どうも、ありつむぎです。
今回は、摂りすぎると死ぬ飲食物を7つ取り上げていきます。
バナナ
バナナは、紀元前1万年前から東南アジア地域に住む人の手によって栽培され始めた歴史のあるフルーツです。
1903年に日本に輸入が開始され、現在に至るまでに幅広い層の人たちに食べられるようになりました。
バナナには、ビタミンやミネラル、食物繊維がバランスよく含まれており、貧血と熱中症の他、美肌効果も期待することが出来る栄養満点の食材として注目されています。
また、血圧を正常に保ちつつ、心臓や筋肉の機能の調節をする成分「カリウム」が多く含まれています。
そして、このカリウムを摂りすぎると「手や唇の痺れ」「全身の倦怠感」「不整脈」などの症状が現れ始め、最終的には心臓が止まって絶命することがあるそうです。
しかし、バナナに含まれているカリウムだけで絶命するためには、短時間で320本以上食べる必要があると言われています。
日常生活を送る上では特段気にする必要はないでしょう。
なお、バナナと同じくカリウムを多く含む食品として、ジャガイモ、トマト、柿、納豆などがあります。健康被害を心配するのであれば、これらの食品も摂り過ぎないように気を付けた方が良いかもしれません。
水
水は、老若男女問わず、生きるために欠かさず取り続けなければならない存在です。
人は、食物を口にしなくても水を飲み続ければ約1か月生きることができるのですが、体から2%でも水分が抜け落ちるとめまいや吐き気などの症状が現れ始め、20%以上損失すると、命を失う危険性に晒されてしまいます。
また、成人男性の体は60%、生まれたばかりの赤ん坊は80%が水分で構成されていることも分かっているため、人と水は切っても切れない関係にあると言えるかもしれません。
生命維持の上で水に頼りすぎているところがあるような気もします。
ですが、そんな水も一度に7リットル以上飲んでしまうと、細胞のバランスを保つ役割を持つ物質「ナトリウム」の濃度が低くなる「低ナトリウム血症(けっしょう)」と呼ばれる状態に陥ってしまうことがあります。
すると、その人は多量の発汗と激しい下痢、疲労感などの症状に見舞われるようになり、その状態を放置した場合、けいれんや昏睡などの危険性に晒されて、最終的には生命活動を停止することになります。
そのため、大量に水を飲んだ後に突然気分が悪くなった際は、すぐに病院に行って治療を受けた方が良いでしょう。
エナジードリンク
現代社会では「モンスターエナジー」や「リアルゴールド」を始めとした有名なエナジードリンクが多数販売されています。
これらを飲んでやる気を出し、仕事や勉強の効率の向上を図る人も多いかと思います。
また、エナジードリンクの中には、糖分とカロリーがゼロのタイプのものや、フルーツのような味わいが楽しめる変わり種も存在しており、現代社会において、エナジードリンクの需要は高まり続けています。
しかし、そんなエナジードリンクには、コーヒーや紅茶、緑茶などと同様に、眠気覚ましの効果のあるカフェインが入っています。
そして、一度にエナジードリンク30本分のカフェインを摂取してしまうと、吐き気や呼吸困難、幻覚症状が出る、いわゆる「カフェイン中毒」に陥って、この症状が重くなると命を落とすことがあるのです。
2015年には、エナジードリンクの過剰摂取によってカフェイン中毒を引き起こした20代の男性の身に、命に関わる痛ましい事故が起きたことが分かっています。
さらに、2012年のアメリカでは、モンスターエナジーを飲み過ぎた14歳の少女の身にも前述の男性と同じような事故が発生したため、エナジードリンクの過剰摂取は避けた方が良いでしょう。
チョコレート
子どもから大人まで幅広く愛されており、コンビニで手軽に購入することが可能なド定番のお菓子と聞いた時、多くの人はスナック菓子やチョコレートなどを想像するかと思います。
そんなチョコレートの原料となるカカオは紀元前に発見されたのですが、当時は「神様の食べ物」ともてはやされるほど貴重な存在でした。
板チョコを含む様々なチョコレート菓子の開発に至るまでには、長年に渡る多くの人の絶え間ない努力がありました。
そんな、現在も多くの人を魅了しているチョコレートですが、市販されている多くのチョコレート菓子には甘みを出すために砂糖が使用されています。
その砂糖の摂取は少量であれば問題ありません。
ですが、体重60キロの人が6キロ相当の市販の板チョコを一度に食べてしまうと、砂糖の致死量である1キロを超えて絶命してしまうと言われています。
なお、チョコレートには「テオブロミン」と呼ばれる苦み成分が含まれています。
この成分は犬や猫にとって猛毒で、少量であっても中毒を起こして息絶える可能性があるため、これらの動物にチョコレートを与えることは厳禁となっています。
サクランボの種
サクランボと聞いた時、多くの人は、甘酸っぱくて瑞々しい赤くて丸い2つの果実を想像するかと思います。
そして、サクランボを食べる際は、大きな種の周りの果実を歯でそぎ落とし、種は口から吐き出すことが一般的でしょう。
そんなサクランボの種ですが、なんと、動物に消化された時に「青酸(せいさん)」という毒物を発生させる物質「アミグダリン」が含まれているのです。
こうしたことから、1粒でも種を誤飲してしまうと命の危機に陥るのではないかと想像してしまうかもしれません。
しかし、サクランボの1粒の種が発生させる青酸はごく微量です。
成人男性の場合、4000粒という膨大な量を一度に摂取しなければ致死量に至らないため、必要以上に怯える必要はないと言われています。
なお、かつてのインターネットでは「サクランボの種を5粒食べると大人も気絶する」という情報が出回っていたのですが、これは真っ赤な嘘であることが判明しています。
醤油
醤油は、長い歴史の中で製造技術が引き継がれていき、調味料の1つとして地位を確立してきた日本人にとって馴染み深い調味料です。
そんな醤油には塩が使用されています。
そのため、一度に1リットル程度摂取することで口渇感、興奮、痙攣、昏睡などを引き起こす「高ナトリウム血症」と呼ばれる状態に陥ってしまいます。
この状態が続くと、脳組織に含まれる水分量が増加する「脳浮腫(ふしゅ)」や、肺に水が溜まって呼吸困難に陥る「肺水腫(すいしゅ)」と呼ばれる状態に移行し、そのまま息絶えてしまうこともあるのです。
なお、かつてのアメリカでは、当時19歳の少年が友人たちと大騒ぎをした後、悪ふざけで約1リットルの醤油を飲み、絶命する寸前まで追い込まれたと言います。
コーヒー
コーヒーは、今から1000年以上前に海外で発見され、長年に渡って幅広く愛されてきた飲み物です。
現代社会では、勉強や仕事を効率よく進めたりリラックスしたい時に口にする嗜好品として浸透しています。
さらに、今では様々な種類のインスタントコーヒーやコンビニコーヒーなども当たり前のように販売されており、一般市民の身近な存在として定着しています。
そして、そんなコーヒーには疲労回復や眠気覚まし効果のあるカフェインが含まれており、適量であれば問題なく機能します。
ですが、1時間以内にコーヒーを9杯以上飲んでしまうとカフェイン中毒に陥り、最悪の場合、命を落とす危険性に晒されるそうです。
ちなみに、現代社会では、カフェイン中毒に陥って病院に運ばれる人が急増しているらしく、現代人にはコーヒーを飲む量を抑えることが求められています。
最後に
以上で解説を終了します。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
提供:キリン【考察系youtuber】
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