その顔を見るな。

SCP財団の中でも、特に有名で恐ろしい存在として知られる「SCP-096(通称:シャイガイ)」

この存在には、「顔を見られると必ず襲いに来る」という極めて単純でありながら凶悪な異常性があります。

しかも、写真や映像、ピクセルレベルの視認であっても例外なく認識され、ターゲットになってしまいます。

では、なぜシャイガイはそこまで執拗に「顔を見た相手」を追うのでしょうか?

攻撃本能なのか、それとも別の理由があるのでしょうか。

本記事では、SCP-096の行動記録を元に「顔を見ると襲われる理由」とその行動原理について考察していきます。

ありつむぎ
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読み進めることで、シャイガイがただの怪物ではないことが見えてくるはずです。
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SCP-096 – “シャイガイ”の簡単な概要と異常性

SCP-096は、オブジェクトクラスEuclid(影響範囲が限定されているものの挙動が予測不可能なクラスのSCPの総称)に分類されている人型の異常存在です。

背丈は約2.38メートル、両腕は1.5メートルとなっています。独房に収容済みです。

このSCPは、普段は非常に大人しく収容室内の壁に向かって座っていることが確認されています。

しかし、一度自身の「顔」を誰かに視認されるとその対象の命を奪うまで追跡を続けます。映像記録や写真で視認してもこのSCPの対象者になります。

つまり、物理的な接触のみならずこのSCPの顔を「認識」すること。それにより、このSCPの異常性が発現するのです。

そして、一度ターゲットになると確実に始末されます。

ありつむぎ
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ちなみに、対戦車砲を用いてもこのSCPを倒すことはできません。

なぜSCP-096は顔を見ただけで襲うのか?

ここからは考察になります。

SCP-096の異常性は、一見するとシンプルなものとなっています。

しかしながら、なぜ顔を見ることが異常性を発現するトリガーとなっているのか?

この疑問は残ります。

さらに、なぜターゲットの命を奪う必要があるのか。この行動は単にSCP-096の感情によるものだと断言するべきでしょうか?

投稿者は、SCP-096は攻撃本能ではなく何かしらの条件に基づき行動している可能性があるのではないかと考察します。

以下に、投稿者の仮説を3つ提唱します。

仮説1 自己認識説

SCP-096の行動を見る限り「顔を認識されること」に強い拒否反応を示しているのかもしれません。

実際、顔を他者に認識されることでSCP-096は自分の存在を強制的に知らしめる状態に陥ります。

また、SCP-096は距離や媒体を問わず顔を見た対象に反応します。

このことから、トリガーは物理的な接触ではないと考えられます。前述したように、このSCPを認識することそのものでしょう。

即ち、このSCPはいかなる手段を用いられてもなお、自身の顔を見られることに強い拒否感を覚えていると考えられるのです。

ただし、この仮説では「なぜ対象者の命を必ず奪うのか」についての説明がやや弱くなるかと思います。

仮説2 存在暴露説

SCP-096は、本来「認識されてはならない存在」であるという説も提唱します。

この仮説は少々斜め上を行く内容となっています。

顔を見られるという行為は、その存在が暴露されることを意味します。

その結果、SCP-096は目撃者を排除することにより、再び「自身が認識されていない状態」に戻ろうとしている可能性があります。

この仮説の強みは「なぜ対象を仕留めるのか」について説明できる点です。目撃者が生きている限り、SCP-096の存在は認識され続けてしまいます。

SCP-096は、顔を見た人物を消すために追い回すという本能に従い行動しているのかもしれません。

仮説3 強制発動説

SCP-096の顔そのものに「異常な認知的性質」があるとも考えられます。

つまり「顔を見る」という行為自体が異常性発現のトリガーであり、現象が強制的に発動するというものです。

この場合、SCP-096の意思はなく「現象の規則に従い動く現象」に近い存在と言えます。

実際に、異常性は極めて小さな画像を見ても発動します。それを踏まえると、この仮説には一定の説得力があるかもしれません。

ただしこの場合は、SCP-096が対象者を始末するという目的が説明しにくくなるという欠点があります。

有力説

投稿者は、仮説1の自己認識説を支持します。

SCP-096の特徴を加味すると、自身の存在を認識されることを極度に恐れており、暴露した者を排除しようと行動するのも納得できます。

結論。なぜSCP-096は逃げても無駄なのか?

報告書にはSCP-096の顔を一度でも見ると助かないと書かれています。

そして、そんな異常性を説明する上で最も有力なのは「自己認識」「存在暴露」が組み合わさったというものだと考えます。

  • SCP-096は自身の顔を認識されることを嫌っている。
  • このSCPは認識されてはいけないオブジェクト。
  • その結果として「顔を見た人間の命を奪う」という行動が成立している。

投稿者はそう考えています。

また、その過程にはSCP‐096の認知的な異常性も関与している可能性があり、完全に単一の原因で説明することは難しいでしょう。

  • 逃げても意味なし。
  • 隠れても意味なし。
  • 地球のどこでも追ってくる。

このSCPにはこうした性質があります。

そのため、一度でもSCP-096の顔を見てしまうと死は免れません。

SCP-096の恐怖の本質

SCP-096の恐怖の本質は、外見や暴力性ではありません。その顔を見た瞬間に逃げ場のない死が確定するという理不尽さにあります。

通常であれば、この手のSCPへの対抗策として隠れる、戦う、逃げるといった選択肢が存在するでしょう。

ですが、SCP-096にはそれが一切通用しないのです。どれだけ距離を取り逃げ続けようとしても、一度視認された時点で始末されます。

この性質こそが、SCP-096を単なる怪物ではなく恐怖の対象へと押し上げているのです。

また、これによりSCP-096を単なる怪物ではなく「回避不可能な概念的恐怖」へと昇華させているとも言えます。

こうしたことから、SCP-096の本質的な恐怖は「顔を見ることで命が尽きる」という単純さではなく、このSCPの理解しきれない行動の謎にあると言えるでしょう。

まとめると、SCP-096における真の恐怖は単なる暴力性ではありません。

「顔を見た瞬間に死が確定する」という点にあります。

SCP-096とSCP-173

SCP-096と対照的な存在としてSCP-173(彫刻 – オリジナル)が挙げられます。

SCP-096が、見られることで動くことに対し、SCP-173は見られることで行動を停止します。

シャイガイは見られることを嫌悪し、彫刻 – オリジナルは見ることで動きを封じられるといったように「視線」ですべてが決定するのは共通点として挙げられるでしょう。

要するに

  • SCP-096は視線を向けると動き出し
  • SCP-173は視線を向けると動きを抑制できる

ということです。

また、SCP-096は視線を向けること、SCP-173は視線を外すことが動くトリガーになるという特徴も興味深いです。

こうした点から、SCP-096の視認という行為は単純な対象者の確認ではなく、自身の異常性を発現させる条件になっていると考えられます。

まとめ

このSCPをまとめると次のようになります。

  • オブジェクトクラスにEuclidに分類されているSCP。
  • 背丈は約2.38メートル、両腕は1.5メートルの人型実態。
  • 直接、写真、映像記録を問わず顔を見た人物を追い回し命を奪う。
  • SCP-096は認識されてはいけないオブジェクトだと考察できる。
  • 真の恐怖は顔を見た瞬間に死が確定するという点。

最後に

ありつむぎ
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内容は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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タイトル: SCP-096 – “シャイガイ”
原語版タイトル: SCP-096 – The “Shy Guy”
訳者: 訳者不明
原語版作者: Dr Dan
ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-096
原語版ソース: http://scp-wiki.wikidot.com/scp-096
ライセンス: CC BY-SA 3.0

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