルの廊下の天井に謎の顔が浮かび上がる」といった怪異が次々と襲い掛かってきました。
そして、こうした事態を知って恐怖で震え上がったk君の元に、序盤にお話ししたもみあげ先生のあだ名で親しまれている教師がやってきます。その教師は、早口で呪文のようなものを唱えた後、k君を休ませるために自身の部屋に連れて行きました。
ですが、それでもなお怪異が収まることはありませんでした。
同級生たちと共にバスに乗って見学先の工場に向かっていたとき、スレ主は急に首と左肩に今まで体験したことのないような激痛を覚えます。
そして、不意にバスの天井を見たとき、そこにはk君と共に見てしまったあの女の顔が浮かんでおり、スレ主は恐怖のあまり過呼吸になって死を覚悟したそうです。
その後、スレ主は気が付いた時には病院で点滴を打たれており、他の同級生の精神もスレ主と同様に恐怖で包み込まれました。そして、後にこの出来事が世間から関西京都トンネル中学生集団怪奇パニック事件と呼ばれるようになったことを知ったと言います。
後日談と結末
こうして、事件は謎の怪異の謎を残したまま終わってしまいました。
ですが、しばらくの間怪異は一向に収まる気配を見せることなく、スレ主の近辺において謎の男のうめき声が聞こえてくるようになりました。
また、自身の肉声を収めた動画の撮影中には機材の画面いっぱいに白い顔で真っ赤な目のボサボサ髪の女が現れるという異常事態が起こってしまったそうです。
現在は、過去に受けたお祓いの影響で怪異が起こることはなくなったとのこと。
ですが、こうした出来事はスレ主にとって相当のトラウマになったようで、現在もホラー作品を見るたびに怪異を思い出して鳥肌が立って涙が出てくるそうです。
スレッドの終盤では、スレ主の話はすべて事実という前提として至って真面目な態度で書き込むスレ民や釣り疑惑を持ち続けるスレ民が見られました。
ですが、スレ主が本当に事件の当事者であったのかは誰にも分からず、そのままスレッドは幕を閉じていきました。
最後に
以上で解説を終了します。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
提供:キリン【考察系youtuber】
https://www.youtube.com/watch?v=ziZYd5mAdOo&t=108s