※本記事には、ゲーム内の暴力的・残酷な表現や、不快感を伴う設定への言及が含まれています。

ありつむぎです。

今回はレトロゲームにおける闇の深いやばい作品を3点紹介していきます。

東方見文録

東方見文録は、1988年の11月にナツメという会社から発売されたアドベンチャーゲームです。

見「聞」録ではなく見「文」録です。

弾幕シューティングでおなじみの東方Projectとは無関係です。

ストーリーは「文録」という名前の大学生が、開業資金を目当てに自作のタイムマシーンで過去に渡り、そこで出会った後の友となるマルコ・ポーロとともに「黄金の国ジパング」を目指して旅に出るというものです。

このゲームには、元の皇帝として知られる「フビライ・ハン」などが登場しており、他にも史実に基づいた人物や国が多数登場することも特徴です。

そして、このゲームの闇の深さはストーリーの終盤にあります。

旅立ちから6年経過した後、文録は、元寇の際に吹いたとされる「神風」が起こらないことに疑問を持ちます。

そこで自作のタイムマシーンを遠隔操作し無理やり神風を起こそうとしますが、操作ミスにより、太平洋戦争で有名な「神風特攻隊」を呼び寄せてしまうのです。

これによって元軍は全滅し、さらにはマルコ・ポーロも特攻の巻き添えになり死んでしまいます。また、発売前に作られたサンプルカセットからは、製品版より直接的で残酷な未使用グラフィックが確認されています。

そして、文録は気を失って海を漂流し、目を覚ますと見知らぬ場所に辿り着いていたことに気が付きます。

そこは「時の団地」と呼ばれる場所で、時に介入した犯罪者を永久に収容するという施設でした。

文録は、歴史を不正に改変した「時を侵した者」として、この場所に永久に収容されることになります。

自らの不手際でマルコ・ポーロを失い永遠にここで暮らさなければならないことを知った文録は、顔を真っ青にして発狂し「おかあ・・・さ~ん・・・おかあ・・・さ~ん・・・」と母を呼び続ける場面でゲームは終わってしまいます。

驚くべきことに、これが本作に用意された唯一のエンディングです。

主人公が現代に戻って幸せになる結末は用意されておらず、すべてを失ったまま物語が終わるという救いのなさは、本作の闇の深さを象徴しています。

えりかとさとるの夢冒険

えりかとさとるの夢冒険は、1988年9月にナムコより発売されたアドベンチャーゲームです。

兄妹である「えりか」と「さとる」という名の2人の主人公が「時の冠」というアイテムを求め、動物たちが暮らすメルヘンチックな世界を旅するというオーソドックスなストーリーが展開されます。

グラフィックやBGMは高水準なものでありストーリーの破綻もないことから一定の評価を得ています。

また、2人同時プレイが可能で、2人で遊んでいる時にしか体験できないミニゲームが用意されている点も本作の特徴です。

ところが、メルヘンチックなゲームの内容と相反する、とてつもなく過激で黒い隠しメッセージが隠されていることが判明しました。

隠しメッセージの存在は2001年ごろから一部で話題になり、2004年には、2ちゃんねるのレトロゲーム板に集まったユーザーによる解析を通じて、その表示方法が明らかになりました。

そこには、「ひでむし」を名乗る人物が複数の開発関係者に向けて書いたと思われる、強い不満や恨みの言葉が長々と記されていました。

開発関係者の実名を挙げた激しい罵倒や、私生活に関する露骨な暴露、脅迫的な文言などが含まれていました。

このほかにも、相手への危害をほのめかすような文章が確認されていますが、ここでは引用を控えます。

なお、「ひでむし」が具体的にどの開発者を指していたのかについては、さまざまな推測があります。

また、その後も解析は続けられ、2012年には新たな隠しメッセージも発見されています。

明るくメルヘンチックな本編の裏に、開発現場の生々しい感情が残されていたという落差こそ、この隠しメッセージが現在まで語り継がれている理由なのでしょう。

魔導物語

魔導物語1-2-3は、1991年11月にコンパイルからPC-9801向けに発売されたダンジョンRPGです。

3つのエピソードが収録されており、そのうち第1章では、幼稚園児のアルル・ナジャが卒園試験として魔導の塔に挑みます。

このゲームには、魔法を唱えた際にアルルの音声が流れるほか、ダンジョンを自動で記録するオートマッピング機能も採用されています。

ほかにも、HPやMPなどの状態は画面上に数値で表示されず「痛さのホームラン」などのメッセージで状況が表現される「ファジーパラメータ」と呼ばれるシステムが採用されていることが特徴です。

ただし、このゲームの闇の深さを表しているのは幼稚園児の主人公が対峙するには、あまりにも不気味なモンスターの存在と一部のテキストのグロさです。

塔に現れるモンスターには不気味なものが多く、なかには、腐敗した姿で生理的な嫌悪感を催すような攻撃をしかけてくる敵もいます。

また、「腐人」というモンスターの説明においては、身体の損壊を想像させる生々しい表現も含まれています。

さらに、腐人との戦闘後には、一定の確率で寄生虫のような「腐泥虫」が現れ、アルルの体内に侵入しようとします。

数々のモンスターと戦うアルルですが、これらモンスターとの戦闘後も「バッチィなあ」と一言発するだけで勇ましく進み続けるという、幼稚園児とは思えない図太さは圧巻です。

ちなみに、魔導物語は「ぷよぷよ」のルーツとなった作品です。

この作品に登場している「アルル」「トリオ・ザ・バンジー」「カーバンクル」などは「ぷよぷよシリーズ」にも登場しています。

最後に

ありつむぎ
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内容は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。
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