このブログでは、ゲーム版ダックシーズンの考察や感想について書いていきます。ネタバレを多く含むため、お読みになる際は自己責任でお願いします。
各種EDをおさらい
考察に入る前に、まずは、ダックシーズンで用意された7つのエンディングについて簡単に振り返ってみます。
ED1
エンディング1では、ガンで攻撃されたことに逆上した犬が、主人公の後方にあるテレビを破壊して、ゲームの世界に閉じ込めてしまうというものでした。
閉じ込められた後に、後方のモニターを振り返ると、自分と同い年の子どもが【ダックシーズン】を手に、首を傾げている様子が映し出されて終了となります。
ED2
エンディング2は、犬によるテレビの破壊行動を阻止した後、直接家に押しかけてきて命を奪うというエンディングでした。
主人公の命を奪った後、犬はテレビ画面の中に姿を消します。
ED3
エンディング3では、その押し掛けてきた犬をガンで撃退します。
倒された犬はテレビ画面に消えていき、姿を消します。
その後、主人公は【ダックシーズン】を踏み壊すと、犬によって亡き者にされた母親を埋葬して、1人どこかへ旅立ちます。
ED4
エンディング4では、ゲーム内に存在する太陽を狙撃したことで辺りが真っ白になり、謎の場所に閉じ込められてしまいます。
1人で膝を抱える少年に、あの犬がゆっくりと歩み寄ってゲームは終了となります。
ED5
エンディング5は、ゲーム内に登場する犬を1度も攻撃することなくプレイすることで見ることが出来ます。
ゲームを終えてから眠るまでの、ごく普通の日常が表示されます。
それでゲームは終わるのですが、最後に主人公の母親はこう言います。
【私だったらあの犬を攻撃していた】
ED6
エンディング6は、ゲームの途中で警察に通報することで見ることが出来ます。
主人公の家に向かってくる犬を、警察官による一方的な攻撃で倒してくれます。
それを家の中から眺めて終了です。1番爽快感のあるエンディングだと思います。
ED7
隠しエンディングとも言えるこのエンディングは(このEDだけ行き方を忘れてしまいました..’)犬の個室に行くことが出来ます。
そこには、画面が映っているテレビが何台も置かれており、当人の犬もいます。レバーを何度も動かしています。
そこで、主人公も犬にならって近くのレバーを動かすと、スタッフロールが流れます。
非常にメタいエンディングです。
それでは考察に移ります。このブログでは、ゲームの中心とも言える犬について深く考えていきます。
犬の正体は?

大前提として、この不気味な犬の正体は着ぐるみを着た人間でしょう。それも、ゲームの世界と現実を行き来することが出来る得意気質のある人間です。
ED1や4を見ての通り、ゲームの世界に閉じ込められるという要素がこのゲームには存在します。ならば、2次元と3次元を行き交うことが可能な人間もいても可笑しくはないですよね?
人間という根拠はあります。人間だからこそ、ED2を見ての通り、刃物という武器を逆手に持って少年を襲えました。ED5では、警察による攻撃を受ける前は全力で2つの足で走っていました。動物では有り得ませんし、未確認生物が入っているということも考えにくいです。
なので、中にいたのは人間だと思いました。
また、ED3にてオモチャのガンの攻撃が効いたのは、その犬もとい人間は、バーチャルの世界にも存在しており、ゲーム中にウザイほどに登場していました。
あの人間は、現実の人間でもありゲームのキャラクターでもあります。そのため、ゲーム内でのみ効果のある武器であってもダメージを与えられたのではないかと考えられます。
そして肝心なのは、人物が何者なのかについてですが…
…。
多分、ダックシーズンに関わりのある人物が入っていたのだと思います。
ゲームを始める前に、武器の実演を踏まえてゲームのシステム(?)を解説していたおじさんかもしれません。
この辺はゴメンなさい…隠し要素などを全て確認すれば、ある程度は推理出来るのでしょうが、あいにくEDを通して遊んだだけで隠し要素などは分からないです。
この方の動画では、隠し要素も紹介しています。フジ工房と呼ばれている、YouTubeにて活動をされている実況者の動画です。
↓↓↓
https://youtu.be/vXitt16QKDY
犬の目的は?
この犬もとい人間の目的は、ゲームのルールから逸脱した行いをしたプレイヤーに制裁を加えることだと思います。
根拠として、ED5では主人公に危害を加えることなく終わりましたよね?
ゲームのルール通りにダック(鴨)を攻撃してスコアを稼ぎ、途中でルールとは異なる行為___犬や太陽を攻撃したりせずにゲームを遊んだからこそ、命を狙われずに済みました。
つまり、この犬は無差別に襲ってくるわけではなくて、悪意を持っていると判断したプレイヤーを選んでいることが分かります。
そして、そのようなプレイヤーは、ゲームの世界に閉じ込めます。
この犬が優先して行ったことです。命を奪うことではなくて、ゲームの世界に入れることを最優先に行いました。
閉じ込めて何をするのか?
これは想像ですが、ゲームの1部にしようと目論んでいたのではないかと思います。
新たにダックシーズンをプレイする人に、このゲームをより楽しんでもらうためにも犠牲になれと、そういうことではないでしょうか?的である鴨や、ステージ上の乗り物やオブジェクトにさせていたのかもしれません。
となると、ゲーム内で攻撃した鴨などは、主人公の前に遊んでいたプレイヤーと考えることも出来そうです。
もし亡き者にすることが目的ならば、即座に襲いかかって攻撃をすればいいだけの話です。
ゲームを通して非常に回りくどい方法を取るというのは、命を奪う以上の理由があると僕は思います。
そして、ゲームの1部になることを拒んだ者は、止むを得ず命を奪いに家に訪れたのだと考えられます。口封じのために襲いかかったのでしょうね。
なお、ED7にて確認出来ますが、犬がいる個室には大量のテレビが置いてありました。
それぞれ部屋らしき物が映されており、1つは消えていました(主人公を映していた?)
となると、その部屋でダックシーズンを遊んでいる人たちを観察していたと予想が出来ます。ゲーム内において、少しでもおかしなマネをすれば容赦はしないという無言のメッセージとして受け取れました。
ダックシーズンというゲームには、発信機でも付いていたのでしょうね。電源を付けると、その様子が犬の部屋にあるテレビ画面に映し出されて、シッカリと見られていた…ってことでしょう。
子ども達が、正しくゲームを遊んでいるかどうかを逐一確認していたのでしょうね。
まとめ
犬の正体は人間であり、2次元と3次元を行き来することが出来る。ダックシーズンに深い関わりのある人物と予想される。
犬はプレイヤーを観察して、ゲームをルール通りに正しく遊んでいるかどうかを確認していた。
ルールから隔離したことをするプレイヤーには、ゲームに閉じ込めるという方法で制裁を加えていた。その後は、ダックシーズンを遊ぶ次のプレイヤーのために、ゲームの1部にしていたと予想される。
最後に
単刀直入に言うと、最低な犬だと思いました。極めて自分本意で他人の事なんて構わないという考えに呆れるばかりです。
なお、このゲームにはまだ謎が残っているらしいです。
今回はそこまで出来ませんでしたが、それを解くことで、各種EDの視聴だけでは解決していない要素も、完璧に分かるようになるのかもしれません。
僕は正直、もうやりたくないです(´ω`)
ですが、興味のある方はプレイしてみてはいかがでしょうか?
非常に濃いゲーム体験が出来ると思いますよ?