ポケモンには、様々な都市伝説が存在します。
レジ系ポケモンと戦争、ビリリダマの発現、アルフの遺跡、ルージュラの正体などと、枚挙に遑がないです。
裏のないクリーンな世界に見えるポケモンは、実はかなり闇が深く、考察の余地がふんだんに含まれているゲームなのです。
そこで今回のブログでは、ポケモンの1体である【プルリル】と呼ばれるポケモンの正体と、その実態に迫っていきます。
プルリルについて
プルリルは、ポケモンブラックホワイトにて初登場したポケモンです。
水とゴーストの2つのタイプを合わせ持っていることが特徴で、波乗りで海進んでいると度々遭遇します。
その姿はクラゲのように見えますが、実はそうではない別の何か…幽霊であると言われているのです。
ポケモン図鑑
まず1つとして、このポケモンの説明には【クラゲ】という単語は出てきません。
のみならず、図鑑の説明には【ふゆうポケモン】と書かれています。
ご存知の通り、クラゲは浮遊しません。水の中をゆっくりと漂う生き物です。しかし、図鑑にはふゆうポケモンと書かれているのは何故か?
つまり、見た目はクラゲに似ているけれど、プルリルは違う何かであることが分かります。
ゴーストタイプと呪われボディ
このポケモンにはゴーストタイプが付いています。
海洋生物のような見た目をしておきながら、それとはかけ離れているゴーストタイプがあるのはどうしてなのだろうかと疑問に持たれた方は多いかと思います。
クラゲポケモンのメノクラゲやドククラゲは、水タイプの他に毒タイプを持っています。これはクラゲの特性が反映されてるからだと十分に納得出来ます。
しかしプルリルには、クラゲという生物とは程遠い【ゴーストタイプ】があります。
さらに、その特性は【呪われボディ】です。ゴーストタイプで有名な、ゲンガーと同じ特性を持っているのです。
さらには、触手と呼べる部位がないどころか手足が完全に分離しています。何となくですが、それらは人の手足を形取っているようにしか見えません。
卵グループ
ポケモンには、様々な卵グループがあります。
陸で暮らすポケモンは陸上。水の中で暮らすポケモンは水上といったように、ポケモンごとに卵グループが分類されています。
そして、プルリルは【不定形】グループに属しているのです。
不定形は、形が不明確なポケモンに与えられ、主にゴーストタイプのポケモンがそれに属します。
このグループに入っているということは、やはりプルリルは水上の生き物などではないと説明が付きます。
プルリルは水子の霊
これらのことから、プルリルは水子の霊であると予想されます。
水子とは、母親の胎内に命が宿ったものの【おろされた】などの理由により、この世に生まれてくることが出来なかった子どもを指します。
生まれることが叶わないことの怨念により霊として存在している。だから、水タイプでありながらゴーストタイプも持っているのだと考えられます。
頭が異様に大きく、手足が人の形を取っていないのは、まだ肉体的に未熟なまま【おろされた】だからであると推測出来ます。人の体は、手足よりも頭から育ちます。
性別ごとに色と姿が違うのは、人間でいうところの【男と女】が区別されているからでしょう。青がオスで、ピンクがメスです。
ふゆうポケモンというのは、この世に居座り続けている【浮遊霊】を指している他、特性である呪われボディはこの世に生まれることが出来なかったことに対する憎しみの現れだと推測出来ます。
現世に居座り続けて自分の命を奪った憎き母親を探し、海の底に引きずりこんで✖すために今も広い海を漂っているのだそうです。
図鑑によれば、プルリルの住処は海底8000mの場所にあるらしく、そこに引きずり込んで獲物を取るという説明がされています。
ベールの ような てあしを まきつけ しびれさせると 8000メートルの しんかいに つれこんで こ ろすのだ。
ポケモンにしては、かなり直接的な言葉が書かれています。今までは遠回しな表現を取っていたにも関わらず、今回このような言葉を使ったということは、それほどプルリルというポケモンが危険であることが分かります。
ミカルゲ、ボクレー、デスマスのように、人の霊魂がポケモンになった事例は珍しくありませんが、1人の霊の激しい怨念がそのままポケモンとなった話は、現時点においてプルリル以外には存在しません。
…というか、これってポケモンなんですかね?水子の怨念が形になっているのですから、怨霊や悪霊と呼ぶほうが相応しいように感じるのですが…
最後に
以上が、プルリルの恐ろしい正体についてでした。
他にも、怖すぎるポケモンは数多く存在します。機会があればその都度書いていきますので、よろしくお願いします。