
星のカービィ。
1992年に最初の作品が発売されてから今に至るまで愛されてきた大人気シリーズです。
主人公のカービィを筆頭に愛嬌のあるキャラクターが多く、男性のみならず女性からも多くの支持を集めています。
そんな星のカービィですが、このキャラクターにはある噂があることをご存知でしょうか?
今回は、カービィの正体について考察していきます。
カービィの正体
カービィは、ダークマターの一族の一体であると言われています。
ダークマターとは、プププランドの平和を脅かす、悪の心を持った侵略者のことです。
星のカービィ2ではダークマター自らが、星のカービィ3においてはゼロと呼ばれるダークマターがボスとして立ちはだかります。
星のカービィ64では、コピー能力を使ってくるミラクルマターなどのダークマターの他、ゼロツーという、カービィ3のボス「ゼロ」の面影を残した不気味なボスがカービィを倒すべく襲いかかってきます。
それぞれが、世界を闇に陥れるという目的を持っており、カービィは何度もこれらと戦うことになります。
そんなダークマターが、なぜカービィと同じ一族であると言われるのか?
その根拠として、グーイと呼ばれるキャラクターがあります。
グーイはダークマターです。
しかし、例外的に善良な心を持っており、カービィと同様にコピー能力を使うことが出来ると、公式より説明されています。
実際に、星のカービィ3では2P専用のキャラクターとして登場しており、見た目は違えど性能はまるでカービィと同じです。
星のカービィ3を普通にプレイ
コピー能力はカービィ固有のスキルでなく、ダークマターであるグーイも使用可能であることが分かります。
また、ダークマター一族の「ミラクルマター」というボスも、コピー能力と思しき力を使ってカービィを倒しにきます。
カービィがダークマターと同じ能力を持っているだけでも不可解ですが、まだ特筆すべき点はあります。
星のカービィ3において、カービィはHPがゼロになってやられてしまったグーイを自分の体力を削ることで復活させることが出来るのです。
これはまさに、自身も同じダークマターであるからこそ可能な行動と言えるでしょう。
スーパーデラックスで登場するヘルパーと呼ばれるカービィの味方は、1度やられてしまうと復活させることが出来ません。
それに対して、グーイに限っては自身の体力を犠牲にすることで復活させられる。
つまり、カービィはグーイと同じ善良なダークマターであると考えられます。
メタナイトの正体とカービィとの関係
メタナイトは、星のカービィ夢の泉の物語という作品で初登場した剣術を得意とする仮面の剣士です。
仮面の奥の素顔や、その姿がカービィとよく似ていることから、しばしばカービィとは何かしらの関係があるのではないかと囁かれています。
メタナイトは、普段は素顔を仮面で覆い、メタナイツと呼ばれる部隊を率いています。
初登場した夢の泉の物語では、カービィを倒すために。スーパーデラックスという作品では、プププランドを侵略するべく自ら編成した組織、メタナイツを率いて襲いかかってきます。
このメタナイトですが、その正体はカービィと同じ星の戦士であると考えられます。
初代や2などにおいて登場しなかったのは剣の修行に励んでいたからであり、初登場が夢の泉の物語になったのはそのためでしょう。
これは憶測になりますが、メタナイトはカービィが誕生する前から存在しており、長いこと、プププランドを守っていたのだと思われます。
守るためには強くなる必要がある。そのために剣の修行をしていたのでしょう。彼は常に強さを求めていますが、それはこうした事情があったからだと考えられます。
また、メタナイトには正義の心があることは確かです。そのために、何度もカービィに攻撃を仕掛けてきたのでしょう。
まずメタナイトは、何らかの方法でカービィがダークマターの一族であることを知ります。
ダークマターは、星のカービィ2にてプププランドを暗黒に染め上げようとした悪そのものです。もしもカービィがそれと同じ素質を持っているならば、野放しにしていては危険と考えることが通常でしょう。
夢の泉の物語で、メタナイツを率いてカービィを襲撃したのはそのためで、この時は本気でカービィを叩き潰そうとしていたと思われます。
その後、スーパーデラックスにおいては、プププランドを制圧するという野望を掲げて侵略をしてきます。
正義の心を持つメタナイトにしてはかなり荒い行動ですが、これは表向きの目的であり、真の目的はカービィの正義の心を試すことだと考えられます。
プププランドを救い続けるカービィには、ダークマターでありながら善の心があると考えたために、メタナイトはこのような行動に出たのでしょう。
その後、メタナイトはカービィをライバルもとい真の勇者と認めたのか、シリーズが進むに連れて、自身がカービィの味方として共に戦ったり、カービィの代わりにプププランドを守ったりと協力的な一面を見せています。
なお、メタナイトとカービィとの関係は、同じ星の戦士というだけで特別な関係はないと思われます。
見た目は似ていますが、実際のところはいかなる繋がりもないでしょう。いわゆるソックリさんというやつです。
もしも関係があるならば、どこかでそれをにおわせる要素を公式が出すでしょう。
今に至るまで全く触れられていないということは、やはりカービィとメタナイトは、似たもの同士の赤の他人であると考えられます。
バタモンについて
余談ですが、カービィには、メタナイト以外に見た目がよく似ているキャラクターがいます。
その名は「バタモン」です。
星のカービィ3にて登場するバタモンは、大きさや目の形は違えどカービィと見た目が全く同じキャラクターです。
大抵は、カービィが手出しできない場所に存在しており、仮に吸い込めたとしてもスカで何の能力もコピー出来ません。
カービィと出会ったからといって攻撃さえもせず、ただゆっくると歩くだけという、非常に不気味なキャラクターです。
その正体については今もなお不明です。
ちなみに名前のバタモンというのは、バッタモン(偽物)という意味から付けられたと考えられています。
最後に
以上が、カービィの正体についての考察でした。
愛らしい見た目をしていますが、実はあの凶悪なダークマターと同じ存在かもしれないと考えると怖いですね。
今は善良な心で有り続けていますが、突然カービィの中にある悪の心が表に出て、プププランドを脅かす最大の敵として姿を現すかもしれません。
良い心のままシリーズが終わるのか。はたまた、途中から悪の心に染まってしまうのか。
続編が楽しみですね。
それでは今回はこの辺で。また次回のブログでお会いしましょう。