どうも、ありつむぎです。
今回は、人間が感じる最大級の痛みを13点取り上げていきます。
急所攻撃
人の体は、筋肉、骨、多数の内臓の他、無数の管で出来ていることは周知の事実でしょう。
体には刺激に反応するための神経が張り巡らされているため、自身の体が砕けた時は想像を絶する痛みに襲われることになります。
そんな痛みの中でも、急所、即ち金的を攻撃された時の痛みは強烈です。
金的を攻撃されるとしばらくは痛みでその場から動けなくなり、それと同時に、腹部や肩、首などが次々と痛み出す「関連痛」と呼ばれる現象も起きてしまいます。
金的を攻撃された時に激しく痛む原因は「股間には沢山の神経が集まっているため刺激に反応しやしすく、外部からの衝撃を防ぐ骨がない」といったことが挙げられます。
なお、金的はどれほど鍛えても外部からの痛みを緩和することは不可能なため、多くの格闘技では金的への攻撃を禁止しています。
心筋梗塞
人は、常に病気にかかるリスクに晒されており、年を重ねるにつれてそのリスクに晒されて病気を患う確率が跳ね上がります。
そんな病気の中でも、「心筋梗塞」は高齢男性の発症率が高い心臓の病気で、人の死亡要因の上位に食い込んでいます。
この病気の主な原因は、コレステロールの付着によって血管が狭くなったり管に栓が出来てしまう病気、動脈硬化を患うことにあります。
心筋梗塞にかかると、心臓を構成する筋肉である「心筋」に必要な酸素などを送ることができなくなります。
酸素不足に陥った心筋は見るも無残に壊死すると共に強烈な痛みを発するのです。
その痛みは「渾身の力でえぐられるほどである」「火で温めた箸で突き刺されたようである」とのことです。
また、この痛みから数時間が経過すると突然痛みが治まるのですが、この原因は、心筋の細胞が完全に壊死して痛みを感じなくなったからとなっています。
そのため、この状態で放置すると意識障害を引き起こし、場合によっては死に至ってしまいます。
なお、現代の医学では、壊死した細胞を復活させることはできないため、この病気が疑われた場合は、出来る限り早く治療を行わなければなりません。
ちなみに、心筋梗塞を未然に防ぐためには、偏った食事、過度な喫煙、運動不足といった動脈硬化の原因となる生活を改善することが重要です。
尿管結石
「尿管結石」という病気が存在しています。
尿管結石は、排出される尿の成分の一部がギザギザした石のように硬くなり、その石が腎臓と膀胱の間にある「尿管」に引っかかってしまう病気です。
この石が引っかかると腎臓から送られる尿がせき止められ、腎臓の内側が圧迫されます。
そのため、多くの患者は背中、わき腹、下腹部、睾丸(こうがん)などに「睡眠を阻害するほどの痛み」「起き上がれないほどの痛み」「刃物で刺されたような痛み」を覚えます。
なお、この病気は、肥満、糖尿病、痛風、高血圧などで悩んでいる人がかかりやすく、一度治療した後も非常に高い確率で再発することが分かっています。
この病気の原因となる、食塩や動物性タンパク質、ビタミンCを控えつつ、1日の排尿量が2リットルになるほどの水分を摂取してこの病気を予防することが重要です。
弾丸アリ
世の中にはおびただしい数の昆虫がひしめいていて、それらの中には、見るもおぞましい姿をしたものや、人の命を容易に奪うことが可能な昆虫も存在しています。
そんな昆虫の中でも、パラポネラ、通称「弾丸アリ」と呼ばれる大型のアリが持つ毒針は強力です。
弾丸アリは、南米のジャングルに生息する大型のアリです。樹木の根本に巣を作って集団で生活し、獲物を求めてそれぞれが単独行動を取ります。
また、その性格は極めて狂暴で、巣に近づいてきた敵を追い払うために威嚇しながら飛びつき、自身の腹部に隠し持っている毒針を突き刺します。
この毒針の威力は、現在確認されている毒針を持つアリの中で最大であり、放たれた弾丸の威力と同じだと言われています。
さらに、その痛みは全身に広がり最大で24時間続くため、このアリが生息しているエリアに訪れる際は、用心するに越したことはないでしょう。
三叉神経痛
人の体に神経が張り巡らされていることは前述しました。
そして、そんな神経の中には、触覚や痛覚などを感じ取って脳に伝える「三叉(さんさ)神経」というものがあります。
この神経は、通常通り機能していれば問題ありません。
ですが、何らかの事情でこの神経の横の血管が圧迫されると、洗顔、食事、化粧といった行動を取るだけで「この世で感じる最もひどい痛み」と呼ばれる激しい痛みを発するようになります。
この痛みの継続時間は、短くて一瞬、長くて数分程度であるものの、長期的に何度も発生することもあるため、三叉神経痛の一部の患者は定期的に訪れるこの痛みに耐えかねて自決するそうです。
また、この病気の治療法として「手術で三叉神経を圧迫している血管を引き離し、強引に固定する」「放射線で神経を破壊する」といったことがあります。
なお、この病気は、原因がよく分かっていない上に突然発症する可能性が高く、予防することは難しいとされています。
ですが、ストレスや疲れ、乱れた生活習慣が原因の1つではないかと言われているため、日頃から規則正しい生活を送ることを心掛けた方がいいかもしれません。
火あぶり
人の歴史を紐解いていくと、数多くの人が多種多様な方法で処刑されていることが分かります。
中でも、中世ヨーロッパなどでは、火刑、いわゆる火あぶりが行われてきました。
火あぶりは、その名の通り火を使った処刑方法のことです。
この刑を受ける受刑者の体は赤く腫れあがり、水膨れが出来て皮膚が壊死し、その下にぎっちりと詰まっている筋肉が直接火に晒されるため、想像を絶する痛みを覚えることになります。
なお、この処刑における死因は、煙による窒息死や火傷の痛みによるショック死などが挙げられるようです。
生理痛
この世に生誕した人には、男性と女性の2つの性別のうちどちらかが割り当てられ、成長と共に肉体がその性別に適した構造に変化し、外見の違いが明らかになっていきます。
そして、その違いの最たるものとして、女性の体にのみ存在する子どもを産むために必要な臓器「子宮」があります。
まず、子宮の内側では、多くの女性に毎月訪れる生理のタイミングで「子宮内膜」と呼ばれる子どもを妊娠するために使用される組織が生成されます。
そして、この組織が一定期間使用されなかった場合は子宮から剥がれ落ち、赤い体液と共に体外に排出されることになります。
ですが、このとき子宮内膜によって作り出される子宮を収縮させる働きを持つ物質「プロスタグランジン」が過剰に分泌されると、子宮が激しく収縮して排出時の痛みが増加してしまいます。これが生理痛の原因です。
そのため、生理痛のレベルは女性によって大幅に異なります。
ほとんど痛みがないという人もいれば、身動きが取れなくなったり意識が飛んで救急車で運ばれるほどの激痛に苛まれる人もいます。
加えて、生理中は女性ホルモンが乱れて脳に大きな負担がかかり、いつも以上に精神が不安定になってしまいます。
加えて、生理時には「頭痛」「吐き気」「腰痛」「貧血」などの症状に悩まされることがあり、その程度によっては薬を飲んで症状を抑えなければならないため、生理がもたらす女性の苦しみは計り知れません。
そして、現在多くの女性たちは、市販薬や「低用量ピル」という錠剤を服用して生理痛を軽減しつつ、毎月の激痛に耐え続けているようです。
出産
人間は、地球に誕生して以降、現在に至るまで全く変わらない方法で子孫を作り続け、地球における最強の動物として君臨し続けています。
しかし、いざ子供を妊娠した多くの女性は、出産前に痛みを経験することになります。
その痛みは陣痛と呼ばれ、「生理痛によく似た痛み」「腰全体の骨を折られながら腰周辺の臓器を一度にひねり潰されるような痛み」などの形容されます。
さらに、出産を迎えると腹部に雷が落ちたような痛みが走り、重さ3キロ程度の子供が子宮から這い出てくる際は、子宮が張り裂けるような強烈な痛みを感じるそうです。
妊婦の中には、助産師に臀部を圧迫してもらったり医者と会話をして出産の痛みを紛らわし、辛うじて出産を乗り越えた人もいるそうです。
ですが、世の中の妊婦の中には、大きな痛みを感じることなく無事に出産を終えた人や、出産よりも陣痛の方が痛かったと答えている人も存在しています。
小指をぶつける
家のタンスやクローゼット、ベッドなどに誤って足の小指をぶつけてもだえ苦しむ。こうした経験をした人はきっと多いかと思います。
そして、なぜ小指をぶつけるとこのような強い痛みを感じるのか?と疑問についてですが、専門家によると、どうやら、足の小指は他の指と比べて細くて筋肉が少ないからなのだそうです。そのため、外部からの刺激を受けやすく、他の指をぶつけた時よりも強い痛みを感じると言います。
また、小指の骨は他の指と比べて細くて一度の打撲で折れてしまう危険性があります。もし痛みが長引くようであれば、骨折した箇所が変形したまま自然治癒する前に、医療機関で治療を受けることが重要です。
なお、人が自身の小指をぶつけやすい理由として、人の脳が自身の足の幅と小指の位置を正確に認識できていないことが原因だと考えられています。
指の切断
人の指は、他の動物と比べて極めて起用に動きます。
そして、その器用さを駆使して鉛筆や絵筆を使いこなして絵画を仕上げたり、食器を使って上品に食事を取ることができます。
また、指には外部からの感触を感じ取る神経が集中しているため、危険性の高い物に触れた途端即座に反応し、自身の体の安全を確保することが可能でしょう。
しかし、その神経は痛覚に敏感に反応するため、縫い針や熱湯、刃物といった危険物に触れた時の痛みは計り知れません。
仮に、チェーンソーやノコギリなどの刃物で誤って指を切断してしまえば、その断面から大量の赤い体液を噴出し、筆舌しがたい痛みでのたうち回ることになります。
また、指を失った状態で傷口が塞がった後は、その人の脳が「幻肢痛(げんしつう)」を起こすこともあるそうです。これは「失った指は存在している」と錯覚し、その指が動かせないことに気付いた途端、その人に強い痛みを感じさせる脳みそのバグと言うべき不可解な現象となっています。
なお、指を切り落とされた後、その断面から新たな指は再生しませんが、傷口と切断後の指を適切に処理し、指を切断してから数時間以内に適切な医療機関を受診することで、指を癒着する治療を受けることが出来ます。
痛風
ある日突然、足の親指の付け根や足首、ひざやひじが腫れあがり、激痛に襲われる恐怖の病気「痛風(つうふう)」。
この病気の原因は、高カロリーな食品やアルコール飲料に多く含まれている「プリン体」が分解されることで生成される物体「尿酸」が、血液に溶けることなく関節や組織に溜まることとなっています。
また、痛風を患うと尿を作りだす働きを持つ腎臓の機能に支障が出る上に、尿管結石や心筋梗塞が引き起こされる可能性が生じます。
そのため、日頃から適度な運動と十分な水分の摂取を心掛けて痛風を予防することが重要です。
なお、現在の痛風の患者の大多数は男性で、女性の患者数は全体の5%程度だと言われているのですが、この理由について、女性が持っている女性ホルモンには尿酸を対外に排出する効果があるからだと言われています。
がん
これまで多くの人たちを逝かせ、日本人の死因第1位を獲得した恐怖の病「がん」。
この病気を患うリスクは、喫煙や飲酒、肉料理の過剰摂取をすることで増加していきます。
そして、それらの行動が原因で体の組織に傷が付き異常な細胞の塊が出現し、それらの塊は全身に転移して最終的にはその人を死に至らしめます。
また、がんの影響を受けると体の様々な箇所に痛みが生じ始め、果てには骨が犯されるとズキズキとした痛みを覚えるように。
体の神経の場合は、電気を流し込まれたような痺れる痛みが続き、内臓の場合は内側から絞め付けられるような激しい痛みを感じるようになり、こうした痛みは睡眠や食事と言った日常生活に大きな支障をきたします。
さらに、そのがんが肝臓や胃に転移すると強い吐き気を覚えるようになり、膵臓に転移すると腰の太い神経が影響を受けて、耐えがたい腰痛に悩まされることになります。
そのため、現在の病院では、全てのがんの患者に対して痛みを感じたら出来る限り早く医者にその旨を伝えて、痛み止めを処方してもらうよう呼び掛けています。
くも膜下出血
くも膜下出血は、脳の表面の膜と脳の空間「くも膜」にある、脳に豊富な酸素と栄養素を届ける管が切れて血液が流れ出る病気です。
この病気を患うと、意識障害や吐き気と共に、バットや金鎚で殴られたような痛みや、これまで感じたことのない激しい頭痛を経験することになり、即座に手術を受けなければ脳に深刻なダメージが残ってしまいます。
しかし、現代の医学では、検査を行って脳の異常を調べ、この病気を未然に防ぐことができるようになりました。
このため、くも膜下出血の前兆とされている「血圧が激しく上昇と下降を繰り返す」「頭痛や吐き気を覚える」「視力の低下やめまいに悩まされている」などの項目に心当たりのある人は、この病気の検査を受けた方がいいかもしれません。
最後に
以上で解説を終了します。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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