ポケモン剣盾で登場した、新たなガラルの化石ポケモン。
その個性溢れる姿に対し、現在(11月20日)においてもなお、意見がSNSなどで飛び交っています。
可愛げがある。結構好き。個人的にツボ。悪くないデザイン。
という肯定的な意見がある一方で、肉体の断面がグロテスクで気持ち悪い。キメラは倫理観から逸脱している。かわいそうだしひどい。闇が深いし怖い。復元ミスだ。というような、否定的な意見もあるようです。
Twitterを見ていると、どうやら否定的な意見の方が多いようですね。
さて。
意見もさながら、そんな化石ポケモン達について様々な考察もされているようです。
元々あのような姿をしていた。無理やりくっつけられたキメラポケモン。図鑑の説明文に違和感がある。というような考察です。
それぞれ1つずつ考えていきたいところではありますが、今回は、投稿者が有力であると考えている
「キメラではなく元々あのような姿で古代を生きていた」という説について考察していきたいと思います。
個人的見解を元に書きます。なので、内容を真に受けたり鵜呑みにしたりせずに、リラックスして読んで頂けると幸いです。
まずは、剣盾の化石ポケモンについておさらいしておきましょう。剣、盾ごとの図鑑の説明を交えつつ書いていきます。
パッチルドン
パッチルドンは、クビナガの体に鳥の上半身を持つポケモンです。
海辺で暮らしていたポケモンで、苦手ではあるものの地上を歩くことは出来るそうです。体を震わせると電気を発するらしく、それを使って獲物を取っていたと予想できます。
エサを体の氷で保存するということから、エサを採るために毎日動かなくても済むように成長したようです。
しかし、画像の通り本体が震えてしまうほど凍えてしまっています。体温調節の面については成長していなかったらしいですね。
凍えてしまったせいか、動きが鈍く絶滅してしまったとのことです。恐らく、エサを捕まえることさえ出来なくなったのでしょう。
パッチラドン
パッチラドンは、華奢なトリの上半身とたくましいリュウの下半身を持つポケモンです。上半身に対して下半身が屈強であると説明されています。
これマジ?サングラスをかけた調◯師を思い出させますね…
尻尾で発電する他、そのガッチリとした下半身は古代最強であったものの、エサの草が無くなり絶滅してしまったとのことです。
ウオチルドン
ウオチルドンは、魚の頭にクビナガの体を持つポケモンです。どういう訳か、顔が逆さに付いています。
顔は非常に頑丈で、冷気で周囲を凍らせて獲物を捕らえたようです。
ただ、口の位置のせいでエサが食べにくいらしく、更には呼吸さえままならなかったために絶滅してしまったとのことです。
ウオノラドン
ウオノラドンは、魚の頭と陸竜の下半身を持つポケモンです。現在SNSにおいて、最も物議を醸しているポケモンでもあります。
凄まじい顎の力と脚力を持ち、時速60キロ以上で走ると言います。
しかし水中でしか呼吸が出来ず、獲物を捕り尽くしてしまったために絶滅してしまったとのことです。
化石ポケモンと図鑑の説明の考察
初めに述べた通り、これら化石ポケモンについては様々な意見があります。
図鑑の説明文さえもキメラ、つまりツギハギ状態だと指摘する方も多いようです。
例えばウオノラゴンについては、水中でしか呼吸出来ないというのに時速60キロ以上の速度で走れるという、矛盾した説明がされていることに疑問を持っているとのこと。
ただ、古代の生き物というのは、奇妙な特性を持っていたり進化を遂げていたりするものです。
現実の世界だと、全長1メートルを越えるほどの大きさをしていなから身を守る術を一切身に付けておらず、抵抗さえ出来ないまま補食されてしまったという柔らかい生物が過去に住んでいたと言いますし、エサとなるオウムガイやアンモナイトのヌメリ対策なのか、歯が渦巻き状に生えるという魚類もいました。
ならば、ポケモン世界の古代に生きていた化石ポケモンもまた、不思議な特性や進化をしていてもおかしくはありません。
姿はもちろん図鑑に書いてあることは真実であると、投稿者は推測しています。キメラではないと思います。
ポケモンというゲームには、現実にいる、もしくは過去に存在した生き物や、事件などの出来事が度々反映されていたりします。
剣盾の化石ポケモンについては、以下のように想像出来ます。
パッチルドンは、エサの保管方法を考案し、それに合うように進化したものの、寒さによる動きの鈍さを解消出来なかった。保存するためのエサさえまともに確保出来ず、他のライバルにエサを奪われ飢餓により絶滅したと考えられる。
パッチラドンは、ガッチリとした下半身を習得してライバル達と差をつけた。強靭な下半身による素のパワーと、機敏に動く上半身から繰り出す電気技「でんげきクチバシ」によって敵無しであったが、エサを食べ尽くしてしまい絶滅した。
ウオチルドンは、正面からくる敵に備えて面を硬くした。顔が逆さに付いているのは、上空から自分を狙う鳥類をいち早く察知して逃げるため。顔は頑丈なので、前が良く見えなくて何かに衝突しても怪我をする心配はない。
泳ぐ速度自体はそれほど早くないと思われる。なのでいち早く敵の居場所を確認する手段が必要になった。
しかし、エサを食べることや呼吸について疎かにしてしまったために絶滅してしまった。
ウオノラゴンは、水中から陸に上がるという進化の過程で地上を走ることが容易な体を手に入れたが、エラ呼吸は捨てられなかった。
そのため、呼吸を止めたまま陸を60キロ以上のスピードで走って獲物を顎で捕らえ、水中に潜って補食するという方法をとって暮らしていた。次第にエサが無くなり絶滅してしまった。
頭部は、進化の過程において最適な位置であるとウオノラゴン自身が判断したため、あのような配置となった。今作の醍醐味であるカレーを完食したことから、生物的な機能は正しく動いていることが判明している。
これらのポケモンに見受けられる断面は、進化の過程で不要と見なした体の部位が欠落した痕である。
例えばパッチラゴンは、余分な腰回りの部位を削ぎ落とすことで、少しでも体を軽くして身軽に動けるように進化した。
断面が外皮に覆われるという肉体的な治癒段階に進む前に、化石ポケモン達は絶滅してしまった。なので、復元された際に断面がむき出しになっている。
…のように投稿者は考えています。勝手な想像が含まれているので真に受けないでくださいね。参考程度にお願いします。
ウカッツについて
以下の画像は、化石を復元した本人であるウカッツの話です。
トリの上半身。サカナの頭。
リュウの体。クビナガの体。
これらを、それぞれどのように組み合わせても復元が可能で、1つの個体として成り立つとのことです。
ここで気になったのが、ウカッツの発言です。
どのように合わせても復元出来るということに対し、謎であると断言しています。
ということは、これまでの化石ポケモンをデタラメに組み合わせても、復元することは不可能であるということです。例えるならば、盾の化石に顎の化石を合わせてもポケモンにはならないということです。
しかし今回は、自由に組み合わせてもポケモンになる。
ならば、気持ち悪いとかグロテスクだとネットで騒がれている彼らの姿こそが、真の姿と考えることが出来ます。
ガラルに登場する化石だけが、適当に合わせても形になるというのは違和感があります。そんな偶然が今回に限って起こるというのは出来すぎています。
そのため、上半身や下半身が見つからないのではなくて、あのアンバランスが組み合わせこそがガラルの化石ポケモンの元々の、本当の姿であると考えられます。
卵未発見について
卵が見つからない理由について、以下より考察します。
まず、前作までの化石ポケモンは、性別も存在し、異なる性別同士もしくはメタモンと掛け合わせることで繁殖させることを可能にしてきました。
ですが。
https://note.mu/mho453145/n/n99d2e8271fb8
この記事によると、そんな化石ポケモン達は全て人の想像で作られている可能性があるとのことです。
例えば、ウルトラサンにおけるチゴラスという化石ポケモンの図鑑の説明によると
おおアゴは すさまじい はかいりょく。 ふくげんさせても とうじと おなじ すがたでは ないという せつもある。
とのことです。本当の姿なのかすら不明確なのだそうです。
振り替えってみてください。過去の化石ポケモン達はどのようにして復元されていましたか?
化石の研究員に、体の一部分が閉じ込められた岩を渡すだけで、なぜか化石ポケモンの全身がほぼ完璧に出来上がりますよね?
たった1つの琥珀から、どうやってプテラのようなポケモンを復元させたんですかね?アゴの化石1つから、如何にしてチゴラスを復元させたんですかね?
数パーセント判明している部分から、残りの無の部分を補うなんて「多分こんな感じだろーなー」と言ったように予想して復元させなければ不可能です。
過去の化石ポケモン達には、必ず岩タイプが付与されていました。これはつまり、既存の岩石を使ってポケモンの体を繋ぎ合わせ、無理やり形成したからだと考えられます。
チゴラスで言えば、化石として発見されているアゴ以外のパーツは岩などで作られている可能性があるということです。
その姿について、予想することは出来ます。現実世界においても、1本の動物の歯の化石から肉食、草食、全長などを概ね予想することは可能だそうです。
しかし、結局は予想の範疇にあります。忠実にその姿を再現することはまず不可能です。
つまり、前作までの化石ポケモンは人の想像で作られた可能性があります。生殖機能が後から付与され、だから性別も存在して卵を産んだり産ませたりすることも出来る。
結果的に、それらの化石ポケモンの卵が発見されるのでしょう。
剣盾の化石ポケモン達を見てみましょう。
性別どころか繁殖方法すら不明かつ、化石の復元以外の方法で増やせません。いわゆるタマゴ未発見です。
ここで忘れてはいけないのが、化石ポケモンは太古に存在したポケモンであるということです。当然ながら、恐竜とは異なる生き物です。
人が生まれる前から生息していた化石ポケモン。姿は個性的であり、ならばその繁殖方法もまた、従来のものとは違う別の何かであると考えられます。
少なくとも、卵を使って個体を増やしていたことは無いでしょう。卵未発見ですからね。
つまり新作の化石ポケモン達は、人の手が入っていると思われる、前作までの化石ポケモンとは異なる「完全体」であり、タマゴ以外の別の方法で繁殖をしていたのではないかと考えられます。
卵が発見されないのはそれが理由だと思います。
しかし、タマゴが出来ないとなると厳選が面倒ですね(´д`)
ロードとリセットを繰り返すか、王冠とミントで強化するしかなさそうです。
最後に
この記事で取り上げたこと以外にも、剣盾の化石ポケモンについての考察や説は複数存在します。
- 化石ポケモンはキメラで、ウカッツが遊び半分でくっつけた。
- これらのポケモン達は何かしらの共通点があり、それによってデタラメに合わせても復元できた。
- 従来通りに化石単体で復元すれば正確な形になるはず。
など多種多様です。
ゆっくり実況者として人気の高いレイえもん氏が、今作の化石ポケモンに関わる考察動画を投稿しました。
提示された様々なデータや、その説を裏付ける根拠によって掲げられた考察には説得力があり、さらに簡単な言葉で説明されているため非常に理解しやすい内容です。
みなさん、是非とも見てください。
しかし、この記事で詳しく紹介した説を含むそれらの情報を信じ込まずに、あくまで参考程度に留めておいてください。
どれが事実かなど、公式以外は知る由もありませんからね。