新作ポケモンの発売日が待ち望まれています。早く新たなフィールドで新たなポケモンと共に旅をしたいと心を踊ろらせていることでしょう。
新要素にも期待できますが、中には残念とも言える知らせが公式により発表されました。
なんと今回のポケモンでは、タイトルの通り【メガシンカ】と【z技】が廃止されることが決まったのです。
というのも、ポケモンXYで追加されたメガシンカと、サンムーンの要素であるz技は、新作である【ポケモン剣盾】では使えなくなるとのこと。
どうやら、対戦環境のバランス調整が難しくなったために廃止をせざるを得なくなったらしいです。公式から発表されたということは事実と考えて問題ないです。
メガシンカについて
メガシンカによって種族値が底上げされたり、z技によって技の威力が大幅に向上するといった要素に対応しきれなくなったということでしょう。
そもそも、メガシンカがあるせいで、使われるポケモンが限られていた事実があります。
ガルーラ、ゲンガー、ボーマンダ。ウルトラサンムーンのレーティングバトルにて見かけない日の方が珍しいです。ただ、メガシンカが廃止されるために、新作では多少は使われるポケモンにもバラつきが出ることが予想されます。
ガブリアスやオニゴーリなどの、メガシンカをしなくても強いポケモンであれば問題なく使われそうですが、クチートやガルーラと言った、メガシンカの恩恵をふんだんに受けているポケモンは、恐らく対戦では使われなくなるでしょうね。
かつて使われていたポケモンが使われなくなるでしょうが、メガシンカという特別待遇が無くなることで、様々なポケモンが活躍できる場が出来たという点は非常に前向きな情報と言えます。
z技について
この仕様のお陰で強く立ち回れたポケモンと言えば、ミミッキュやジャラランガのような専用のz技を持っているポケモンなどでしょう。
また、オーバーヒート、はかいこうせん、ソーラービーム、ハイドロカノンなどの、リスクのある技をz技に乗せることでノーリスクかつハイリターンな技を1度だけ放てるというメリットもありました。
ポリゴンZのはかいこうせん(ノーマルz)や、ヒートロトムのオーバーヒート(ほのおz)のような感じです。
しかし、新作では廃止されるとのことで、専用のz技を持つポケモンや、恩恵を受けているポケモンは実質弱体化したということでしょう。
z技の廃止も英断だと思います。
この技の異様に長い演出があるおかげで対戦のテンポが遅れます。
元々ポケモンの戦闘自体のテンポは早くはありません。それなのに、zワザのおかげで長い演出を見せられるために退屈です。
これが相手にとって有効なダメージになればまだしも、ドラゴンzを後出しのフェアリータイプで受けられたら、それこそ時間の無駄と言えます。
無意味なダンスを見せられるというのは滑稽でしかありません。ポケモンバトルをやりに来たというのに、なぜ赤の他人のダンスの見物をさせられるのか意味がわかりません。
それに、zワザはプレイヤーの精神衛生上良くないです。
僕個人の話ですが、相手のジャラランガzをこちらの手持ちのカプテテフで受け出しが成功した途端、電源を落とされたりします。
最高で5回されました。頭にきますよ!
ともかく、zワザの廃止は、ユーザーに配慮した最高の判断だと言うことです。
総評
これらについては賛否両論あるでしょうが、僕的には良い判断だと思います。
あまりにもシステムを詰めすぎると、ポケモンというゲームが複雑になりすぎて意味がわからなくなるでしょうし、これから新しくポケモンを始めるユーザーに警戒心を持たれることも無くなります。
メガシンカ、z技、ダイマックスなどの新作の新たな要素など、ゴチャゴチャしているとプレイしているうちに嫌になってきます。
なので、分かりやすさを重視するという意味で、これまでの要素を入れないという判断は良いと僕は考えます。
それに、メガシンカはともかくz技の評判はあまり良くなかったらしいです。不評な要素を取り除く良い機会でしょう。
互換切りについて
新作ポケモン剣盾の互換切りについて、ネット中で議論されています。
過去作のポケモンを連れて来れる数に制限がかかり、現在においては、「ガラル図鑑」にのみ登録される過去作のポケモンだけを新作に連れて行けるという仕様のようです。
これも、ポケモンのモデリングが間に合わないという理由とのこと。
800種類をこえるポケモンを、全て1から作り直すというのは非常に大変で、とても発売日には待に合わないらしいです。
さらには、対戦においてバランスを調整することも非常に困難になったことも理由として挙げられています。
なので、苦渋の選択ではあるけれど、連れてこれるポケモンを制限したと言います。
https://twitter.com/matome_pokemon/status/1138496395839713280
これに対して、自分のお気に入りのポケモンを連れてこれなくなるかもしれないという事実に焦ったのか、様々な人達から批判が相次いでいるそうです。
ただ、これは完全な互換切りではないと僕は思います。
上のリンクを見てもらえば分かる通り、今は制限があるものの、今後のアップデート次第では徐々に連れて来れるポケモンの数が増えていくかもしれないということです。
作業が難航しているだけであり、アナタのお気に入りのポケモンは絶対に登場しないということではありません。
ただ、ほぼ確実にカプ系やUBは出ないと思います。ガラル地方には、現在のところアローラ地方との関わりはありませんし、物語において、これらのポケモンらしき何かが出てくる理由はどこにもありません。
また、カプ系およびUBは対戦環境を掌握しているだけでなく他のポケモン達の活躍の場を奪っています。これらが出てきてしまえば、ウルトラサンムーンのように対戦環境が偏ることは明白だからです。
もしも出てきてしまえば、登場制限を設けた理由の1つである【対戦環境の調整】という、公式の発言に反してしまいます。
なので、登場することは絶望的であると考えられます。
また、ランドロス、ガブリアス、ボーマンダの登場も難しいでしょう。
この3匹は【フライゴン】というポケモンの地位を追いやり活躍の場を奪いました。
剣盾において、フライゴンが登場することは確定しています。もしも3匹が登場したら、このポケモンが使われなくなることは確実です。
そうなればフライゴンを登場させた意味がなくなりますし、貴重な登場枠を潰しかねません。
つまり、これらが登場することは絶望的であると言えます。
※10月17日追記
動画は、10月16日に公開されたものです。
新たな要素であるダイマックスについて僅かに触れられていました。
そこで判明したのは、ダイマックスすることで見た目の変化が現れるポケモンです。
リザードンは明確に姿が変化して、バタフリー、イーブイはほんの少しだけ姿に違いが見られました。
その反面、ピカチュウやジュラルドンには変化はなく、ダイマックスをするポケモンによってその差があることが分かります。
なお、外見が違っていても、そのポケモン特有の技は存在しないと考えられます。
動画内のリザードンやバタフリーが、これまでとは異なる技を使っていました。
ですがあれは演出で、タイプさえ合っていればダイマックスしたポケモン全てが同じような技を繰り出せるようになるでしょう。
ダイマックスしたリザードンが放った技を、同じ炎タイプのウィンディも、ダイマックスさえすれば使えようになると言った具合にです。
そうでなければ、Z技やメガシンカの廃止をした意味がありませんよね。
仮に、特定のポケモン専用のダイマックス技なるものを用意しているならば、前作までの要素を排除したという決断は無駄になりますからね。
ここら辺はきちんとしているはずです。任天堂およびゲームフリークさんが、かつてない最高の対戦環境を提供してくれることに期待しましょう。
最後に
新作のポケモンが発売されるにあたり、これまで存在した要素が消えるというの変更点があります。
ですが、それを感じさせなくなるような作品になると僕は信じています。
発売日が楽しみですね。今から心待ちにしましょう(´ω`)